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ブラジルか島田紳助に頼ればなんとかなる話

私は今年、後厄です。知ったのは昨年の年末に友人と喋っている時。「うちら本厄やからさ〜」と言っていたので知りました(遅)。本厄である一年の終わりに知ったぐらいなので、厄年かどうかという概念は私にはありません。
厄年以外にも、良いことではない占いも私は全力でスルーしています。基本いいことしか信じていません。以前友人が占いをしてもらった時に、30歳で死ぬと言われたそうで真剣に悩んでいました。そんなこと言う?!と占い師の発言と、なんで無視しないん?!と彼女の苦悩にも驚きましたが、そんな彼女は36歳になり元気に生きています。
こんなことを言うとスーパーポジティブ人間だと思われることもありますが、私はそんな人間じゃありません。石橋を叩いて叩いて叩きまくってたまに壊すようなタイプです。


きっかけは夫の一言

今はこんな私ですが、元々は厄年とも本気で向き合っていました。母がよく言っていたんです。「30代の厄は本当に大変やで」と。ふーん、そんなもんなんかな、ぐらいしか思っていませんでしたが、実家から厄払いの矢が郵便で届いた時には「マジか」と思いました。「これで厄から守ってくれるからな」とメッセージ付き。しかもどこの神社でどうやって買いに行ったかも電話で教えてくれました。…果たして、母が恐れていた厄はこの矢で回避できるのだろうか。30歳の私は疑問でしたが、こうして無事生きているので役目はあったのでしょう。

そんな当時の本厄の年に、結婚したばかりの夫が怪我をしたりと何かと大きな出来事が続きました。全て夫の不注意が原因でしたが、毎日矢を見ているせいか夫が「かおりの厄が俺に移ったんや!」と言い出しました。今思えば、母からもらった矢を毎朝目に入るベットの横に置いている私も悪いですが、それよりも他人の厄が移るシステムは聞いたことなかったのでその発想に驚きました。「移るわけないやん!本厄は私やで」と主張しますが、夫は納得せず。「かおりの厄で俺が怪我をした」と主張。私は私で「私は元気や!私の厄を勝手に使うな!」と両者譲らず。結婚してすぐだったので、世の中の離婚の原因が価値観の違いという理由にすごく納得がいきました。

(なんでやねん。自分が原因やのに、他人の厄のせいにするなよ。しかも世界中の同い年の女性、数億人が全員厄年な訳ないやん。そんなんやったら地球終わるやん。)とぶつぶつ思った時に、ハッと気づいたのです。厄年という考えは日本独自のものではなかろうか。もし地球の裏側のブラジルに厄年みたいなものがあったとしても、私は知らずに普通に生きている。もしかしたら、考え方次第で厄年もなかったことにできるのでは??と思うに至りました。(私の自論です)

結婚生活の円満のカギ

こうして私は純粋な日本人であるにも関わらず、たまに「ブラジル人だったら…」と想定するようになりました。ブラジル人には何年生まれの女性が今年は本厄だ、とかないだろう。もし、ブラジル特有の慣習があったとしても私は日本人だから関係ない、という矛盾だらけの無茶苦茶な自論を盾にかわしています。
でもこれ意外と、日常でも使えるんです。

例えば、夫が仕事がしんどいと愚痴ったとします。職場の人間関係が苦痛で仕事に行きたくないと言っていたとして、関係ない妻の立場で言うべき言葉はほぼありませんよね。せいぜい「頑張って」「そうだね」など夫の頑張りを認めて、気持ちに寄り添ってあげるのみです。もしこれ以上に何か言えるのであれば、「私はこう思うよ」と私の気づきを言ってあげるぐらいでしょう。でもそんなこと夫は既に分かっています。「そうじゃないねん…」「それはそうやけど」そんな言葉が返ってきて何も解決はしないまま、翌朝を迎えます。

でも解決なんてしなくていいんです。いや、しなくていいと言うと語弊がありますが、夫の問題で私の問題ではないから私がわざわざ解決してあげなくてもいいのです。頑張れ夫よ、私はあなたを信じている!夫の世界で一番の応援者になるのです。

それで事態が治ればいいのですが、たまに「まだ続いていたの?!」と長期に渡ることもあります。ずっと聞いていると(それ前も言ってたね…)(そんなことずっと言っててもしょうがなくないか…)など、世界で一番の応援者でも聞いてて苦痛になることも出てくるでしょう。何も解決しないまま月日だけが流れ、お互いのストレスも溜まってしまいしんどいですよね。そんな時に思い出していただきたいのが、「ブラジル人だったら…」戦法です。

ちなみに、この戦法は『ブラジル人』に限らず、他の言葉でも変換できます。今回は『性根腐った人間だったら』に置き換えてみましょう。
もし夫が性根腐った人間だったら、職場に爆破予告をしているでしょう。もしくは、突然辞表を叩きつけて帰って来て、ニートになり家にずっとこもるかもしれません。しかし、夫は愚痴を言いながらも仕事に行き、なんだかんだ仕事をして帰って来てくれます。爆破予告しないし、その他の犯罪もしないし、辞める言うても辞めないし、引きこもってないし、それなりに笑って過ごせてる…夫はなんて素晴らしい人なんだろう、性根腐った人間じゃなくて本当によかった。。。
こうして何も解決しませんが、悩みが人生を揺るがすほどの事でもないと知れます。

【応用】島田紳助ver

何度も言いますが、事態は全く解決しません。しかし真反対の人間を想像すると気が少し楽になります。きっと、それよりかはだいぶマシやな、と自分を客観視できるからです。

これに島田紳助戦法も加われば最強です。
島田紳助戦法とは、嫌なことをされたら「この人前世、蚊やったんやな」っていうやつです。前世が蚊やからこんなこと言ってくるんや、と思うとこちら側の受け取り方が変わります。「人間一回目やからこんなことも知らんのやわ、お気の毒に」で、嫌なことも流していくのです。

このように、何か嫌なことをされたら、前世は蚊やったんやな戦法でスルーしましょう。何か疑問を感じたら、ブラジル人もそう思うかな?戦法で自分を全肯定しましょう。好きな人が困っていたら、性根腐った人間だったら?戦法で今を客観視しましょう。
これらの戦法はご存じの通り、矛盾だらけで問題解決すらしませんが、割と面白いのでおすすめです。

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