Bボタン連打してたら泡沫YouTuberになってた(あつ森実況はじめました)

25歳、泡沫作家、泡沫タレントに加えて泡沫YouTuberになりました。
もはや”新しい”という言葉すらつかないほどに生活に浸透したメディアとなったYouTube。
5歳の従姉妹はもちろん、実家に帰れば50代後半の母ですら見ています。
昨年には子供のなりたい職業の一位がYouTuberとなりました。
テレビですら殆どの番組への知見を持たずに専ら宝塚スカイステージを流し続けているほどメディアに疎い私は殆どこのYouTubeなるものを見た経験がありませんでした。
知っているYouTuberの知識は恐らく70代平均とほぼ一致することでしょう。
しかしながら、進み行く時代の中で停滞は後退と同義です。
確固たる意志を持って時代に逆行してゆこうというのなら、それはその人なりの進み方ですが、私にそこまでの意思はありません。流される波が来たのなら逆らって泳ぐほどの胆力がなく流されてしまおうと思ったのです。当初、私の中のYouTubeに対する知識のなさは偏見に近い形で固まっていて、人様に生き方を説いたり、叡智を授けたりするべきなのかと思っていました。しかし、そのような人間として生きてこなかったので、最初は名前を冠したチャンネルで何かを発信することを想像してはお腹が痛くなっていたのですが、あつ森の実況をすることに決まってから気楽に構えることができるようになりました。
私はYouTubeに出ることを恐れていたのではなく、気性の陰気さゆえに自分が主人公になることが苦手であるという自分に関する知見を得ました。
そんなこんなで始めたYouTubeですが、思いの外楽しんでいます。ゲーム内で自分の島に友人が遊びに来ることすら緊張するような人間であるにも関わらず、なんらかの面白さを誰かと共有したいという身勝手さは存分に持ち合わせているので、独り言を発信することで生物やらあつ森やら他のゲームやら漫画やら様々なコンテンツの面白みを誰かと共有できたらいいなと思っております。

あつ森こと『あつまれ どうぶつの森』は生物を愛好する者の目から見ても非常に良くできたゲームで昆虫の動き、博物館のクオリティ、四季折々の名もなき草花の美しさなど素晴らしい点を上げればキリがありません。
第一弾ではとりわけリアリティーにあふれた素晴らしい点をピックアップしました。
第二弾第三弾ではその中に見え隠れするツッコミどころに焦点を当てています。
現実にチコリータが存在しないことに気付いて嘆き悲しんだ幼子から20年近く経ち、流石にゲームと現実の区別がある程度つく大人になっているのでゲームのツッコミどころを重箱の隅を突くように指摘することにナンセンスさを感じない訳ではありませんが、私が所属する大学院のプログラムでは一介の学生に最新のNatureやScienceに掲載された一流論文にツッコミを入れさせる無茶振り授業があります。
今の科学は数多くの人のツッコミによって研ぎ澄まされてきましたし、これからも人間が知識の探求を続ける限り続くでしょう。鵜の目鷹の目で疑問点を探すこともまた自然の面白さであると思います。
そして、第三弾の今回は考察です!そもそも地球と同じ惑星であるかというところまで考えだすとキリがないですが、一応プレイ開始時に北半球の島を選択しているので北半球の島であることは確かなはずです。それではこの島は一体どこにあるのでしょうか?

昆虫の姿や生態には地域差が出ます。本動画に登場する昆虫だと同じオオムラサキであっても北の方が羽の黄色味が強い傾向にあったり、ホタルの光り方が違ったりするのです。
ゲーム内では「ホタル」とくくられていますが、ホタルの仲間は世界中に2000種、日本でも50種ほど生息しています。
ホタルといえば、夜光る虫というイメージが強いかもしれませんが、私たちの思うように光っているホタルはごく一部です。
ホタルは鳴き声の代わりに光の点滅で仲間同士コミュニケーションを取ります。
光る種類でもその光り方には違いがあるので違う種類のホタルを仲間と間違えてしまうことはありません。
日本の有名なホタルといえば、ゲンジボタルとヘイケボタルでしょう。かの有名な紫式部の物語の主人公「光源氏」に因んでゲンジボタルと名付けられ、ゲンジボタルより体が小さく光も弱いホタルを源平合戦で負けた平家に因んでヘイケボタルと名付けたと言われています。
あつ森のホタルは発光パターンから考えるとゲンジボタルでしょう。
同じゲンジボタルでも西日本のゲンジボタルの点滅スピードは2秒に1回、東日本のゲンジボタルは4秒に1回程度とかなり差があります。これは方言のようなものです。
光の点滅スピードが違うので関東と関西のゲンジボタルではコミュニケーションを取ることができません。
動画内では2秒に1回の点滅ではないなと思い、西の方と予想しましたが、その間に属する中部地方では3秒に1度程度点滅するのでもしかしたら、あつ森は中部地方が有力かもしれません。

また、光のコミュニケーションは人の目には儚く美しく映りますが、中にはその光を悪用するホタルもいます。北米に生息するフォツリス・ベルシコルというホタルのメスは他の種類のホタルのメスの発光パターンを真似することによって他の種類のオスを誘き寄せて食べてしまうという生存戦略を持っています。

ゲームに全てを詰め込み切ることはできません。特に自然をテーマにした場合、その全てを映し切ることは不可能であり、不要でもあります。
しかし、現実ではできないことを可能にするのもまたゲームの特性の一つです。
知識は興味のフックが一つあれば無限に掘り下げてゆけるものです。そのフックをたくさん提供するのがゲームならではの魅力だと思っています。

手探りで右往左往しながらチャンネルを作り上げて行こうと思います。
基本的に月・水・金に更新されるのでチャンネル登録よろしくお願いします。

#YouTube #あつ森 #ゲーム実況 #生物

【あつ森×ミステリーハンター】ホタルの光り方で島の場所が分かる?動物オタクがあつ森の謎を考察してみた【篠原かをり】【ゲーム実況】
https://youtu.be/1eszzR0c6kE

【あつ森】動物オタクがツッコミどころを真剣に考察してみた【後編】【篠原かをり】【ゲーム実況】【ミステリーハンター】
https://youtu.be/tyUtsAhZbLY

【あつ森】動物オタクがツッコミどころを真剣に考察してみた【前編】【篠原かをり】【ゲーム実況】【ミステリーハンター】
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動物オタクのミステリーハンター、あつ森ゲーム実況始めます!【篠原かをりチャンネル】
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