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里帰り出産は本当にいいの?(出産編)

里帰り出産(実家に帰省して出産すること)をするかしないかで迷うお母さんは多いと思います。特に初めての出産の場合、産後のイメージが湧かないので迷うと思います。
今回は、里帰り出産のメリット、デメリットについてお話したいと思います。

1.里帰り出産のメリット

里帰り出産のメリットは3つあります。

1.家事のサポートがある
2.先輩お母さんからアドバイスがもらえる
3.孫の成長を見せられる

1-1)家事のサポートがある

サポーターは赤ちゃんから見た祖父、祖母、おじ、おば等で、サポート内容は食事、洗濯、掃除、育児などです。
出産後は、24時間育児どっぷりの生活が始まります。新生児(生後1か月までの赤ちゃん)は、頻回な授乳(1日8回以上)、おむつ交換(1日10回以上)、寝かしつけ、沐浴…とイベントが盛りだくさんです。赤ちゃんのお世話に加えて家事も、となると考えるだけでギブアップしたくなりますよね。
実家でサポートしてもらうことは、赤ちゃんのお世話に専念でき、またお母さんの休息時間も確保しやすくなります。

1-2)先輩お母さんからアドバイスがもらえる

先輩お母さん(妊婦さんから見た実母または義母)の育児経験を生かしたアドバイスがもらえます。例えば、赤ちゃんの抱っこや寝かしつけの仕方など、素晴らしい技を身近で伝授してもらえます。特に、赤ちゃんの体調が悪い時などは相談しやすく、冷静に対応してくれるのではないでしょうか。「母は強し」の言葉のように、出産・育児を経験してきたお母さんは本当に心身共に強いです。

1-3)孫の成長を見せられる

新生児は日々の成長が著しく、そんな孫の成長を身近で見せてあげられることは、素敵な親孝行だと思います。

2.里帰り出産のデメリット

次にデメリットを3つお話していきます。

1.お父さんと過ごす時間が少ない
2.家族のスタートラインに夫婦で時差がある
3.気を遣う

2-1)お父さんと過ごす時間が少ない

二人の赤ちゃんなのに、ちょっとした赤ちゃんのしぐさや成長をすぐ隣で分かち合うことができません。お父さんは携帯電話の画面越しでしか成長を感じ取れないことが多いです。

2-2)家族のスタートラインに夫婦で時差がある

里帰り出産は、1か月健診が終わると自宅へ戻るお母さん・赤ちゃんが多いです。1か月間赤ちゃんと過ごしてきたお母さんは、育児のスキルを習得し赤ちゃんの生活リズムにも慣れていますが、お父さんは1か月遅れでやっと育児のスタートラインに立つのです。おむつ替え、抱っこ、寝かしつけの方法、赤ちゃんの生活リズムについて、お父さんに伝授しなければなりません。気持ちに余裕をもって接することができればいいのですが、産後のお母さんは心身共に疲れています。その時差にイライラすることもあるかもしれません。

2-3)気を遣う

実家と言えどやはり気を遣うことも多いです。大切な家族だからこそ負担をかけないように気を遣ってしまうのです。
また、育児情報は時代と共に変化し、先輩お母さんのアドバイスが現代の育児方法と異なる場合がたくさんあります。先輩お母さんが悪いのではなく、時代は流れているので仕方がないことなのです。昔と今の情報に板挟みになり、お母さんは気を遣ってしまうことが少なくありません。
気を遣い過ぎると心身共に疲れてしまいます。

3.まとめ

私は里帰り出産と里帰りしない出産の両方を経験しました。里帰り出産では実家のサポートで助かりましたが、家族のスタートラインは夫と時差があり何度も衝突しました。里帰りしない出産では、夫と一緒にスタートラインに立つことができ、同じペースで同じ方向を向いて育児をすることができ今に至っています。
新しい家族はお父さんとお母さんで作っていくのです。祖母、祖父と作っていくのではありません。
「じゃあ里帰りしない出産の場合、サポートはどうするの?」と不安になる方も多いと思いますが、大丈夫です!いろんな方法がありますので、また次の回でお話していきたいと思います。

里帰り出産のメリットは…
1.家事のサポートがある
2.先輩お母さんからアドバイスがもらえる
3.孫の成長を見せられる

デメリットは…
1.お父さんと過ごす時間が少ない
2.家族のスタートラインに夫婦で時差がある
3.気を遣う

メリット、デメリットをよく考えて家族のスタートラインとなる出産する場所を選んでくださいね。

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