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仕事も子育ても完璧!?いいえ、時には諦めても手を抜いても良いんです——3人の子どもの母に聞く、LayerXでの子育て事情

LayerXの川口(cathy)です。
他の誰かになろうとせず、自分を認めて自分らしく働き生きる。そんな人を増やしたい思いを込めて“Career Ownership”から、連載企画"Career Ship"を立ち上げました。

第5弾のテーマは「LayerXで働く母たち」。(前回の記事はこちらから)

今回はバクラク事業部カスタマーサクセス部の桑原さん(以下、yukashi)とHRの小瀬川さん(以下、cose)にインタビュー。ふたりは3人のお子さんの母という共通点があります。「仕事も家庭も両立するバイタリティ」を持つイメージだったふたり。「平日は洗濯物が干しっぱなし」「疲れた日は床に寝転びながら出前をする」など、ありのままを話してくれました。

3人の子育ては「終わり」も「正解」もない果てしない道

cathy:今回は、LayerXの「働く母」をテーマに、2名のメンバーに来ていただきました。まずは自己紹介をお願いします。

yukashi:バクラク事業部カスタマーサクセス部に在籍している桑原です。社内ではyukashiと呼ばれています。前職もSaaS業界で、事業企画部の仕事をしていました。主には、顧客管理や案件管理などバックオフィス関連の仕事です。その後、新設のカスタマーサクセス部の立ち上げも経験しました。

cose:HRの人事企画プランニングチームに所属している小瀬川です。HRに紐づく制度設計やその運用を担当しています。

cathy:おふたりは入社してどれくらい経つんですか?

yukashi:私は2022年6月入社なので、もうすぐ丸2年です。

cose:私は2023年8月入社なので半年ですね。

yukashi:実は、coseさんとは社内のK-POP好きが集まるオフ会つながりで仲良しなんです。

cose:業務ではほとんど関わりがないんですが(笑)。Slackの雑談チャンネルが盛んなLayerXならではの交流だなと思います。

cathy:そんな仲良しのおふたりに、子育てしながら働くリアルをお聞きしていきたいのですが、ちなみにお子さんはおいくつですか?

yukashi:上から中学3年生、小学6年生、小学3年生で全員男の子です。

cose:私も3人いて、小学校4年生、この春小学生になる6歳と4歳です。

cathy:おふたりとも3人のお子さんがいらっしゃるんですね。子育て中のメンバーが多いLayerXでも、3人のお子さんのお母さんは珍しい気がします。

yukashi:確かにそうかもしれません。我が家は絶賛、反抗期をどう乗り越えるかの壁にぶち当たっているところです。構うと嫌がられるし、放置しすぎてもダメで……その加減がすごく難しいですね。

cose:私の場合は一番下の子が4歳で、だんだん手が離れてきて少しずつ余裕が生まれてきた時期なのですが、一番上の子が小学4年生でそろそろ思春期を迎えるタイミングなので、今から心の準備をしています。

yukashi:子育てに正解ってないですからね……私も毎日手探りですが、とにかく「常に応援団でいるよ」という気持ちは伝えるようにしています。いくら反抗しても、困ったときや挫折しそうになったときはなんだかんだ頼ってきてくれるので、一番の味方だということは日頃から伝え続けたほうがいいのかなと感じているところです。

左から yukashi,cose,tommy(対談当日は参加できず)

“完璧”な両立はできないから。家がぐちゃぐちゃだって良いんです

cathy:お仕事との両立はいかがですか?

yukashi:私は両立できていると感じています。今、長男が受験期で仕事を抜けたり休んだりしないといけないことが多い時期なのですが、チームのみんなが快く「いってらっしゃい」と言ってくれるのでとてもありがたいです。

ただ、自分自身の「やりたい」気持ちをいかに抑えるのかが今の悩みです。日々ものすごいスピードで変化を続けるLayerXで走り続けたい気持ちがある一方で、子どもも日々変化しているので、そういう葛藤はありますね。

cose:私は、上の子たちを育てながらつわりと闘っていた時期は、正直しんどかったですね。それはLayerXに在籍する前のことで、そのときも会社や同僚から嫌な反応はまったくなかったのですが、自分自身に対して情けなさだったり、周りへの申し訳なさだったりを感じていました。

今は子どもたちが大きくなり、自身のキャリアに向き合えているという実感を取り戻せてきています。ただ先日、夫から「家にいるとき、ずっと仕事をしているね」と言われて。自分ではそんなつもりはなかったのですが、ハッとしました。自分の時間が取れるようになった分、その時間をどう使うのかもっともっと考えないといけないなと思った瞬間でした。

cathy:仕事と子育てを両立する上で意識していることはありますか?あるいは、両立なんかしない!と思っているとか。

cose:最初の育休から復帰したときは、これから生活を立て直して仕事と育児を両立できるくらい落ち着くときが来るはずと思っていましたが、「これは永遠に落ち着かない」んだと気づいて(笑)。その割り切りができてから結構気持ちが楽になりましたね。

yukashi:まさにですね。加えて、いかに自分のモードを切り替えるかはかなり意識しています。どんなに仕事が残っていても、この時間になったら一旦は家庭モードになると決めています。

そういう話をすると、「仕事も家庭のこともバリバリこなしている!」と思われるんですが、実際はもっといい加減です。洗濯物も平日は畳まずに、自分で取っていってもらうスタイルですし(笑)

cose:私も、家がぐちゃぐちゃになることに対して完全に諦めていますね。仕事でクタクタの日は床に寝転がってUber Eats頼みますし(笑)。すべてを完璧にこなすのは無理なので、時には両立ができなくても良いと思うんですよね。

yukashi:すごく共感します……どうしても頑張らないといけないときは気合いで乗り切りますが、そうじゃないときはできるだけエネルギーを使いたくないって思っちゃいます。

cathy:「両立」っていう言葉が「ふたつを完璧にする」イメージで語られがちだと思うのですが、それだとすごく苦しくなってしまいますよね。

cose:体力も時間もすごく限られるなかで、これまでの自分の定常を100点としたときに、自分で見切りをつけて80点で出さないといけない。そういう決断を受け入れられるまではすごく辛かったですね。「80点でも良いからやる」と決められるようになってからは、主導権が自分の手に戻った感覚がありました。

子育てと仕事を両方経験しているからこそ分かる自分の一面や価値観ってあると思うんです。どうしてもどちらかを選ばないといけない局面になって初めて気づける自分の本心みたいな。そういう「自分でも知らなかった自分」に出会える楽しさはありますね。

「家族ファースト」や「雑談チャンネル」仕事に直結しないカルチャーが心の支えに

cathy:おふたりから見たLayerXっていかがですか?

cose:バックグラウンドもそうですが、仕事のスタイルなどもみなさん個性があるなと感じています。そういう多様なメンバーが同じチームとして働いていることは、純粋にすごいことだなと。

yukashi:私は入社して2年ですが、その間に子どもたちとの時間がしっかり作れるようになった実感があります。子どもの行事には絶対に参加できるし、何よりそういうことも全部受け入れてくれるメンバーが本当に多いんです。私は一人で子育てをしているので、LayerXの「家族ファースト」のカルチャーにはとても支えられています。

「雑談パパ・ママ」というSlackチャンネルもあり、育児の相談や失敗の共有が気軽にできるのも嬉しいですね。

雑談パパ・ママチャンネルの投稿

cose:あのチャンネルは癒しですね。fukkyy(福島)さんやymatsu(松本)さんもよく投稿しているので、一緒に子育てをしている気持ちが安心感につながります。

あと、冒頭でお話しした趣味のオフ会も子育ての息抜きになっていますね。子育てをしているとなかなか平日の夜に出かけることが難しいのですが、みんなと会えることが嬉しくて頑張って家庭内調整をしています(笑)。仕事だけではない繋がりの多様さもLayerXの良いカルチャーだなと思います。

cathy:最後に一言ずつお願いします。

cose:LayerXの羅針盤って「こういう行動はやめよう」と書かれているものの「こうあるべし」とは言っていないんですよね。組織の成長や成功の定義が限定されていないように、一人ひとりのメンバーの成長や成功も多様だよねというメッセージだと、私は受け止めています。なので、私自身も形にとらわれずにキャリアを築いていけたら良いなと思いますし、この記事を読んで少しでもLayerXに興味を持ってくださった方と一緒により良い未来を作っていきたいですね。

yukashi:どんな家庭環境でも、諦めることがない社会になったら良いなと思うんです。シングルや完全ワンオペで仕事をしないといけない境遇でも、みんなで助け合って乗り越えられるのがLayerXの良いところだと実感しています。「一緒に」頑張れるメンバーばかりなので、ひとりで頑張ることに苦しくなっている方は、ぜひ飛び込んでみてほしいです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました!
本連載はまだまだ続きますので、ぜひ次回以降も楽しみにしていただけたら幸いです。
そして、LayerXに少しでもご興味持っていただいた方、ぜひカジュアルにお話しましょう!
cathyのカジュアル面談窓口

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