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「モヤモヤ」を「課題」へと昇華する


先日、久しぶりにMIRAISの代表まゆみん株式会社LiB代表取締役松本洋介さん「育休中・復職直後キャリアとの向き合い方について」の対談イベントに参加してきました。

今回も、松本さんのシンプルで的確なアドバイスを聞く事で、復帰してからモヤモヤし始めていた心に「喝っ!!!!」

前回の記事に頂いたアドバイスを胸に、社会の大海原に戻ったのに、また、「モヤリエンヌ化」している私・・・。

そんな私やワーママで転職を考えている人たちに向けたシンプルで明確なアドバイスを受け取ってきました。その備忘録として。

<目次>
1. モヤモヤ発生の構造
2. モヤモヤを成仏させるには?
3. 今の時代は、自分の不安と戦う時代
4.時短ワーママが、限られた時間ですべきこと

1. ”モヤモヤ発生”の構造

松本さん曰く

「モヤモヤが湧いてくる=暇な時間がある」

と、のっけからカウンターパンチ。

(仕事も育児もアップアップしている中、暇な時間なんてないですが、、)と心の内を見透かすかの様に、その言葉の真義を語ってくれました。

(松本)
「『モヤモヤ』が出来るのは、周りをチラチラ見る時間が増えすぎている。自分で悩みや不安となる”ノイズ”を作っている状態だと思うのです。
そして、モヤモヤは何だか分からない事が多い。まずは、自分の考えが

『モヤモヤ(悩み)』なのか?
『課題』なのか?

を見極める事が大切だと思うのです。」

2. モヤモヤを成仏させるには?

確かに、今の私は、周りの同僚の仕事のスピード感に劣っている事、育休中に鈍った仕事の感覚に対してのコンプレックスや育休中に変化した価値観等が絡まって”ノイズ”が高まってしまっている。

(松本)
「たちの悪いことに、モヤモヤを放置しておくとそれは膿んでくるんです。益々、何処から手を付ければ良いか分からないから”ノイズ”が増すんです。まずは、膿まない様にする事が大切。では、どうしたらいいか?

・悩みが何から湧いてくるのか見極める。
・その内容が自分自身で可変な事か?自分が要因なのか?
 それとも、不可変な事か?環境が要因なのか?
・整理した事を他者に話をして、フィードバックを貰ってみる。
 例えば、悩みを上司に話してみるなどです。

そうする事で、”モヤモヤ”が”課題”へと昇華し、その課題を達成していく事に集中する状態になります。すると、モヤモヤする時間ではなく、課題を解決していく時間へと変化するのです。」

3. 今の時代は、自分の不安と戦う時代

自分自身、育休中に出来る限りの気持ちや生活の準備などをしてきて復帰したつもりだった。けれど、実際に働いて生活を送ってみると、考えもしなかった感情や体調不良等に見舞われて、沢山の不安な気持ちに飲み込まれてしまっている日々を送っています。
そんな中で、松本さんは今の時代は「自分の不安と戦う時代だ」とお話しをしてくれました。

(松本)
「現代は、ノイズをいかに減らせるかが大切な時代。
ノイズが出ても、答えが出無いものにズルズル引きづられず、一旦決める。

一旦決めるには、納得感を持つことが重要。自分が過去にどの様に意思決定をしてきたかを知ることで、自分の悩みに対しての選択肢を知る事が大切。
それを知る事で、自分が納得して道を選ぶ事が出来る。

そして、多くDoする時間を持つこと。
そのDoの時間は自分の何馬力出ているのか意識する。
100馬力を出し続ける時間を増やすことが大切な時代だと思うのです。」

4, 時短ワーママが、限られた時間にすべきこと

そして、最後にワーママの私たちアドバイスを頂きました。

(松本)
「転職を考えているのであれば、自分が、何を?どこまで?アウトプット出来るのか?を考えること。角度を変えると、新人よりパフォーマンスが高く、色が付いた合理性があり、再現性が出来るのか?
転職市場で、会社が購入しているのは個人の再現性です。自分が持っているポータブルスキルを相手が知りたい事にフォーカスして伝えれる様になっている事が大切です。

そして、今の会社で働き続けるのであれば、会社が自分をどう見ているか?を知る事が大切です。自分たちワーママは、会社の味方だと思わせて、会社と共にアップデートさせる気持ちを持たせる自分となる。ロールモデルを探すのでは無く、自分が作る側の人間になるんだという意識を持って下さい。

そして、出来るだけママ同士でつるむのではなく幅広い人との連携を。同族意識は、いつか対立構造へと向かわせます。どんな立場の人であっても想像力で補えると思うのです。」

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イベントを振り返って、自分自身「仕事に対しての自分のテーマ」が空っぽである事が一番問題なんだと気づきました。

今の私は、「育休前の自分」と「育休後の出来ない自分」について悲観して落ち込んでいるだけで、その落差に対して、自分がどうしたいのか?どうなっていきたいのか?まで昇華していない状態。

行先が分からずに、歩いているから、自分の向かう先が分からない状態。

育休中に、MIRAISに所属した事でテーマを持つ日々を半年間過ごし結果的に色んな広がりがあった生活を送って、それが思っていたよりも、自分の生活に染み付いてたし、思っても見なかった未来に繋がったんだった。

まずは、自分の中でこれからの仕事に対してのテーマ決めをしよう。
そして、自分の納得のいく意思決定方法を見つめ直して、モヤモヤを課題にまで昇華する。今の自分のモヤモヤが、未来の自分にとって明るい未来に繋がる様に向かおう。