在廊前に読むnote ③ -会話の矢印どっちに向いてる?⑴ -
前回も変わらず内心ドキドキしながらの公開でしたが、ご覧いただきました皆さまありがとうございました!
今回は在廊前に読むnote ①でお話した
最初のお声掛け、
その後のシーンにあたります。
最初のお声掛けがスムーズに進んだら
いざ作品の話!…なんですが、
その前に一度落ち着きましょう。
ご来場者さまに伝える作品のお話を練習して
在廊に臨む作家さんもいらっしゃいます。
とても大切なこと。
せっかくの在廊の機会、自分の作品を見てほしいな。話も聞いてもらいたいな。
そう思いますよね。
どんな言葉を使えばより伝わりやすいのか、私もたくさん考えます。
作家の在廊時の応対能力の高さって
単純に【話の上手さ】とか【語り上手】と
思われがちですが、
応対って、矢印をお相手に向けるもの。
ご来場者さまとの会話が良い着地にならない、
その後のご縁に続かない、という経験が
たびたびあるなら
矢印を思いっきり自分に向けたまんま
しゃべってるからじゃないでしょうか?
一方的な売り込みも自分語りも、
ずっとは聞いてらんないですもん……
私がずっと携わってきた販売の仕事もそうでした。
多くの販売スタッフさんのロールプレイングや接客指導を担当してきましたが、
新人スタッフさんあるあるは、
お客様の興味の度合いを把握せずに
商品のいいところを伝えなくちゃ!と一生懸命に喋りすぎてしまう。
また商品を語るのが上手くなってきた時期のスタッフさんほど、悦に入って商品語りをしてしまう。
お客様に矢印を向けずに早々に商品を語り始めることを、
私は「うちの子自慢」と伝えていました。
その、うちの子自慢って
お客様は聞かされていて面白いかな?
お客様を置いてけぼりにしていませんか?と。
だから
在廊慣れしていない作家さんも、
在廊慣れしちゃった作家さんも、
「うちの子自慢」に陥るケースはあります。
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