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クリスマス---父との思い出

子供の頃

子供の頃
クリスマスプレゼントは
なぜか男の子向けのおもちゃだった

例えば
ラジコンカーとか
まったく予想だにしない
サンタさんからのプレゼント

あれ?
サンタさんに
伝わらなかったかな?

って思いつつ

欲しいプレゼントではないから
正直 あんまり嬉しくて
心躍るクリスマスじゃ なかったんだよなぁ

だからクリスマスって
そんなに特別な感情が 今でも湧かないんだよね

家庭の事情

父はその家の長男で
私は三姉妹の長女

私が子供の頃は
まだまだ家制度が根強く残っていたから

父は私を後継ぎにしたかったのだ
しかも男の子として

ちょっと笑えるよね

でもそういう時代だったんだよね
跡取りがとても大事な時代

だから
外遊びもキャッチボールだったり
とにかく女の子らしい遊びと無縁
男の子の遊びが主流だった

思えば父の愛情は
子供の私からしても
ちょっと歪んでいて

自分がこうなれと思った通りに
相手がならないと
言葉の暴力が出てしまう人

それについていけないなと
母と姉妹三人は父と離れて暮らし

その後私は あることをきっかけに
完全に 絶縁をした

私が跡を継がないなら
私の息子に跡を継がせるって
言い出したのだ

いやー
家への執着心に恐ろしくなりましたね

え、そこまでして?!
何言ってるのかわかってる?!
って


それ以来ずっと会わず
連絡も取り合わず
どこにいるかも知らない状態だった

その父が今年の春に亡くなった

最後の2年間で
やってあげられることは全部やって
最後も見送れたので
それはそれでよかったなと思っている

家は途絶えた
正直 ほっとした


今の時代には あるあるだよね
これからますます 家が途絶えることは増えるよね


50歳になってやっと思う「ありがとう」


時系列がまたまた遡り ・・・

私は大人になった

男の子を出産した

その男の子が大きくなるにつれ
ラジコンカーだったり
キャッチボールだったり
男の子が好きな遊びの相手を
なんの苦もなくできたのは

まさしく
自分の子供の時に
こんな遊びたちに触れあっていたからだろう

ママの中には男の子の遊びは
あんまり得意じゃなかったりする人も多いけど

本気でキャッチボールやかけっこや鬼ごっこ
近所の男の子たちも集めて
一緒に混ざってやれたのは
幼少期の体験のおかげだな

と子育て中には思わなかったけど

やっと50歳になって思うことができた

幼少期の体験が
私の子育てにつながっていたんだな

やっと ちょっとだけ
ありがとう と思えてます

これって
「計画された偶然」
だったのかな?
なんてね。

そんな50のクリスマスです。

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