「奇妙な果実」奴隷の心の傷

ジャズが好きだ

ビリーホリデーの
奇妙な果実（Strange fruit）

これを聞いて
どんな内容なのか知ったとき

胸がつぶれそうになった

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奇妙な果実（和訳）

南部の木には　「奇妙な果実」がなっている
葉には血がついている
根にも血がついている

黒い体が、南部のそよ風で揺れている
ポプラの木から「奇妙な果実」がぶら下がっている

雄大な南部の田園を背景に

飛び出した目玉と　歪んだ口元
甘く新鮮な　モクレンの香りが、
人肉の　焼ける臭いへ　突然変わる

この果実は
カラスが食いつばみ
雨の水分と風の運ぶ空気を吸い込み
太陽に照らされ腐り
木から落ちていく

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樹にぶら下がっている果実は
自分の　親や　親戚や　友人…

南部の奴隷たち　拷問でつるされている。

人間ってこわい

この次元は狂っている

これと同じようなことが
いまもなお続いている

カクセイザイやカルトシュウキョウに
はまっている知人を見て

「だめだよ」「やめようよ」って言うよね。

なぜなら
狂っているから…

それらは
そのひとを　蝕んでいるけど

本人には自覚はない。

きっと
カクセイザイも
カルトシュウキョウも

やっている　本人にとっては

とても　すばらしく　すてきなもので

どうして　やめなきゃならないのか？
わからない。

あたまごなしに　いっても
効果はない

けれど
いつしか　体中に虫が這い出して

目の前が
真っ赤になって

立っていることが　できないほど
ぐらぐらゆれていて

太陽がいきなり　真っ暗になったら

あ、あれ？
なんか、あたし

おかしい？

と気がつき始める。

人類は　地球は　ヤバイ状態だよ。

奇妙で、つらい悲痛な「作物（奴隷）」がここにある。

奴隷が「同じ人間」であることを

支配者は認識できない。

奴隷がどれだけの傷を受け

悲しみや　苦しみに　心が押しつぶされそうなのか

わからない。

いや、奴隷はわかっている

こんな非情なことをする支配者が

神とはなれていて「可哀相だと」

可哀相な人に　付き合うと

可哀相で　押しつぶされてしまう。

夢から覚めても　平穏な生活をしていても

まだ悪夢にうなされるほどに。

どうすれば　悪夢をわすれることができるのだろう。

目が溶けるほどに

泣いたというのに。

ジャズ歌手の中では

サラ・ヴォーンが大好きです。

ジャズ歌手になりたい夢もありました。

英語が苦手だったけど

5曲ほど覚えました。

この時代に生きていたこともあるのだろうと

おもったほどです。