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夏だけのブルスケッタ─やみつき必至の枝豆グリーン

枝豆の美味しい季節がやってまいりました。

固めに茹でてお湯を切り、熱々のところに粗塩パラリ。ザルごとざっくざっくゆすって塩をまんべんなくからめたら、はい、いただきます。1袋なんてあっという間。まさに夏の味覚です。

今や枝豆は海外でも人気の的。アメリカではサラダに入れたりフムスにしたり。色がきれいだからどう料理しても映える、それもEdamameのいいところ。イタリアのスーパーでも冷凍のsoia edamameを売っているのを見かけました。

塩茹でするだけで美味しい枝豆ですが、ペーストにするのもおすすめなんです。練り胡麻やレモン汁などを加えるEdamameフムスもよいですが、わが家はパルミジャーノ・レッジャーノと松の実を加えたイタリア風に仕上げ、ブルスケッタやパスタにしています。

クセになるような極上のコクがあって、風味も、う〜ん、、最高!としか言いようがない。しかも見た目が本当にきれいです。アボカドやバジルも美しいグリーンですが、「変色」は避けられない。その点、枝豆はいつまでも美しいのが特徴です。

一度食べたらやみつきになる夏限定の枝豆ペースト、秘密のレシピをこっそりご紹介したいと思います。

*Pesto di soia Edamame 枝豆ペーストのレシピ*

材料:
枝豆 1袋 
パルミジャーノレッジャーノ 30g以上
松の実 小さじ1
オリーブオイル 大さじ3〜5
塩 小さじ1/2〜1

作り方:
鍋にお湯をわかし、枝豆を7分ほど茹でる(すりつぶすので、やや長めに)。

茹で上がったらザルに取り、粗熱が取れたら皮をむく。

飾り用に10さや程度残して、残りはフードプロセッサーに入れる。

ほかの材料もすべてフードプロセッサーに入れ、ペーストにする
*塩の量は味見して調整

飾り用の枝豆は薄皮もむいて軽く塩を振り、半量だけ適度に刻む
*すべて刻んでもよいが、いくつか丸ごと残しておくと見栄えよし

*枝豆ブルスケッタのレシピ*

材料:
バゲットもしくはカンパーニュ
オリーブオイル 適量
にんにく1片

作り方:
スライスしたパンの両面に、半分に切ったにんにくの切り口をすりつけて香りを移す

オリーブオイルをたっぷりまわしかけながら、フライパンで両面がカリッカリになるまで焼く
*先にパンを焼いてからにんにくをこすりつけてもOK。とにかく「良質なオリーブオイル」と「にんにく」、そして「カリッと焼くこと」が必須!

枝豆ペーストをたっぷり塗る

ちなみに、日本でブルスケッタというと「トマトをのせたカナッペ」のようなものが多いですが、むしろ具材は自由で、トマトは必須ではありません。

とはいえやはり、夏のトマトの「ケッカソース」はイチオシ。
枝豆の緑とトマトの赤。2つ揃えば最強よ!

そもそものブルスケッタは、良質なオリーブオイルと塩、胡椒だけ、あるいはそこにフレッシュなトマトとオレガノとにんにくだけ、というシンプルなものも多いです。もちろん、プロシュットをのせたり、茄子やパプリカをのせたり、本当に自由。そんなイタリア人にも「枝豆のブルスケッタ」は大好評でした!


パスタのソースにしても、ものすごくきれいで美味しいです。

ペーストはオリーブオイルで伸ばしながら使います。
パスタの上に「かける」のではなく、
フライパンで絡め合わせてからお皿によそうのがポイントです。
イタリア南部・プーリア州の名物パスタ「オレキエッテ」と。
手打ちのモチモチ感とさわやかな枝豆ペースト、好相性!


冷凍でしか手に入らない海外のEdamame事情を考えると、スーパーで普通に新鮮な枝豆が買える日本の夏は最高です。

せっかくの枝豆シーズンを逃さないよう、存分に味わい尽くしましょう。


#創作大賞2024 #レシピ部門

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