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苦情を言ったことで起きる波紋 と「感情の最終受け皿になれる」覚悟 169/360

先日、コチラの衝撃的な記事を拝読して

状況も、事の重大さも全く違うのですが
1年前にパリ→ロンドン間のユーロスターで
我が家の兄弟が「うるさい」と言われたときのこと
ちゃんと書いておこう!と改めて思ったので書いておきます。
題して

パリ→ロンドン間のユーロスターで子供たちのおしゃべりに苦情を言われたハナシ

(直後に、ブログに「パリ旅行体験記」を書いて
イチ →  → サン

この記事の件も書くつもりだったけど
イマイチまとめられなかったのです・・約1年間・・)


0. 2018年の10月、パリでの「若冲」展を子連れ1泊で見てきた

母親の私と長男 (当時7歳)、次男 (当時4歳) を連れて
イナカ→電車でロンドン→市内移動→ユーロスターでパリ
(復路はこのリターン)
で1泊旅行をしてきました。

行きたい!と言う欲望に従った佳き思い出です。
その日はパリ24~5℃程度まで気温が上がり
夏を取り戻したような最高のピーカンお天気

展覧会場からの帰り道、ユーロスターの発着「北駅」までは
お天気を満喫できる2階建てバスだったのですが
ものすごい渋滞で一体到着できるのか!?
    (実は時差を1時間読み間違えていたので十分間に合いました)
途中からタクシーに乗り換えたけど全然すすまない!
苦心の挙句、やっと乗り込んだ!冷房の効いた快適ユーロスター。
ハッキリ言ってバタコは油断してましたね。

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駅のFive Guysで買ったハンバーガーを食べ終わった後、
終始はしゃぐ子供たち。
4歳児は甲高い声を抑えることを知りません。
何度も「小声で」注意したのですが
確かに、しーんとした車内にずっと声が響いていました。
疲れ果ててバスで寝落ちしていた次男はかえって元気です。
(ちなみに行きのロンドン→パリ間は夕刻だったのでほとんど寝てた)

1. 小声でコドモ達に「静かにして」という

「小声で」注意するというのはバタコのやり方です。
いや、私も「うるさい!」と怒鳴りたいのはやまやまですし
今までの子育て期間に何百回、怒鳴ったかわかりません 汗;
でも、怒鳴った後のイヤ~な気分から冷静に振り返ると
「黙れうるさい!」と自分が怒鳴ることほど愚かな行為無いですよね・・
というわけで、
「音量を落として欲しいときは自分もわざとささやき声で言う」

これ、うまく行くときもありますけど (特に最近は)
1年前、ほとんど効果なかったような・・

2. ちなみに展覧会場でも「イヤイヤ」絶叫した次男

展覧会場を出たところで、疲れが出てかんしゃくを起こした次男を
なだめようと必死だった時のジブンはずっと「小声」対応
残念ながら、即時回収はできず「あの手この手」「話題転換」の甲斐なく
10分くらい?イキり続けてたんですが・・

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展覧会は会期最後の週末で大行列。
在仏日本人家族などもちらほら、恥ずかしさMAX
 
4歳以下のお子さんは少数派です。(ベビーカーは居ました)

長かった10分程度?の「絶叫」が終わり
あ~よかった、とりあえず大行列からは逃れた~
屋外では叫ばれてもそんなにダメージが大きくない~

3. 見知らぬ人に、対応をほめられた

と、ホッとしていた、日のさんさんと照るプティパレ美術館前の広場にて

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つかつかと長身の男性 (推定50代後半~60代) が
歩み寄ってきて、最初は仏語→それから英語に切り替えて
「見てたよ、自分はコドモをよく見る医者なんだ
お母さん、おみごとだったね。
無理強いもせず、ひるみもせず、ずっと冷静で対応した
あっぱれだと思ったよ」
    ※パリみたいな大都会ではフランス語を話すからって
     フランス人とは限らないので国籍不詳・・

と「イヤイヤ児対応」に思わぬお褒めの言葉をいただき!!
ドギマギお礼を言いました。

4. ホメられるとうれしい

承認欲求が満たされる機会がほぼゼロな育児ママですから
(えっと、前回、人に褒められたのいつだったっけか?)
ずっと余韻に浸っていたといっても過言ではありません。


ユーロスターに乗った数時間後もまだ、気分ふわふわ・・

5. ユーロスターで苦情を言われた

英仏トンネルを越えてイギリスに入りひと駅目のあたりで
10席くらいは離れたところに座っていた
推定20代後半~30代前半の女性が寄ってきて
「アナタのコドモ達は、パリからず~っと大きな声出し続けてる
車中のみんなが迷惑してるわ。
いい加減にしてくれない?」
と、割と冷静に声をかけてきました。
私は秒で「すみませんでした」と謝り、女性はあっさりと席に戻ります。
さすがに、注意されたことに深刻さを理解したのか
子供たちのトーンもやや落ちました (ゼロにはならないケド)

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・・そうですね、ここでデッキに行くという手もあったわけです。
バタコには思い至りませんでした。


それまでの
「見知らぬ人に褒められた余韻」
から一気に
「見知らぬ人にわざわざ苦情を言われたショック」
へと気分が切り替わります。

6. 苦情を言われた事実に「引きずられた」自分

ユーロスター降りた後は
ロンドンから地元へと電車で帰ります。
コレがまた割と長くて・・もうそろそろ電車に座ってるのもうんざり。

だんだん兄弟の小競り合いが増加。

同じ車両の割と近くに
父・母・6歳くらい男児・乳幼児の家族4人連れが居ました。

この家族も割とコドモにてこずってて
途中でキレたお父さんが
「もう2度とお前たちと外出なんかせんわ!」発言

あの場ではキレてたお父さん、きっと普段の生活では
「常識のあるそこそこいいヒト」なんじゃないかなぁ。

ちなみにバタコの旦那も
基本は「割と感じのいいヒト。紳士風。礼儀正しく親切」
なんです、身内ながら。でもコドモにはキレます。

「自分では隠しおおせていたつもりだった」
「剥き出しのヤな自分」を引き出してくるコドモパワー
ホント、恐るべし。

ユーロスターにて、苦情を言われ、ガーン。自分が悪かったな
とは言え、どうしたらよかったんやろモヤモヤいじいじ
引きずってたんですね。自家処理しきれず。


さっきの暴言お父さん、
子供の言動にイライラ度が増してる中、近距離でのバタコの剣幕に
「けしかけられ」てしまった部分もあったんかなぁと・・ごめんね

「波紋」。エントロピー増大の法則。

7. 感情の最終受け皿になれる自分でありたい


■わざわざ「いやいやっ子対応をほめに来てくれた」オジサン
■わざわざ、苦情を言いに来た女性

やっぱり「これを言って、相手がどんな気持ちになるか」「波紋」
を考えるのはだいじだなぁと。

相手への「愛と尊敬」を込めて発言する自分でありたいな
と思いました。


コチラの「ソンタクは悪いことじゃない」記事
バタコは同意します。


やっぱり、人を幸せにする言葉を吐く自分でありたいです。

失意泰然、得意淡然 しついたいぜんとくいたんぜん」で行きたい!
(うまく行かず意気消沈するような場面でも、ゆったりしていて
うまくいってて慢心しそうな局面でも、おごらずつつましく)


    ・・文頭に引用させていただいた「新幹線で警察沙汰」記事では
    通報されたお父さんは終始「神」対応。人間ができてらっしゃる!
    コメント欄にもありましたが、通報する前に何かできることが
    あったのかもしれないと私は感じました。



アナタだったら、電車やレストランで騒いでるお子さんの保護者に
どんなまなざしで接すると思いますか?

最後まで読んでいただいてありがとうございます!