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KinKi Kidsの「友情」に魅せられた日

KinKi Kids
Concert Tour 2019-2020 『ThanKs 2 YOU』
2020.11.11 LIVE Blu-ray&DVD
発売おめでとうございます!


去年のLIVEのあとに書いて、うまくまとまらずアップしていなかったものを加筆してアップしました。

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2年ぶりに行われたKinKiKidsの東京ドームコンサートに行ってきました。ファンなら誰もが待ちに待ったこの日のコンサートは、長年KinKiKidsのファンであり、かれこれ100公演ほどを観てきた私の中でも、歴史に残る感動的で最高のコンサートでした。前日~終わって2日経った今でも想像しただけで涙が出るほどKinKi Kidsが心に染み渡っています。

ドーム公演初日に、東京ドームに着いて感じたのはファンの方たちの熱気。みんな近年では感じたことのない、興奮状態でありました。
KinKiのファンは「図書委員」と呼ばれているように、物静かできちんとルールを守るおとなしい佇まいの方がとても多い。歳を重ねるにつれ、マナーの良さは際立っていってるし、いつもみんな落ち着いている。なのでこの日の熱気や活気、浮足立った様子は本当に久しぶりに感じるものでした。(もちろんマナー違反的行為をしている人がいたって意味ではない。マナーはいつものように大変穏やかに守られていたと思っています)

そんなファンと共に始まったコンサートは、2人が何より楽しそうでした。
テンションの高さはファンの熱気と同様で、この日のこの場所に対する想いが溢れていた。ジャニーさんへの愛あるディスり、どうしようもない漫談、もちろんパフォーマンスのすべて、どんなところをとっても2人の愛情を感じない箇所はなくすべてがとても感慨深いものでした。

おととし剛くんが患った突発性難聴と、去年コンサートがなかったことで、2人の活動はいずれなくなってしまうかもしれないと不安になっていました。個人の活動はとても上手くいっていて、長年やってきたことが認められ、世の中からの反響も大きくなっている昨今のKinKi Kids。
いつソロになってもおかしくない、むしろソロの方が2人は好きなことできるかもしれない、そんな気さえしていた。できれば2人の活動をしてほしいけれど、もしソロ活動だけになってしまっても2人がそうしたいんだったらそれでいい。本人たちがしたいように好きな活動ができることが一番だから、受け入れようと静かに覚悟していました。

そんな覚悟がどれだけ浅はかなものだったのか、この日のコンサートで思い知らされることになります。

1曲目の「愛のかたまり」から2人の愛と覚悟を感じました。我々ファンが一番喜ぶ曲を持ってきた。イントロが流れた瞬間から、照明が滲む…。そういうことか、2人は2人でKinKi Kidsなんだと改めて思いました。

2曲目は突発性難聴になったことで一度も披露できていなかった「The Red Light」。この曲の初披露は会場のどよめきと叫びで、地鳴りなのか、地震がきたのか、みたいな地面のか奥の方から揺れてた感じがしました。みんなの2年間の感情が溢れた瞬間だったね。

その後はファンが喜ぶのわかってる選曲が続き、ファンクにアレンジされた「たよりにしてまっせ」「買い物ブギ」、剛くんのソロでリハーサル中にできた曲「KANZAI BOYA」は、本当にカッコよかった!
「KANZAI BOYA」の制作秘話もすごく温かかった。ジャニーさんは、自身が亡くなったあとのKinKi Kidsのことも、全て見据えていたのかもしれないな、なんて、だいぶ昔のことというか、ジャニーさんという原点を思い出させる選曲でした。

かと思えば安定のゆるーいMCで爆笑。
2人の合作メドレーも素敵でした。

そしてラスト。
剛くんが作詞した「You...」。まさか歌ってくれるとは思わなかった。歌詞はKinKiバージョン。「You...」には2つの歌詞があります。
ひとつはジャニーズの未来を歌った、ミュージカル「ジャニーズ伝説」で歌われたもの。もうひとつがKinKi Kidsが2人で歌うもの。

歌う前に剛くんが説明してくれた。この歌は『2人の友情』を歌った曲だと。
彼らは結成して25年以上経つけれど、2人の関係性を『友情』と表現したことはあっただろうか。少なくとも私の記憶にはない。恥ずかしながら2人の言動をそれなりに見ているファンとしても、2人の関係性を『友情』と感じたことはなかった。仕事上の2人組であって仲の良い特別な存在ではあるけれど、『友情』というレベルの、これほど『愛情』が込められている関係だとは思っていなかった。

歌詞として2人から放たれた「We’re the ones」という言葉に、涙がでないファンがいただろうか。これだけ素直に2人はひとつだと表現してくれるなんて。

衝撃だった。

空白の2年の間に、2人は自分たちの関係を『友情』に昇華させた。たまらなかった。『友情』と表現したことは「俺らは2人を選ぶ」という宣言だったのかもしれないです。

こんなつよい想いでKinKi Kidsをやっていてくれていた。ファンとして不甲斐ないけれど、KinKi Kidsがここまでのグループだと思っていなかった。ファンより、本人たちの方がずっとずっとKinKi Kidsのことを想っていた。

世の中が、個人を大事にしようとシフトチェンジしているような、各々が自分の好きなように自由に生きていくような風潮が広がっているこの時代に、KinKi Kidsは2人を選ぶという。2人でひとつだという。やさしい。信頼感が半端ない。ファンのことも信頼してくれてる。KinKi沼はとてもとても深い、信頼と愛情の沼。


剛くんの突発性難聴、2年の空白を経て、さらに最愛のジャニーさんが亡くなってから初めて開催されたコンサートは、誰もがKinKi Kidsの愛情をつよくつよく感じ、認識した日になりました。

パフォーマンスがいい、顔がタイプ、曲が好き、歌詞が好き。好きになるアーティストさん、アイドルさんのきっかけはこういうところだとは思うんだけど、表現というはそれだけではなく、その先、その奥にある想いがすごく大事。アーティストの想いに共鳴して好きでいる部分も大きいと思う。今回はKinKi Kidsの想いの底力を見せつけられた。

25年前、中学生のときにファンになった人たちから、こんなに年月がたって、こんなに大人になって、これだけの愛情を受け取れるなんて想像もしてなかった。KinKi Kidsさんと、ジャニーさんと、スタッフのみなさんに本当に感謝。同じ時代を生きられて幸せ。

これから恩返ししなくちゃって思いました。こういう気持ちの循環が、大好き。ファンでいただけでやさしい気持ちになれる。やさしさ返したくなりました。

最後に、コンサートで会ったファンの方々にもらったもの

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初対面の方がほとんどだったのに、気さくにくださってすごくうれしかった。KinKiのファンから、世の中に愛の循環させていきましょう。(2019.12.16)

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このときは衝撃だった2人の友情、1年ほどたった今ではもう私の心には当たり前のこととして置かれています。2人への信頼感が半端ない。愛着障害持ちとしては、これからの人生はあえてKinKi Kidsに依存して生きて行こうと思っています。

私にとっては、拠りどころのようであり、友人のようであり、一番やさしいと思える存在がKinKi Kidsです。年間10万円ほどの参加費で、この信頼感をいただいています。例えリアルでなくても、彼らに出会えたことは私の人生において一番の奇跡でした。こんなコミュニケーションの取り方があるんだと身をもって表現していきたいと思っています。

お2人からのつよい光りを浴びて、これからもずっとずっと、付いていくいきます(笑)

さてさて、配信のお知らせはいつでしょうかーー。




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