自由人も楽じゃない

自由に生きる!
なんと素晴らしい響きだろう!

でも決して楽じゃないんです。

自由に生きるには
テーマが必要です。

社畜だった頃は、
仕事、責任、仕事、責任…
オーバーワークで毎月の残業時間も100時間一歩手前
仕事そのものの一部分が
自分の夢に直結していたし
順調に結果が出ている時は、
なんの問題もなくやれているように思っていました。

本当に365日で休日は3日程度なんてときもありましたが
若さと夢と働きに見合った成果と安定した給与
まあ、不満もタラタラだったけど
将来に対する不安は全くなかったと思います。

しかし、急転する時がやってきました。
一部の心無い人のために夢を剥奪されたのです。
私自身は夢に向かって紆余曲折はあれど
少しずつ進んでおり夢を諦める時が来るなど
青天の霹靂でした。

もし、一時的に会社のために夢から離れても
再挑戦できる見込みがあればもう少し頑張れたかもしれませんが
会社のための決定でも、勿論私の為の決定でもないため
そんなものは一才ありませんでした。

理不尽に耐えかねて
心機一転、夢を引き継げるフィールドを求めて
転職することになりました。

幸い、同業者より幾つものお誘いを
頂きました。
最も熱心に勧誘していただき
且つ、条件も前職と遜色ないフィールドを選択出来た…
と思ったのも束の間、
くだらない派閥争いに巻き込まれ、夢どころか
板挟みの立場で精神的に病み始めました。

心身への異常が出始めたこともありましたが、
結局、誰かの思惑で夢に向かう土壌が作れない
夢に近づけば功績は誰かに攫われる!
そんな業界に
愛想を尽かして職を辞することにしました。

半生を通して身につけてきた技術や知識、人脈を放棄し
好きな時に働き好きな時に遊ぶ…
一足先に老後の隠遁生活に入ったようなものです。

ここで!
もう私にはこの先「生きる上でなんのテーマもない」と
気付きました。

何もかも嫌になって放り出し自由人になったのですが
その自由は「何のために使うのか?」と
自身に問えば、何の答えもありません…

自由人には、生活に必要なお金すら有りません
折りからのコロナ禍もあり
生活は破綻しました。
生活保護も検討するレベルにまで
生活は追い込まれました。
(実際は、生活保護を受けるレベルより月収が三千円多いと言うことで却下されましたが…)

何の目的で今日を生きているのかもわからないのに
時間だけが余ります。

再就職すればなんて気軽に勧められることもありましたが
確かに生活だけ考えればその通りなのですが
問題点はそこではないのです。

半生をかけた夢を失いポッカリ空いた自分の何かが
さらに余った時間を持て余して
何の気力も湧かない
「ああ、明日…人生が終われば良いのに…」と
思い続けるのです。

もし、自由人を目指す人がいるなら
「その自由は何のために必要なのか?何に使うのか?」
明確なテーマがあるなら
オススメします。

もしかしたら、金持ちにはならないかもしれませんが
「時は金也」
お金の代わりに時間が有意義に存在するなら
その自由はきっと素敵な事でしょう!

とりあえず、なんだか暗い話しですが…
私のテーマはこうして思ったことを書き殴り投稿するのを
継続して行くことです。

どこに縁があるか
どこに新たな気力の源があるかわかりませんが
「やろう!」と思えたことを
少しでも継続することからリハビリしたいと思います。

もし読んで頂けた方がいらっしゃるなら
自由人の、今後の変化も見ていただけると嬉しいです。




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