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“個人の事情”は子育てだけじゃないから。違いを認めフォローし合うことで生まれる新しいカルチャー

LayerXの川口(cathy)です。
他の誰かになろうとせず、自分を認めて自分らしく働き生きる。そんな人を増やしたい思いを込めて“Career Ownership”から、連載企画"Career Ship"を立ち上げました。

今回はその第4弾の記事をお届けします!(前回の記事はこちらから)

今回はバクラク事業部インサイドセールスの山本さん(以下、Natsuna)に、子育てをしながらLayerXで働くリアルについて話を聞きました。

営業一筋10年のキャリア。でも「本当は向いていないと思う」

cathy:まず、自己紹介をお願いします。

Natsuna:バクラク事業部でエンタープライズ向けのインサイドセールスを担当しています。新卒で酒類の輸入販売会社を経験したのち、マーケティング支援のスタートアップに転職しました。その後スマートニュース株式会社に営業職としてジョインしました。業界は変わっても、ずっと営業職ということは一貫しています。

cathy:Natsunaさんも私も2023年4月の入社なので、実は同期なんですよね。

Natsuna:確かにそうですね(笑)

cathy:Natsunaさんは入社当時からエンタープライズの担当なんですか?

Natsuna:2023年4月に入社した当初は「バクラク請求書受取」のチームでのインサイドセールスを担当していました。その後、7月にエンタープライズ向けのインサイドセールスポジションを新設することになり、「やりたい」と手を挙げたことがきっかけです。

cathy:入社して3ヶ月で手を挙げることは、かなり勇気のいることだったと思います。

Natsuna:LayerXへ入社したときからずっと、いかに事業に貢献できるのかということを意識して働いてきたので、エンタープライズへの挑戦もそういう思いが背景にありました。

cathy:今、子育てをしながら働いていらっしゃいますが、ずっと営業職でキャリアを積んでいくイメージを持っていたのでしょうか?

Natsuna:それで言うと、履歴書に書けるポータブルスキルが営業経験だったので、その積み重ねをゼロにして違う職種に移ることができず、今に至るというのが正直なところです。私は、売り上げや数字を追うよりも、目の前のお客様が喜んでくださることにやりがいを感じるタイプなので、「本当は営業職に向いていないんじゃないか」と悩みながら10年近く営業を続けています(笑)

左:cathy 右:natsuna

毎日17時に退勤。新しい働き方が生んだチームの成果

cathy:それはもう「向いている」ってことだと思いますよ。Natsunaさんは現在、時短で働いているわけではないんですよね?

Natsuna:そうなんです。フルタイム勤務なんですが、17時には仕事を終える働き方をしています。LayerXに入った時から「17時に帰る」という働き方をしているので、私自身というより、それを受け入れるチームのメンバーが大変だったと思いますね……

インサイドセールスチームは若手のメンバーも多く、数字を作る意識の強いチームなので、そこに私のような働き方をする人間が入ることで、モチベーションを下げてしまうのではという懸念はありました。

それと、毎日の架電が終わると夕会で報告や共有をするのですが、私だけがそれに出席できないので、情報のキャッチアップに難しさを感じていましたね。

cathy:その壁をどう乗り越えたんですか?

Natsuna:素直に、朝会の時間で作戦会議をする時間を作ってほしいと相談したんです。そうしたら、チームのみんなが「いいよ、ぜひやろう」と言ってくれて。朝、情報共有と作戦会議をしてから1日の仕事をスタートする流れにした結果、私自身が働きやすくなっただけでなく、チーム全体の成果にもつながり、最終的に他のチームも真似をしてくれるようになりました。

cathy:子育てをしながら働く難しさはありますか?

Natsuna:子どもがまだ小さいので、しょっちゅう風邪を引くんです。そうすると、自分は元気でも自宅で子どもを見ないといけないので仕事ができなかったり、子どもが治った後にその風邪をもらってダウンしたり……子どもが生まれるまでは、風邪をひいて寝込むことって一年に一回くらいだったので、そういう自分ではコントロールできないことが増えることは大変だと感じます。

ただインサイドセールスチームはとても柔軟なので、「数時間だけ抜けるから、その間フォローしてほしい」といったお願いがしやすくて本当に助かっています。子育てだけでなく、ご家族の病院の付き添いや、ご自身の通院など、それぞれの事情で休まなければならない場合にも、積極的にフォローしあっている印象です。

LayerXはまだまだ伸び代のある組織

cathy:子育てをしながら働くにあたって、LayerXという環境はいかがですか?

Natsuna:まず、圧倒的に女性メンバーが少ないと感じています。なので、女性特有の体調面の悩みなどをラフに話せる環境が少ないのは現実としてあるなと感じますね。仕事をする上では、みんながお互いを助け合う空気があるので、子育て中でもやりづらさを感じることは少ないのですが、もうちょっと女性メンバー同士の繋がりが生まれるといろんな悩みを共有できていいなと思っていました。

なので、最近この"Career Ship"の取り組みから、女性特有の悩みなどを共有できる雑談チャンネルがSlackにできたことは本当に嬉しかったです。これまでは名前くらいしか知らなかった女性メンバーと仲良くなるきっかけができ、今ではランチの約束が増えました。

まだまだLayerXは女性社員の割合が少ない組織ですが、子育て中の男性メンバーはたくさんいるので、子育てに関する理解はすごくある環境だと感じています。「事業や会社には興味があるけど、働きやすさの面で不安」と思っている方がいたら、意外と大丈夫ですよと伝えたいですね。伸び代しかない環境なので、柔軟な組織を作りながら、世の中のためになる事業に泥臭く向き合っていきたいと思う方と一緒に働けたら嬉しいです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました!
本連載はまだまだ続きますので、ぜひ次回以降も楽しみにしていただけたら幸いです。
そして、LayerXに少しでもご興味持っていただいた方、ぜひカジュアルにお話しましょう!
cathyのカジュアル面談窓口


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