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離れてみての気づき

人は自分が頑張ったことをほめられたい。
という欲求は誰にでもある。
私も大いにある。

今までやってきた仕事のいろいろをやめてみて
思うことが最近よくある。

社長!頑張りましたよ!
というライン報告。
今までなら、
よくやったねえ~。ありがとう!頑張ったね!
なんて言葉を並べて、ほめちぎっていた。

そうすれば、平和だし、相手もほしかった言葉をたくさん
もらえるのだから。

でも、今の私はそこまでやらない。
みんなに頑張ってほしかったのは、私のためじゃなく、
自分たちが、自分たちの力で稼げる力を身につけてほしいから。
別に、私のためじゃなくていい。

ほめてほしいから頑張るなんて、子供じゃあるまいし。

すっかり冷めきってしまった私は、
今までのようなあからさまなほめ言葉を返さなかった。

それぞれの給料が上がっていくようにするために、
私が必死に考えて、お金を使って、アドバイスしたことも
やりたくないことは、手を付けない。

なぜ、そんな人に、私が頭と時間と気持ちとお金を
使わないといけないのか。

何年も何年も、そんなことを繰り返し、
いよいよいらなくなったものの一つ。

大人げないかもしれないけれど
気持ちをいちいち、もう伝えることもしないし、
勝手にやれ。もう、知らない。

という境地にとうとう来てしまったのだ。
そんな自分を責めるつもりもない。

よく頑張ったね!ありがとう!さすが!
もう、そんな思ってもない言葉は、言えなくなってしまった。

自分に嘘を付けなくなってしまった。
もう、うまくやろうなんてことも、思わない。
そんな言葉、本当は、言いたくなかったんだということにも、
気が付いた。


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