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【相談室】ミルクを足すことに罪悪感があります

今日は、
お母さんからのご相談に
お答えしていきたいと思います。

《相談内容》
生後6か月
「完全母乳で育てたかったけど、
赤ちゃんの体重が増えなくて
母乳とミルクの混合で育てています。
ミルクを足すことに対して
罪悪感があります。」

罪悪感を感じながら
赤ちゃんの体重が増えるために
葛藤しながら授乳を頑張っていたのですね。

お母さんの気持ちを考えると
心のバランスをとるのが
本当につらかったと思います。

1.完全母乳と混合栄養で何が違う?

最近のミルクは、進歩がすごくて
ほぼ母乳と同じ成分になっています。

大きく違う成分は
母乳には免疫が含まれています。

混合栄養の場合、
母乳も飲んでいるので
お母さんの免疫は
しっかりと赤ちゃんに届いていますからね。

「母乳の方がいい」という
漠然とした情報が流通していますが
実際にどんなメリットがあるのか
知らない場合が多いのが現状です。

2.授乳は何のためにする?

そもそも、
授乳は何のためにするのでしょう?

赤ちゃんが栄養をもらい、
生きていくことができるため

人間が生きていくために必要な
生活の三大要素である【衣・食・住】
このうちの【食】に相当するのが授乳です。

【食】が満たされていれば
その方法や内容はどんな形でもいいのです。

つまり、

赤ちゃんに栄養が届けられればいい

そうなんです。
赤ちゃんにとっては
胃袋が満たされていれば
欲求が満たされているので
胃袋の中身に多少の違いがあろうとも
それは何の問題もないのです。

3.母乳育児で大切なこと

私も、初めて子育てをした時は
「子供にいいことはとことんやろう」
「自分がしんどくても我慢して頑張ろう」
ものすごく頑張っていました。

その結果、
疲れ果てて
自然と笑顔が消えて
夫に八つ当たりする日々でした。

そこで、気付いたのです。

赤ちゃん(家族)が一番必要としているのは、
お母さんの温もりと笑顔

それからは、
頑張ることを辞めました。
急に辞めることはできなかったので
少しずつ、手を抜けるところから抜いてみました。

すると、
自分の心と体に余裕ができ
自然と表情が穏やかになったのです。

本題に戻りますが、
母乳で育てたとしても
ミルクも併用しながら育てたとしても
赤ちゃんの欲求が満たされていれば
何の問題もありません


お母さんは、頑張ろうと思わなくても
自然と子供のために一生懸命に頑張ってしまうのです。

育児は20年続く
長い長い長距離走
です。
ペース配分がとっても大切です。

長距離走を完走するために、

今日も赤ちゃんが元気に過ごせていた。それでよし!

という気持ちで、
自分のペースで
赤ちゃんと向き合ってもらえたらいいなぁ…
そんな風に思います。

罪悪感を持ったり
自分を責めたりするのではなく、
赤ちゃんが毎日体調を崩すことなく
元気に過ごせているということに
自信をもって過ごして欲しいと思います。

お母さんは、
本当によく頑張っています。
そのことは、赤ちゃんにも
ちゃんと伝わっていますよ。

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