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無意識に背負ってしまう

前回、記事にした男女共同参賀の講習会。

今日は、『心の負担をおろしましょう~一人で抱えない、家族に家事を押し付けない、家事半分術』

佐光紀子さんを講師としてお迎えした講習会。

てっきり、家事のノウハウを聞けるかと思っていたのだけど、そうした小手先のテクニックの話ではなかった。

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私と夫は、自分の物は個人的に断捨離を行っているし、あまり、物をため込まない方だ。

なので、個人の所有物については整理が出来ていると思っている。

でも、「家族共通の物」「子供の物」はというと…

私が、その整理、断捨離判断を行っている。

そんな話しの流れから、佐光さんからの提案されたいくつかのお話の中で、2つ心に残った物があった。

子供が片付けをやり始める年齢の頃から、
本人に任せた仕分けの練習をさせる

自分で、物を手放す練習させる。
私が判断するのではなく、子供自身で手放せるか?を考えさせる。そして、その手放し方まで一緒に実践してみる事で、自分の物は自分で整理すると教えていく。

所有者の境界線を作ってみる

例えば、学校のプリント。

両親への連絡事項として、連絡ボックスに入れるのは子供の責任。

そして、それを見て親が準備を必要する事を把握し、準備するのは親の責任。

と、誰がどこの部分に責任を持って、動くべきなのか境界線を作ってみる。

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と、教えられた事は簡単な事であったけど、その話しの途中で、

私は、全てを無意識に

「自分がすべき事だ」

と思い込んでいた事に気づかされた。

「私がこう考えたから、こうする」

というよりも、いつの間にか刷り込まれた

『母親は』

という考えで行動選択をしている自分に気づいた。
 
『母親だから』

その役割で、私は自ら先頭に立って家事を無意識の内に、取り仕切ろうとしていた。

でも、家族みんなで一緒に考えたり、トライ&エラーをする中で、何か私たち家族にとっての境界線が見えてくるのかもしれない。

自分一人の思い込みで、全てを抱え込まなくていいんだよ

それが、今回の授業で講師の方が、一番伝えたかった事だったような気がした。

なんだか、肩に手を置かれて語りかけられた様な。

そうだよね。

一人で生きてるのではなくて、パートナーや子供が居るんだもの。

一人で力まないで、それぞれ得意や境界線を作っていってみんなで家事を分担すれば。

力の入っていた肩が「フッ」と軽くなった。