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【今朝の1曲】 2月4日(土)〜2月10日(金)

2月4日(土)
スラッキーギターの、「弦をスラック=ゆるめて奏でる」音色は、聴く人の気持ちまで緩めてくれる。完璧な美しさで始まるケオラ・ビーマーのE Ku'u Morning Dewが持つ「静謐さ」は、穏やかで平和な緩みをもたらしてくれる。自分のお葬式で流してほしい。


2月5日(日)
心をひとつにして「息を合わせる」。それは「Alohaの語源そのもの」だと、書いていて気が付いた。自分以外の誰かと息を合わせることの幸せを味わうために、色々なことが存在しているのかもと思ったりする朝。


2月6日(月)
O'Brian Eselが歌うPua ʻĀhihiをひと言で表すなら「甘美」。語りかけるように歌う甘く深い声は唯一無二。Kumu Hulaである彼のチャントも、もちろん素晴らしく、その声聞きたさに、彼がKumuだった頃のKe Kai O Kahikiのカヒコ動画を何度も見てしまう。


2月7日(火)
昨日に続き O'Brian Eselの声を聴く朝。Ke kai O Kahikiのカヒコを見ていると、彼が Ipu hekeを強く叩いたり声を荒げたりしないことに気付く。なのに、ちゃんと「激情」が伝わる。
「表現する」とは。を考える朝。「腹筋を割ること」についても思う朝。


2月8日(水)
O'Brian Eselがかつて在籍していた伝説のハーラウ Men Of Waimapuna。このハーラウ出身のKumuは他にも沢山いて、フラを見ると「Waimapunaが源泉だ」と、ひと目で分かる。それにしても、WaimapunaのKumu ダリルと、O'Brian Eselの声は驚くほど似ている。
「継承」について考える朝。ダリル師の顔が隠れそうなほど長いパフドラムに目を奪われる朝。


2月9日(木)
私が感じる「Waimapunaイズム」は、「守りに入らず、新しいものを創造し、批判を怖れず、挑戦し続ける」こと。Waimapuna出身のKumu Chinkyは、メリーモナークという大舞台に、結構な頻度でトラディショナルなmeleを「独自」の極みのような「Chinky流」で出してくる。そこに「イズムの継承」と「行動することの勇気」を感じて、観るたび感動してしまう。こちらは2021年のKākuhihewa 。踊りながらチャントする大変さを知っているので、ダンサーのみなさんも最高に格好良いです。


2月10日(金)
Kumu Snowbird Bentoが踊るPō Laʻilaʻi。おそらく「観る人に楽しんでもらうこと」だけを思って踊っている彼女のフラは、控えめで、上品で、温かくて、動画を観ているだけの私にまでalohaが伝わってくる。「turn」と言われて、歌詞のとおりに「huli aku」したままゲストにお尻を向けて踊るところもサービス精神の現れ。黒のドレスにマイレレイというシンプルな出で立ちも好き。フラで「伝える」ってこうするんだよ、というお手本。

では、また来週!

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