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コミュニティビルダーが1時間でニュースレターを書く方法:今日のアウトテイク#264(2024-08-08)

<アウトテイク>
・SNSに投稿するのではなく、これを自分SNSとした投稿
・記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」
・いずれKindle本にまとめる予定


#今日のBGM

#今日のコトバ

"お金はクソだと思う。 2人で寿司を食べるのに数千ドル使っても、罪悪感はない。旅先で最も幸せな瞬間は、本当に素敵なホテルのバルコニーに立つことではないことに気づく。それは、メランコリーとは言わないまでも、ほろ苦い疎外感のようなものだ。私の旅で最も幸せな瞬間は、いつもカメラのないところで、たいていはクルーと一緒に、シーンの撮影から戻って、自分たちがこのような馬鹿みたいに美しい瞬間にいることに気づくときだ。線路の上を走る平台の上に横たわり、パタパタと動くモーターで、カンボジアの田んぼをヘッドホンをしながら横切る......。自分にこんなところで、こんなものを見ている自由や能力があるとは想像もできなかったからだ。
一人で、あるいは数人の友人と一緒に、満月の下で半分酔っ払って座っていると、自分がいかに幸運であるかがわかる。どう説明したらいいか、ほとんど共有できない話だ。私はリアルタイムでそういうものを見て気づいた。本当にいい瞬間だった。"
(アンソニー・ボーディン)

“I think money is shit. You know… how much you spend on a thing… If I spend a couple thousand dollars on sushi for two,...

Posted by No Reservations on Friday, August 2, 2024

#「コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング基本のキ」受講者募集開始

9月より、「コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング基本のキ」を開講します。

この講座は、ぼくは14年前の自分と同じく、自分たちにコワーキングが必要と考える人たちを対象にした講座です。場所貸しのビジネスありきではなく、参加するワーカーのカツドウがより良い社会にするために有効であると考える人たち、その人たちを支援したいと思っています。

自分たちのコワーキングの開設・運営をお考えの方は、ぜひ、上記のサイトをチェックください。

#71歳の日々の断片が読ませてくれる

敬愛するチャールズ・ブコウスキーの1999年の旧著の文庫の新装版が出た。

ご存じの方はご存知だろうが(当たり前だ)、詩人でもあり作家でもあるこの人の作風は、カルト作家と呼ばれるぐらいいい意味でぶっ飛んでいる。いかに自分が怠惰で情けなく愚劣で酒と女とギャンブルにだらしなくて全然イケてないかをさらけ出すことにまったく躊躇がない。

ところが、その文章にはむしろ清々しさが漂っている。もっと言うと、ただダラダラと続くだけの文章なのに、注がれている視線に愛を感じる。読んでるこっちも、「しょうがないヤツやなぁ」と思いながら、どこかでほんわかした気分にさせられる。不思議な作家。日本でいうと誰かな。

この人にハマったのはこれからだった。このいかすタイトル(原題の通り)の短編集に30篇が収められている。ちなみにカバー写真は藤原新也。

で、その新装版の本だが、ブコウスキーが70歳を過ぎたときに奥さんからプレゼントしてもらったMacで、1年半の間に書いた日記が33篇が収められている。70を超えてから、それまで50年使っていたタイプライターをすっぱりやめてコンピューターに乗り換えたというのも尊敬に値する。

それでまたやる気が戻ってきたのか、これが実に、なんというか、相変わらずなのだが、この歳でなお意気軒昂、夜中に日記というか思索の断片を思うまま、なんの構成もなしに書き殴っている(いや、適宜、編集されてるとは思うけど)。それがまたブコウスキーらしくていい。

で、なんでこう読んでて心地いいのかなと思ったら、なるほど、ひとつの文章が短い。1ページにわたって段落がないこともあるけれど、短い文章がポンポンと続くので無意識に先に読み進んでいる。会話文もリズムがいい。これは昔の作品も概ねそうだったと思う。詩人であることも関係しているのかしらね。ぼくはついひとつの文章にあれこれ詰め込むので、お手本にしたい。

考えてみれば、この「今日のアウトテイク」もそう宣言しているように思索の断片だ。脈絡もあまり考えずに、とにかく思いついたこと、共有しておきたい情報、提案したいことなんかを書く、それを優先するようにしてる。なので、その名の通りアウトテイクとして、いわば下書きになってる。それがよかったのだろう、今日で、連続264日続いている。読んでいただいている皆さんに感謝。

そんなことを考えてたら、こんな投稿が目に入った。

#コミュニティビルダーが1時間でニュースレターを書く方法

気になるタイトルでしょ。

コミュニティビルダー、コミュニティマネージャー、そして、コワーキングマネージャーの仕事のひとつに情報発信がある。そのコミュニティ、コワーキングがどんなところで何が起こっているのかをメンバーや、これからメンバーになりそうな人に書いて送り届ける。これ、ブランディングに欠かせない重要な仕事。

正直、コワーキングマネージャーには、日々、やることが山のようにあるけれども、定型作業ではなくて、毎回、新しいネタを繰らなくてはいけないニュースレター、ブログ、ついでにSNSの発信は、慣れないとツライ。

ここで言ってるニュースレターというのは、いわゆるメルマガだが、ブログにも応用できると思うので、参考にしたい。

以下、ざっくり要点にぼくのコメントを少しだけ。

・ニュースレターに毎週同じ項目を作る。
毎週3つから5つの内容を盛り込むことができる。つまり、カタチを決めてしまう、ということ。その型に記事をはめ込んでいくという感じ。

ここでは、ポッドキャストの内容、イベント情報、SNSの投稿、コミュニティメンバーのニュースなどが挙げられている。

例えば、ぼくだったら内外のコワーキング情報、本、自分の活動報告(コワーキングツアーとか)、など。それと、個人経営書店を含む異業種のトピックスでもコワーキングに転用、変換できることはないか、常にウォッチしているのでそのことも。ときどき、ユーモアのある話題も織り交ぜたり。

ま、つい書きすぎる悪い癖がありますけど。

・毎週同じ時間に書く。
これ、とても簡単なことだが、案外、大事。

カレンダーに書くための1時間を必ず設定しておく。「1時間以内に書き上げなければならないとわかっているときに、書き上げることができる。すでに何が起こっているかがわかっているので、それをまとめることができるはず」。

ただ、その何かがすでに起こったときに、「あ、これ、今度、書こう」という意識が働かないとダメだけど。それができれば、いざ書くときになってから悩まなくていい。要するに、仕込みが大事ってこと。

これを書いてる人も、「私はストーリーや出来事を保存しています」と言ってる。(そのためのツールも出てくるがそれは割愛)

ぼくも以前はPocketやEvernoteやFeedlyなんかを使ってブックマークしてたけれど、最近は、気になったサイトのニュースレターを購読しておいて、毎日、メールボックスに自動的に送られてくるようにしている。

それをチェックして「これは」と思った情報のページは、まず自分にFacebookメッセンジャーで送っておく。ついでに、Simplenoteに「ネタ帳」というフォルダ作って、そこにメモしておく。その中から選んで、ここに書いてる。

・たくさん作れば作るほど簡単になる。
ニュースレター、ポッドキャスト、ブログ、ビデオの発行は、回数を重ねるほど簡単になる。

これは言えてます。慣れるって大事。勝手に手が動くようになる。で、続けてるうちに自然に改良されていくし、型が進化する。

・人が読まないことを心配する必要はない。
あなたの書いたものに興味を持ってくれる人だけを相手にする。心配ない、インターネットは巨大だ!

これは、心構えの話。そもそも、インターネットはマスメディアではなく、個人間の通信システムだから、語りかけるのは「皆さん」ではなく、「あなた」であって、「私とあなた」という位置関係が前提。その「あなた」は全員でなくても構わない、というか、そんなことは絶対にあり得ない。

なので、気に入ってくれる人だけを見て、その人に向けて書けばいい。ま、これは本当はインターネットに限らないことだけど。

その上で、

・これだ!というものが見つかるまで、いろいろ試してみること。
この人も自分のペースと流れをつかむのに何年もかかった。 その理由のひとつは、絶え間ない自信喪失、詐欺師症候群、そして先延ばし。

だが、とにかくやるということ。もうこれに尽きる。

Just start! 10 本書いたものを投稿して、どんな反応があるか、自分がどう感じるか見てみよう。

・ニュースに対する嗅覚がなければならない。
ひとりでやるにはあまりにも時間がかかりすぎるという場合、誰かに記事制作や寄稿をお願いするのもあり。

読んでくれる人に引用やブログやポッドキャストへのリンクをお願いすること。一匹狼になったり、誰もニュースレターのことを気にかけていないなどと思わないこと。

一生に一度のホームランを狙うより、毎週、タイトでキレのあるものにしたほうがいい。

PS:本文よりもタイトルに時間をかけること。

そうそう、タイトルはとても大事。SEOとか言う前に、人が見て読みたいと思ってもらえるタイトル。

・最後にもうひとつ
Josh Bernoffはこう言ってる。

「読者の時間を自分の時間よりも貴重なものとして扱うこと」

我々、著者やコンテンツ制作者は、読者の時間と注意を尊重するために、明瞭で簡潔で、関連性を優先させた文章を書かねばならない。

この考え方によって、読者の時間を無駄にすることなく、コンテンツにできるだけ価値を持たせ、魅力的にすることができる。

以上。言われてみれば、そらそうよね、という話かもしれないが、真理を突いていると思う。

ということで、今日はこのへんで。

(カバー画像:Solen Feyissa


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