卵巣癌宣告

MRI検査と腫瘍マーカー

5月第2週の平日、2度目の総合病院受診。この日はMRI検査と腫瘍マーカー(血液検査)を調べた。

“腫瘍マーカー”は、何らかのがんが疑われる場合、診断に至るまでの1つの手段として、その値を測定する。検査の結果、体液(血液)中の“腫瘍マーカー”の値が高いほど、特定のがんを発症している可能性が高くなり、卵巣がんの場合はCA125。

検査を終え、診察室へ。手術の説明を受ける。術式は腹腔鏡手術。腹腔鏡手術とは、

腹腔鏡はお腹の中(腹腔)を観察する内視鏡の事を指し、おへその近くに1cm程度の小さな穴を開け、そこから筒状の器具(外套管)を通しその管から内視鏡を挿入する。そして腹腔内のスペースを作るために体にとって刺激の少ない炭酸ガスを注入します。さらに左右の下腹部に3~4カ所5~10㎜の小さな穴を開け外套管を設置。そこから専用の細い器具を出し入れし腹腔内の映像をモニターで見ながら手術を行う。メリットとして、

術後の痛みが軽減され、手術の傷が目立たない。
術後の回復が早く入院期間が短くなる。
早期の社会復帰が可能。
繊細な手術操作ができるので術後の癒着が少なく出血量も少ない。

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検査結果を踏まえて手術の説明をする為、翌週に来てくださいと言われる。

悪性宣告

主治医から診断結果をまず最初に告げられる。腫瘍マーカーの数値が標準値より4倍高く、MRIを加味しても悪性、つまり卵巣がんですと。左卵巣は全摘は免れず、右卵巣、子宮全摘する場合が高いと診断。ストレートな言葉に目の前が真っ暗になる。この病院では手に負えないらしく、がんセンターに紹介状を書くのでその病院に行ってくださいと。実家からも近く交通の便が良いがんセンターに2日後に予約が取れた為、2日後にまた病院を梯子する結果となった。

診察室から出ると、卵巣、子宮全摘になり最悪抗がん剤になるのかと頭から離れなかった、職場にはすぐに報告をし、容体が落ち着くまで休んでいいと許可を頂いた。



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