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すぐそこまで来ているハイブリッドワーク時代のハイブリッドコワーキング

※このブログはオンラインコミュニティの「ローカルコワーキングのための学びと部活動〜コワーキングLAB」の会員限定で配信しているニュースレターからの転載です。

これは「ついに来た!」と言うべきニュース。

まるで、目の前に相手がいるように見えるスクリーンをGoogleが開発した。百聞は一見にしかず。まずは、このビデオを観られよ。

すごいですね。

コロナ禍になってオンラインで仕事をすすめることが多くなるに連れ、多くのビデオミーティング・ツールが世に出てきた(し、いずれも巨額の資金調達に成功している)が、Zoomを筆頭に従来からあるウェブサービスのほとんどが、ブラウザ上でやり取りする二次元的な世界から一歩も出ていない。

愛用者の多いMiroを利用したオンライン・コワーキングも、当初はリアルなコワーキングの代替として我慢するしかないか、とも思ったが、自分のアバターを自分が手で操作する(それをまた二次元で観ている)という動作がどうにも不満で実は使っていない。

一方で、Facebookはじめ海外のスタートアップでは、VR技術の進化が進んでおり、コロナ禍においても(以前も書いたが)例えば工場従事者の実技研修を自宅にいながらVRで受講するというようなことがもう当たり前に実行されている。なので、早晩、もっと手軽なガジェットでVR体験できるだろうと踏んでいた。そこに、このニュースだ。思ったより早い。

これなら、オンライン・コワーキングも、もちろん厳密には3次元ではないが、よりリアルに近くなる。ちなみに、FacebookのVRもメガネにつけられるような極薄のホロレンズで開発中で、ザッカーバーグ氏の投稿を見てると今年中にもリリースされそうな気配だ。非常に楽しみ。

ところで、それが現実になるとすると(なるのだけど)、コロナが収束したあとの世界で、リアルなスペースのあるコワーキングと、オンライン上でVRで表現されるコワーキングが融合することで、これまたハイブリッドな環境を作ることにもなる、とぼくは思っている。

なので、いまコロナでリアルな活動が制限されている間に、オンラインでのコワーキングの存在感を構築しておく必要もある。もちろん、リアルありきではあるけれども、オンラインでのつながりをそこにプラスすることで、ローカルコワーキングの価値は格段に上がる。なぜか。ワーカーが、どんどんそっちの世界に入っていくから。

逆に言えば、オンラインでのつながりを持つことで、いち地方のコワーキングでも、その地域の人口の多寡に関係なく、より多くのコワーカーの利用を期待できる。それを前提に、これまでと違うコワーキング運営の方法が考えるフェーズにもう入っている。

先日のカフーツ11周年記念オンラインイベント『元気です』も、いわばその一例であり、これからカフーツがハイブリッド化するというプロモーションであり、当日のPart.2、Par.3のディスカッションも、通底テーマとしているのはハイブリッドワークだ。

VRはゲームだけのものではなく、あらゆる業界でパラダイムシフトを余儀なくする技術であるのは明らかだ。なお、海外ではホロレンズなどという野暮ったいものはなしにして、人間の網膜にチップを埋め込んで仮想現実の世界を観る、という研究も進めらているそう。それはそれで、ちょっと怖い。

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※このブログはオンラインコミュニティの「ローカルコワーキングのための学びと部活動〜コワーキングLAB」の会員限定で配信しているニュースレターからの転載です。

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