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笑えない話 社畜の物語(現実ですよ)

夢があった
だからそのために全てを投げ打っていた

振り返れば異常だけど
当時は気づけなかった
「社蓄」
飼い慣らされてしまうとそう言うものなのだろうか…

笑えない話1
週休二日制…
入社時の説明はそうなっていたし
休みの日は、母親の病院の送迎があるので
急に休みの変更は難しいと伝えていたが…

上司から
「来月から月一度だけ金曜日の午前中に会議をするから公休日が金曜日の人もスケジュールを空けておくように…」と言われた。
相談の余地はなさそうだったが、事情を確認すると
「金曜日の午前中しか全員揃うのが難しいから月1だけ頼む」と言われた
仕方なくタクシー運転手の友達に相談すると
「任せとけ無料で構わんよ!」とのこと
他に手段もなかったため甘えることになった
翌月、上司から
「会議の後のシフトが埋まらないから午前中だけ勤務して欲しい」と言われた
まあ、今更やしいっかぁくらいな気持ちで
承知した。
さらに翌月、金曜日の午前中のシフトに自分の名前が入っていた…
「そこのシフト埋まらないから、休み取りたかったら自分で代行探せ」と言われた
「えっ…」絶句したが、仕方なくスタッフ全員に確認をとった
当然埋まらないのは既に上司が確認を取って埋まっていない訳で
どのスタッフもことわられた
親しくしているアルバイトスタッフが、2人で交代で助けてくれるが、
かなり嫌々ではある…
そうなるとこちらも頼みづらい…結局
タクシー運転手の友達に毎週頼むことになってシフトに入ることになった

ここまでは午前中だけの話だったが
更に二ヶ月後、
金曜日の夜のシフトにも名前が入っていた
上司の説明
「そもそも選手はお前の趣味で仕事じゃないんだから他の人に負担かけるのはおかしい
選手指導を辞めて誰かと変わるんなら話は変わるけど
まあ、昼から夕方までは休んで良いから選手の時間以降はシフトに入るように」とのこと…
選手から月謝は取ってるのに仕事じゃない…?50名程度を一人で指導しているのに?
それならプール使用料を差っ引いて月謝全部寄越せよ!と思ったが
逆らわずに従った
結局、金曜日の扱いは出勤簿では公休…
実際は、午前中から昼過ぎまでシフトに入り
13時半から18時まで空き
そこから閉店業務、閉店後の清掃までしかも21時以降は一人で
作業することになった…
帳簿付けに清掃に一人でやると全然終わらない…
閉店は21時でも作業が終わるのは午前1時…
土曜日は朝練で6時には準備にかかる
家まで車で1時間…往復2時間…
段々と家に帰るのもキツくなってきた
結局、睡魔にやられて休憩にコンビニによればそこで眠ってしまい
また職場に戻るが普通になってきた
仕方なく帰宅を諦め職場の駐車場で夜を過ごすのが当たり前になる…
残業など一切つかない、公休は前述の通り…

そんな状態が日常になって暫く後…
笑えない話…
「来月から暫く、他店の応援に行ってほしい」と言われた
理由を尋ねると
「なんか、40日くらい公休が取れていないらしいから休ませてやれるように」とのこと…
「自分、もう2ヶ月以上休んでないですけど?自分が行くんですか?」
「まあこんな時に恩は売るものや」
…そもそも40日も休まずこき使われて休みもらったところで
誰が恩に感じるねん…
しかも電車で1時間半その他の移動も含めると往復4時間…

遂に大晦日と1月1日以外休みが無くなった…
体調不良なんて休めず四十度の熱でも勤務に付き
それでいて給与は月15万…
時給…悲しくなるよね
雇っているアルバイトは安くても900円以上なのに自分は…実質350円?

ブラック企業…と言われる企業は幾らでもあるが
底辺に近づくとこんな感じである…
働き方改革…そんな言葉を利用してもっと給与が安くなっているのが現実
と言う世界もある…

政治家さまたちにはわからない世界だろうけれど

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