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KINGDOM キングダム 運命の炎

キングダム実写版3作目、見に行って来た。今回で王騎サヨナラかと思ったけど、まだだった。このペースで行ったら実写版キングダム20とかまで行くんじゃないの?演者が年取る前までに終わるんだろうか。えい政は37か38歳で中華統一してるはずだから、俳優もそのくらいでタイミング合わせて欲しいなあ。

今作の前半はストーリー仕立ての吉沢亮PVだった。前作が吉沢亮度ほぼ0%だったから今回は俺のターンって事でファンもたまらなかったんじゃないだろうか。何てったって薄汚れていても隠せない吉沢亮のビジュアルよ。ザンバラ髪が頬にかかったときの横顔の美しさ。外見に負けない演技力。過去を長々とエモーショナルに描く邦画の悪いクセが出た趙からの脱出劇も吉沢亮のPVとして全然耐えられた。

そしてえい政が若き日を過ごした趙との戦いに場面は移っていく。

王騎が信に命じたのは、秦の左翼が馮忌(ふうき)の率いる軍に囲まれあたふたしてる間にどさくさに紛れて脇腹から侵入してフウキの首を捕ってこいと言うモノ。私は戦も戦術も良く分からんけど、さすがに飛信隊100人てのは無理があるんじゃ無いか?と思った。

信がフウキの軍に横から襲いかかったとき、秦の左翼はまだフウキまでまだ距離がある感じでフウキは余裕綽々、そんなところに手つかずでフウキの横にいる軍に、信が率いる少数精鋭部隊が切り込んでいくという描写になっていて、全然どさくさじゃねえ!と思ってしまった。

そして武力はないが軍師並みの知力を持つらしいフウキは自分の危機に気づくこともなく、一度もその場を動くこともなく、撤退を決心した時は既に遅し、すっ飛んできた信に首を掻かれて絶命した。本当に賢かったのかフウキは。この描き方はちょっとかわいそうでないの。せっかくの愛之助(フウキの演者)がもったいない。もっとクセをだして欲しかった。そんなアレレな展開の中で壁(ヘキ)が今回も見えないところで活躍してそうだったのが救いだったよ。

今回はクライマックスでフウキが死に、秦軍が山間部に誘い込まれ、ホウケンが登場するところで終わった。次回が多分王騎とホウケン(漢字出ない)の戦いになるよね。脳筋蒙武のせいで王騎が…と思うと今から腸が煮えくりかえりそうである。しかし何だかファルファルも貫禄出て来たし、その後も楽しみではある。

いろいろ書いたが、シナリオや描き方には少しハテナ?となる部分もあったけど、吉沢亮と王騎をとっくりと堪能出来たので私的には大満足だった。初ココココも聞けたし眼福耳福。


追記

李牧の小栗旬ははまり役になりそうな予感。この映画、はまり役多いよね。えい政も王騎も呂不韋も。キャスト考えた人スゴい。ロウアイが誰になるか、今から楽しみなんである。

ちなみに全然本編とは関係ないけどKINGDOMを英語表記するならTHEを付けて欲しい。なんのキングダムだかふわっとしちゃう感じがするから。

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