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ポケモンのパーティ構築の手順について。

どうも、ポケモン大好きおじさん、kaomojiです。


先日に続けて
マイナーポケモンを活躍させたい!
ということで、
割とポケモンに慣れ親しんだプレイヤーでさえ悩む、
構築の練り方
から。

マイナーポケモンに限らず、ポケモンのパーティを練る上で
最初に使いたい1匹を決める必要があります。

ポケモン対戦では最初に決めた1匹を主軸に
弱点補完・技補完・役割補完をして組み上げていくのがベターです。
考えやすいよね。そのほうが。


ここでは、
例として
「マルヤクデを活躍させたいパーティ
を考えていきます。

マルヤクデがマイナーポケモンかどうかは個人の観点を含みます。
ご容赦ください。

で、まずはマルヤクデについて知ること。
知識は武器なり。



<s>カブさんの巨大枠</s>

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マルヤクデ
ほのお/むし
特性:もらいび・しろいけむり・(ほのおのからだ)
体重120kg
H(体力)100
A(物理攻撃)115
B(物理防御)65
C(特殊攻撃)90
D(特殊防御)90
S(すばやさ)65

弱点
4倍:いわ
2倍:みず・ひこう

抵抗
1/2:こおり・かくとう・むし・はがね・フェアリー
1/4:くさ

・物理攻撃力に利がある
・特殊攻撃も攻撃・HPに次いで高い。
・特殊攻撃も不可ではないが少し威力不足か。
・HP100、特殊防御が90。よって特殊耐久は並以上にありそう。
・一方物理耐久は低く、素早さもどちらかというと低め。
・物理攻撃の受け流しは厳しい。
・弱点タイプが3つだけ。
・抵抗が6タイプ。特性もらいびなら実質7タイプに抵抗あり

ステータスを見た評価はこんな感じでしょうか。

覚える技もある程度知っておきましょう。
対戦で使い勝手の良い技をいくつか挙げると

〈物理〉
フレアドライブ
ほのおのムチ
とびかかる
きゅうけつ
シザークロス
はいよるいちげき
パワーウィップ
かみなりのキバ
かみくだく
はたきおとす
ころがる

〈特殊〉
オーバーヒート
もえつきる
だいもんじ
れんごく
マジカルフレイム
かえんほうしゃ
むしのていこう
むしのさざめき
ソーラービーム
ねっとう
ねっさのだいち

〈変化技〉
おにび
とぐろをまく
まるくなる
ねむる
ねごと

割とレパートリーに長けていますね。


マルヤクデが使える技は
ほのおタイプ
むしタイプ
くさタイプ
あくタイプ
でんきタイプ
いわタイプ
みずタイプ
じめんタイプ
となります。

せっかく一番高いステータスである攻撃を主軸に考えていきたいので
今回の話では特殊技の考察をしないこととします。

パッと見はバランスよく万能な能力を持っていて
穴が少なそうな感じはするのですが、
まず第一に
ポケモンのシングルバトルでは「どちらが先に攻撃できるか」というのが
とても重要になります。

その上でマルヤクデの素早さステータス(種族値)65というのは
実は決して早くはありません。
高耐久で有名なしんかのきせきポリゴン2のように、回復技を使いながら
何度も攻撃を受け止めるだけの性能があればよいのですが
マルヤクデの耐久では残念ながら得意タイプ相手に繰り出したとしても
2回耐えて2回攻撃する・・・というのが関の山。
覚えられる純粋な回復技も ねむる のみ。
よく考えると、スキだらけですね。

タイプやステータス・特性。
覚える技の追加効果はもちろんですが
マルヤクデをメインとして活かすためには
マルヤクデだけの能力で考え完結させようとするのではなく
味方ポケモンでサポートを行うのがベターと考えましょう。
いわゆるガチポケのように、その1匹単体であれもこれも完結させられる能力を持っていない・・・1匹完結ができない=弱い、使えないという思考からまずは離れてみましょう。
結構これに縛られているトレーナーはいると思います。
いやー、でもこれだと◯◯◯が出てきた時どうしようもねーわ。
やっぱり使うの無理かなー・・・みたいな思考。

やめよ。離れよ。

ね。



で、味方のサポートというのは、
ひかりのかべ
リフレクター
オーロラベール
といった通称壁技によるダメージ軽減や

なきごえ
つぶらなひとみ
なかよくする
おきみやげ
といった相手の攻撃力を下げる技、

でんじは
おにび
といった相手の素早さ低減や行動の制限を狙ったり
攻撃力を下げたり定数ダメージを与えたりする技のことです。

要するに変化技ですね。


これらサポートが使えるポケモンを探す上で重要なのがタイプです。
マルヤクデが苦手な、いわ・みず・ひこうタイプを弱点とするポケモンでは
サポート前にボコボコにされるか、もしサポートできたとしても、
控えているマルヤクデがついでに倒されてしまう可能性があるため
サポートポケモンにはマルヤクデの弱点を受け止められる、逆にマルヤクデがサポートポケモンの弱点を受け止められるように考えましょう。

いわ・みず・ひこうタイプを受け止められるポケモンを探すと
みず/はがね
ドラゴン/はがね
くさ/はがね
あたりでしょうか。

現状ガラルでは、みず/はがねタイプのポケモンが対戦で使えないため
ドラゴン/はがね(ジュラルドン)
くさ/はがね(ナットレイ)
が、最適かと考えられます。

ジュラルドンにおいては いわ・みず・ひこう 全てを半減にでき
物理耐久も高く、マルヤクデとの相性は優れていると言えます。
また高速までは行かずとも、素早さも低くなく、
弱点もじめん・かくとうのみであり
弱点であるかくとうはマルヤクデで受け止められます。
また、等倍にあたるほのお技も、特性もらいびなら受け止められます。

ナットレイにおいては いわ・みず を半減にできます。
物理・特殊ともに耐久が十分に高く、
等倍のひこう技も一撃で倒される場面はほとんどありません。
マルヤクデの特性がもらいびであった場合
ナットレイが苦手なほのおタイプの技も受け止められます。

ここではせっかくなので
ソードシールドで新登場した
ジュラルドンを選択します。

ジュラルドンがシングルバトルで味方をサポートできる技といえば
ひかりのかべ・リフレクターです。
壁技でサポートしたのちに、新技てっていこうせんにて自主的に場を離れることも選択できます。
ほかにも、
でんじは・アイアンローラー・がんせきふうじ・バークアウト
ワイドブレイカー・ステルスロックといった、
相手の能力を下げたり妨害できる技を覚えることができます。
マルヤクデが苦手とするみずタイプやひこうタイプに相性がいい
10万まんボルトも覚えることができるので
サポートだけでなく、攻撃面でも
効果抜群の範囲は2匹合わせると優秀です。

ジュラルドンがサポートすることによって
マルヤクデには行動余裕ができるわけです。


ここでマルヤクデに覚えさせたいのが「とぐろをまく」です。

攻撃・防御・命中のステータスをアップさせることができる
高性能な能力アップ技です。

低めの防御力を補い、高い攻撃力をさらに増加させ
命中不安定な技も安心して使えるようになる素晴らしい技です。


マルヤクデの技が1つ決まりましたね。
とぐろをまく。

残りの技は、ほのお・むし
個人的にくさをおすすめしたいと考えています。

ポケモンは自身のタイプと同じタイプの技を使うと威力が1.5倍になるという仕様があります。
ほのお・むしタイプであるマルヤクデには
フレアドライブ きゅうけつ といった自身のタイプと同じタイプの技を
覚えさせるのがベターとなります。

なお、技の選択は自由なのですが・・・・
フレアドライブは高火力な代わりに反動を受けるため、きゅうけつなどの
回復可能な技で補完をとると便利かもしれません。
回復しながらバトルの場に居座るスタイルを考えないのであれば、
とびかかるで攻撃を下げる
はいよるいちげきで特殊攻撃を下げる
などが選択されます。
フレアドライブのように威力は出ませんが、
ほのおのムチで相手の防御力を下げながら戦ったり
また、物理防御力が突出して高いアーマーガアのようなポケモンを
相手する上で、例えばほのお技だけを特殊こうげきに変更し、
オーバーヒートやもえつきるを選択するのも手段です。
もえつきるを使うと、自身のほのおタイプが一時的になくなるため
みずタイプの技を等倍で受け止められるようになったり
等倍だったじめん技に抵抗を持つことができたり
ちょっとテクニカルな戦い方を魅せつけられます。

前述のくさタイプの技をおすすめしたい理由としては
みず・フェアリータイプを返り討ちにする目的です。
みずタイプはほのおタイプを半減で受け止め
フェアリータイプはむしタイプを半減で受け止められます。
同じタイプの技は1.5倍の威力になるものの、半減されれば実質威力0.75倍となってしまうため、
みず・フェアリータイプの弱点を取れるくさタイプの技を採用することで
ジュラルドンのサポートと、とぐろをまくによって上昇した能力をそのまま活用し続けることができる可能性を広めます。
また、苦手としているいわタイプのポケモンも同様にくさタイプの技を苦手としているため、マルヤクデにとって、くさタイプの技は苦手な相手を返り討ちにできる可能性を秘めている優れた技と考えられます。
マルヤクデが覚えられるくさタイプの物理攻撃技はパワーウィップ。
採用しましょう。


さあ。これで主軸2匹がざっくり決まりました。

マルヤクデ
ほのおのムチ・きゅうけつ・パワーウィップ・とぐろをまく
ジュラルドン
てっていこうせん・ステルスロック・ひかりのかべ・リフレクター

こんな感じでしょうか。

先ほどまでに考えたパターンを決めれば、バトルに勝てる可能性が非常に
高いと自信を持っているとして
そのパターンを相手に押し付けられない、2匹が共通して苦手なポケモンを考えましょう。

有名どころだと例えば

バンギラス
ギャラドス
ドラパルト

などでしょうか。

例に挙げた3匹であれば、タイプ相性を加味して、フェアリータイプのポケモンなら、ある程度有利に戦えると考えられます。
ギャラドスはでんき技で4倍、バンギラスはかくとう技で4倍の弱点を突くことができます。
でんき技、かくとう技が使えて、フェアリータイプ・・・・どうせならドラパルトにも強気で出したい・・・

そうですね、プクリンですね。
後出しは厳しいけど。

ノーマル・フェアリータイプのため、ドラパルトの主力技はどちらも無効。ノーダメージで繰り出せます。
物理・特殊技どちらでも、でんき・かくとう技を使えます。
さらにプクリンは特性かちきを持っているため、場面によってはギャラドスのいかくなどで逆にパワーアップすることも可能です。
リフレクター・ひかりのかべも覚えることができ、ステルスロック・ミストバースト・じばくも覚えられるため、今回においてはジュラルドンと同じ
役割も一応可能です。一応。


マルヤクデ
ジュラルドン
プクリン

こうやって、
対処が厳しいポケモンとそれに応じたポケモンを追加していきます。
上記3匹だとエースバーンが厳しいなあということで
ヤドランやドラミドロなどを採用・・・
トリル欲しいからヤドランだな・・・
次は・・・
よく見たら地面タイプも厳しいから
バルジーナを採用しよう・・・
最終的にみず、でんき、ひこうポケモンがちょっと辛そうな並びだから
マッギョ・ランターン・エレザードあたりがいいかな。

・・・という具合です。


こんな感じで


マルヤクデ
ジュラルドン
プクリン
ヤドラン
バルジーナ
ランターン

はい、パーティ6匹を選ぶことができました。

あとは基礎ポイント(努力値)の振分けと技構成を
各種練っていけばOKです。
本気の本気でやり込むなら、ダメージ計算も行なって調整しましょう。


まあ、これが一番面倒臭い作業なんで詳細省きますが。

ちなみにこのパーティの場合ヤドランさんが
トリックルームを使うためにほぼ選出され、過労死します。
こんな感じで順序を立てて考え組み上げ
マルヤクデを活躍させるためのパーティを完成させていきます。

他のポケモンの場合も、順序を立てて考え組み上げるのが大切です。

いかがでしょうか。

え、後半説明が雑じゃねって?


・・・ソンナコトナイヨ



結局のところマイナーポケモンに限った話ではなく、
ポケモンのパーティ構築を考える上で
この考え方はほぼ適用される話だとは思うのですが
マイナーポケモンはどうしても
対戦で使用率が高い人気ポケモンに比べると、インターネットに用意された育成論や情報が少なく、結局自分でイチから調べる手間などもあり

これらパーティ組み上げの手順を踏まずに、
誰かの考えた育成スタイルをそのまま流用してバトルしている結果、
自分のバトルスタイルに馴染まず、勝ちを掴めなかったり
結果マイナーポケモンじゃ全く勝てないとして、結局似たり寄ったりのポケモンに依存してしまい、
これなら誰かのレンタルパーティでいいじゃん、育てる手間不要じゃん。。となってしまい、
同じような戦い方をするだけのゲームとなり、それに飽きてしまい、
ポケモンはまあ、楽しいけどもう飽きたかな。。。
という感覚に陥ってしまう
わけです。


勿体無い!(押付)

twitterでポケモンかわいい、ポケモン始めました!、ポケモン大好きと言ってプロフがてらゲーム履歴書と自撮りをアップしてる女子に、一緒に遊びましょう!って声をかけたあの頃はポケモン熱、ポケモン欲に駆り立てられ、せっかくだからバトルもやりたいと思い、構築を練るためにアレコレ道具や育成環境を整え時間をかけてきたのに、ここで諦めたらその時間が勿体無いと思わないか!
途中であつ森に仲良し女子が移ったからポケモン熱が冷めた?
てめぇ男塾読んでこい!

男だろ!

熱くなれよ!

小学生にがむせっか教え込むぐらいポケモンが好きだった頃を思い出せよ!

課金を我慢して無料で努力しまくってきたソシャゲが
突然サービス終了したから意図せず遊べなくなったのとは
わけが違うんだぞ!

(CV:松岡修造先生のつもり)



はい、自分で書いてて面白みあんまなかったんでストップします。

ともあれね。
マイナーポケモンを活躍させるべく、
誰かの育成パターンを参考にはするものの、丸パクリせず
自分なりの解釈と構築を調べることで、
ポケモンというゲームへの知識が深まり
結果、自分のバトルスタイルが作られ、
マイナーポケモンでも勝ちをつかめる
いわゆる「ポケモンが強い(うまい)人」と言われるようになったら
なんか嬉しくない?


嬉しいはず。嬉しくなるよ、


ほら・・・この五円玉を・・・・見てごらん・・・・


マイナーポケでもマスターランクまでひょいひょい上がってる実況者や動画配信者を見ると、すげえなって思うでしょ。
君もなれるんだよ。すごいトレーナーに。


だから

<s>ほら・・・この五円玉を・・・・見てごらん・・・・</s>



本当の本当に対戦を始めたばかりの初心者は
強いと言われるポケモン(パーティ)でまずはポケモンの対戦の基礎を学ぶほうがよい。マイナーポケモンをいきなり使う意味はない。

という意見も耳にすることがありますが、
個人的には真逆と思っています。

強いと言われるポケモンがどうして強いのかわからなければ、
どんなに大会上位者が使うようなパーティを使っていても
安定して勝つことはできないでしょうし、
ポケモンの対戦は
「環境が変わるたびに、使われるポケモンや技が変化していくゲーム」
なので
いつまでも大会上位者が作った1パーティがいつでも強いままではないため、
ポケモンそれぞれへの知識理解が無ければ、
結局環境が変わった時には自分自身で強い構築を作り上げることができず、
いわゆるガチポケを組み込んでいるのに、
欠陥パだったわー・・・
勝てねー・・・
なーんて呟くことになってしまうわけです。

んで、結局誰かが作った強い構築をレンタルするか
それをそのまま自分で育てて使うか。です。
後者はまだ育ててるうちに色々気付けたりするんですけどね。

いやね、もちろんそういう楽しみ方もあるので
レンタルするのが悪いというわけではないんです。
ただ、そういう楽しみ方で素直に楽しめないから自分で構築したい。
でも自分の構築力が足りなくて勝てるパーティを構築できない
という悩みを抱えるトレーナーがそこそこ多い
のでこの話をしました。

昭和生まれのおじさんだからでしょうか。
少年漫画の主人公が強くなるために、手枷足枷をつけて修行し、
はずした瞬間鬼のように強くなるあの理論が頭にあります。

めっちゃやばい宇宙人を倒すためにか、地球の何十倍もの重力を
再現できる宇宙船に乗って何日も修行した野菜人とか

師匠のばーさんから与えられた試練で
手錠足錠つけて霊気をコントロールさせられたヤンキー中学生とか

そんな感じよ。





え、知らない?えーっとじゃあね・・・・・えー・・・・



まあ、要するに、
マイナーポケモンを使っても勝てる人は
ガチポケを使ったらもっと勝率が上がるという

そういう脳みそなんです。
マイナー調べる。ガチポケに勝つためにガチポケ調べる。
両方に詳しくなる。
つまりどれ使ってもそれなりに強い構築を練る能力が身に付く。


ね、この展開、進研ゼミでみたでしょ?


自分の好きなポケモンを使って
対戦で勝ちたいソコの君!

ぜひ、自分自身で
そのポケモンをバトルで活躍させるために
そのポケモンのあれこれ、
調べてみてください。



じゃ。

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