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刺繍ミシンの疑問一問一答[その10]刺繍用の図案をつくろう!

今回から、ソフト編やお絵描き編に突入していく刺繍ミシンの質問コーナー!
ソフトは扱ったことがない方、使う予定がない方は読み飛ばしてもいいかもしれない🤨
それでは今回もよろしくお願いします!

Q,刺繍のイラスト図案のデータ作成で注意してることってありますか?

今回は刺繍するための『イラストデータ』についてのご質問です。『刺繍データ』については次回書きます。
注意してることはいくつかありますが、今回はお伝えしたいのはずばり

A,大きさに気をつけよう!

です。
今回もお時間ある方は下で詳しく解説していきます。よろしくね。


🧵刺繍データにいくまでの流れ

大きさの話をする前に、あらためてイメージが刺繍データにいくまで…イラストデータを制作する流れをご紹介します。

考える→イメージスケッチ→実際に描いてみる→PCで清書

ここまでが刺繍図案ソフトにいく前までにやることです。

イメージスケッチでは、どんな仕上がりになってほしいか、
使う色はどんな雰囲気かを。

実際に書いてみる時はスケッチよりも踏み込んで刺繍のサイズはどれくらいか。


それによってデザインの引き算や足し算、使う糸色のことも考えながら調整を。


PCで清書するときはミシンがどうやったら縫製しやすいかを考えながら、なるべく刺繍図案ソフトに読み込んだ時にわかりやすくなるように。

これを繰り返すことで、刺繍作品を制作していっています。


🧵実物の大きさをイメージしよう

あなたの刺繍したい作品はどれくらいの大きさでしょうか?
5cm?
10cm?
25cm?
それとも50cm?

作りたい大きさがわからないときは、縫いたい場所を実際に測ってみたり、定規の上で手で大きさをつくってみて測りましょう。
なんでそんなことが必要なのか?
それは刺繍は大きさによってデザインデータの書き方が変わるからです。

刺繍ミシンを使いたての人で、イラストデータの作り方で悩んでいる方は実際のサイズの紙を用意して描いてみると、感覚が掴みやすいかもしれません!

細いのと太いの2本で実際の大きさのイメージスケッチをしてみよう!
太い!と感じたり細かいな〜と感じたらサイズを変更したり、デザインを考え直してみてもいいかも


🧵太さのある描画ブラシ『糸』をつかいこなそう

普段、パソコンやタブレットでお絵描きしている人に多いのですが、このサイズ感を養うのは刺繍ミシンを扱う上でひじょ〜うに重要です。

なぜか?デジタルソフト風に言い換えるなら……
刺繍の糸というのは最低サイズがきまった描画ブラシなんです。

だいたいこのというブラシは最低サイズがだいたい0.5~1mm。
それ以上には小さくならないので、最低でも線のラインは1mmほどになると考えておくと良いと思います。

なので、たとえば5cm仕上がりの作品を作ろう!と思った時、タブレットでとっても細かいデザインのキャラクターを描いたとしても、そのイラストを5cmに縮めた際その絵の線の細さが1mmを割っていたら縫製は不可能……ということになります。

やっかいではありますが、そのことさえ事前に知っておけば、太い線で描いたり、線がない塗りだけのデザインにしたり、サイズを大きくしたり……など対応策が取れます。

ぜひぜひ、覚えて帰ってください!

🧵おわりに


今回は結構難産で、上記の内容を伝えるのにどうすればいいかな……と結構悩みました。おかげで8月も終わり際に差し掛かっています😵

イラストデータを作成する際はどんなおえかきソフトでもよいと思っているのでソフトの使い方というよりもどんなソフトを使っても注意できるような心得、みたいなのをお伝えできたら大成功です!👍

今のところ、今回の回が一番書くのが難しかったと思いつつ、それでもやっぱり噛み砕きが足りてないと感じています……
「ここがわからなかった!」
「こういうことを教えてほしかった!」

という方はぜひご連絡をお待ちしております。ではでは〜🙌

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