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おめでとう!日本のコワーキング10周年!ありがとう!日本のコワーカーの皆さん!

去る5月15日、カフーツが満10歳になった。カフーツは2010年5月15日、日本で最初に「CoWorking」と名乗って、かつ後述する「コワーキングの5大価値」を理念として神戸でスタートした。つまり、日本のコワーキングが満10歳になった、てことですね。

おめでとう!日本のコワーキング10周年!
ありがとう!日本のコワーカーの皆さん!

ただ、正直言って、カフーツという「場所」が10年を迎えたことに関しては、いささかの感慨もない。

そうではなくて、コワーキングは「ハコ」ではない「ヒト」と「コト」だと言い続けて、そのことに共感いただき相互に理解を深め時に行動をともにする方々とのご縁を10年続けてこれたことに感謝の念を禁じえない、というのが本当のところ。これもひとえにコワーカーの皆さんのおかげです。重ねてお礼申し上げます。

カフーツ10周年記念Weeklyオンライン呑み会

ところで、毎年この日にはささやかながら集まってパーティ(というか、呑み会)をやってた。ちなみに去年はこんな感じ。(去年ですよ、去年)

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まあ、こんな狭いところによくぞお集まりいただきました。しかし、こうやって見ると、時間の経過とともに散らかり放題、みんなだんだん疲れてきてるのがよく判りますね。はは。

で、10年といえば一応節目だから、今年はそれに相応しい演物を用意するつもりだった。ところが、ご存知のとおり新型コロナウィルス(COVID-19)のせいで、人が集まるところは軒並みクローズ。うちも3月19日に営業時間の短縮をお知らせし、コロナ収束までの時間が読めないと判断した4月9日に「当面クローズします」と告知した。

特段、行政からの休業要請があったわけではないけれど、うちみたいな狭っ苦しいコワーキングは、「密集・密閉・密接」の3密条件をオールコンプリートなわけで、まあ、毎日そんなに人であふれることはないにせよ、あるいはクラスタになるかもしれず、それに加えてやたらしゃべるオッサンもいることだし(ぼくだ)飛沫も飛び交う、それでもし誰かに伝染したり、伝染されたりしたら、と思ったら、それは絶対世の中のためにはならないな、と思ったわけで、で、閉めた。(閉めた、というのはコワーキングを休業、という意味で、実は自分は毎日仕事しに来てる、独りで。ソーシャルディスタンスは万全)

ただ、オンラインでどこかとつないでなにかやろうとは、コロナの前から考えていた。そこで、以前から使ってるZoomで、オンライン呑み会を5月15日までの毎週金曜日、計4回、やってみた。

これが1回目の4月24日(金)。参加者、入れ替わり入れて5名(たぶん)。

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続いて2回目、5月1日(金)…と思って探したら、なぜか、スクリーンショットがない。話すのに夢中で撮り忘れたみたい。

この回では、noteサークルのメンバーでもある中小企業診断士の平野さんに「今こそ必須のフリーランサー情報交換会」と題して、コロナ禍におけるフリーランサー救済措置についてプレゼンしていただいた。(これはまた、別の機会にやりたいと思っている)

続いて3回目、5月8日(金)。写ってない人もいて、5名だったかな。

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この回では、長野県佐久市のワークテラス佐久の江原さんに「これがぼくらの街のコワーキングだ」と題してプレゼンしてもらったのだが、なぜか後半、ほとんど沖縄の話で盛り上がってしまい、挙げ句にここでサークルメンバーでの「共同企画」のアイデアが勃発するに至ったのはまったく想定外の出来事だった。(が、「共同企画」はサークルの目的でもあったので、公表してもいいとなったらまたブログに書く)

実はこの連続式オンライン呑み会は、10周年記念イベントの一環なのだけど、その一方で、オンラインイベントの進行というものがどういうものか、これまでに何度も経験はあるものの、ここらで再度、Zoomの操作とか質問の投げかけ方とか、話の進行(もしくは脱線の仕方)とか、をいろいろ再確認できてよかった。なにごとも勉強ですね。

で、先週の15日がその「カフーツ10周年記念Weeklyオンライン呑み会」の最終回。はい、満10歳。参加者はなんだかんだで17名。ということで計4回の呑み会にご参加いただいた皆さん、誠に有難うございました。

カフーツ10周年記念オンライン呑み会最終日20200515

この最終回では、ぼくが短め(まさかの18分ちょい)の10周年プレゼンをして、江原さんに前回のリベンジとして多少コンパクトにして「With+Afterコロナのコワーキングは地方にあり」と改題してまたお話しいただき、次いで、千葉県鋸南町にあらたにPAX Coworkingをオープンした同志佐谷さんを招いて鼎談→フリーディスカッションに突入した。

この4回目だけ、Zoomで対話しながらFacebookのライブ配信に連携してみた。その時のビデオがFacebookに保存されている。さっき見たら、なんと633回も再生されている。一体、誰が?ご視聴有難うございます。

よろしければ↓をクリックしてご覧遊ばせ。ただし、2時間46分23秒もあるので、適宜スキップするか、お時間のある時にどうぞ。

ちなみにざっくりとタイムテーブルを。

11:19あたり〜 伊藤のプレゼン(珍しく18分ぐらいで終わる)
30:24あたり〜 江原さんプレゼン(リベンジ)
1:00:30あたり〜 佐谷さん&江原さん&伊藤で鼎談+そのままフリーディスカッション

で、ここで10年の来歴を披露する愚は犯したくないのだけど、そもそもカフーツってなんではじめたのか、その目的はなんだったのか、そして、途中どんなことがあって、いまなにを考えていて、これからどんな事するのか、について簡単に記しておきたい。(上記、オンライン呑み会でプレゼンした内容と重複するので、それ聞いたがな、という方は適当にナナメ読みください)

元はと言えばネットマーケティングの勉強会だった

カフーツの開設から遡ること2年ほど、2008年から「ネマ研(ネットマーケティング研究会)」なるウェブマーケティングの勉強会をはじめたのがことの発端。

当初は「もっと売れるネットマーケティング研究会」と言っていた。その第1回目の様子のビデオがYouTubeに保存されてた(すっかり忘れてた)。日付は2008-04-24。今から12年前。参加者は4名。場所は、いま、カフーツがあるビルの2階にかつてぼくが借りてた事務所内。なぜかドアは開けっ放し。

なんかエラそうに講釈垂れてますが、こういう会が以後、場所を変えつつ5〜6回続いていくうちに、ぼくひとりが話すのではなくて、冒頭、その日のテーマの一応のレクチャーをしたあとでむしろ進行役になり、徐々に参加者全員で発言する、いわばフリーディスカッション的なスタイルに変わっていった。

しかも、当初からウェブを使ってビジネスをする事業者(主にネットショップのオーナーさん)だけでなく、そういう事業者をサポートするウェブデザイナーやプログラマーやマーケッターやコンサルなんかも一緒に参加する、いわば、「プロアマ混合ぶっちゃけカオス型」で、プロもアマも参加者全員が持てる情報や知見、あるいは課題や解決の緒を共有する場となっていた。

この頃のぼくの発見は、「セミナー参加者は伊藤の話を聞きに来ているのではない、自分の話をしに来ている」ということだった。つまり、皆さんは解決したい課題があるからわざわざやってくるわけで、その話題が出てこないと「早く、しゃべらせてくれないかな」とウズウズしてるのが、もう、見れば判る。これは「ネマ研」をやって得た最大のインサイトだ。

例えば、これはその21回目。2009年6月18日。場所は、春日野道の「神戸天昇堂」。

ついでに、上記のビデオでお気づきかと思うが、「ネマ研」は19時になったら乾杯し、ケータリングしてもらった料理を食べながらの勉強会へと姿を変えていった。

つまり、この時点で、各自違う仕事を持つ人たちが一同に会して勉強し、お互いに必要なものを与え合う、教え、教え合う、ついでに食事もする、仲間になる、というまさにコワーキングの原理が働いていたのだが、そのときはそんなことは知る由もなかった。

それは神のお告げだったのか?

そんなカオスな勉強会を続けてるうちに、ある日、誰かが言ってきた。

「こんなオモロイ会、月に一回でなくて、いつでもそこに行ったら誰かがいて、なにか判らないことは尋ねれば教えてくれる、ついでにWi-Fiが飛んでて、ノートパソコン持っていけばそこで仕事できる、そういう場所があったら、伊藤さん、ええと思わへんか?」

「は?」というのが、ぼくの最初の反応だった。

その時点ではぼくは「ネマ研」を月に何回かのイベントだと考えていた。そんな場所を持ったら、家賃が嵩むやんかいさ。で、スルーした。が、翌週、また同じことを言ってきた人がいる。更に次の週もまた違う人が。そこでポッとアタマの中で点灯した。「やれ、て言うてはるの?神さんが?」

ネットをウロウロしていて突き当たったのがアメリカ、シアトルのコワーキング、「Office Nomads」のサイトだった。

もういまはアップデートされているけれど、当時、トップページ(だったと思う)にビデオが貼ってあって、それを見て、サイトを読んだら、Coworkingという言葉の意味がわかった。「あ、海の向こうでは、こういうことしてるのね」

コワーキングは仕事をするところだけど、時々、希望者が集まってテーマを決めて勉強会をしている。ぼくは逆に、勉強会の場所をどうしたらできるかを探ってて、コワーキングにぶち当たった。「これだ」

それがたぶん、2009年の夏頃か。それから、時間のある時にいろいろ物件を見て回って、かと言って予算に限りはあるのでどうするかなと考えてて、あ、そういえば、うちの事務所の一階がずっと空いてたっけと思い出した。まさに灯台下暗し。というか、気づくのが遅い。

ビルオーナーさんに「日本でコワーキングができるかどうか実証実験したい」と頼みに行ったのが、たぶん、2010年の年明け〜春先だったかと思う。「Office Nomads」のビデオを見てもらったら、「オモロイ。伊藤さん、これ、やり」。オーナーさんは即座に意味を解して、二つ返事でOKもらった。

最初っから「ハコ」ではなく「ヒト」と「コト」

で、オープンが2010年5月15日。これがその時のオープニングパーティの図。実証実験の初日だ。

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確か、「ネマ研」のメンバーがメインだったと思うが、それ以外のつながりのある人たちも来てくれた。この時にも簡単に趣旨を説明しているのだが、その時の写真がこれ。

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CoWorkingのキーワードは「場所」ではなく「人」、て書いてる。もう最初っから、この思想だったわけで、今もってこれは変わらない。コワーキングの本質は「ハコ」ではなくて「ヒト」と「コト」。(ここは本稿の肝の部分であり、後述の今後のカフーツの活動に関わるところでもあるので太字にしておきます)

これはたぶん、自分の場合、「ネマ研」が発端だったからだろう、その集まり(コミュニティと言っていいかもしれない)をどこでやろうが、「ネマ研」に変わりはなかったわけで、最初から「場所」にこだわりがなかったと言えば、なかった。

アメリカで(今の形の)コワーキングが始まったのは、2005年8月9日、サンフランシスコのSpiral Museというビルの一室でBrad Neuberg氏が友人に呼びかけて集まったのが最初。その翌年あたりに、以下の「コワーキングの5大価値」が提唱されている。

・Accessibility(つながり)
・Openness (シェア)
・Collaboration (コラボ)
・Community (コミュニティ)
・Sustainability (継続性)

これらを実践するのに「場所」は必須ではない。あったほうがもちろん便利だが、ただ手段であり、道具であるだけだ。事実、2006年頃にニューヨークではじまったJelly(ジェリー)は趣旨はコワーキングと同じだが、場所は毎回移動していた。

だから、コワーキングを開きたい、というご相談ごとをいただくときにはいつも、最初はどこか公民館の一室とかカフェの一角とかを借りてイベントとしてコワーキングの会を開いてみて、集まってきてくれた人の中から、共感してくれる人とチームを組んではじめたほうがいいよ、とアドバイス差し上げてる。物件を探すのはそれからでいい。

ただ、そういう自分もカフーツをはじめた当時、誰もコワーキングなんて知らなかったから、ほぼ一人で考えて一人ではじめた。それで、いくつも失敗している。なので、チームではじめることをオススメしている。

組合にマガジンにツアーにBeyond、そしてコワーキング曼荼羅

その後、「ネマ研」とは別に、カフーツでは前述の事業者をサポートすることを仕事としている人たちのための講座を2012年からはじめた。今持っている技術や知識に、もうひとつプラスしようという意味で、プラスワン講座、略して「プラワン」と名付けた。

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その後、「ネマ研」は82回開催して冬眠に入る。また、「プラワン」は2015年11月に86回目をやったきり、止まっている。

理由はいろいろあるが、セミナーやワークショップよりもコワーキングそのものに関わることが多くなってきて、時間や体力や脳のCPUに余裕がなくなったことが大きい。

ひとつは、2012年のコワーキング協同組合の設立だ。実は小さな所帯でこれまで目立った業績があまりないところは大いに反省だが、国の認可を得て設立された認可法人として経産省の管轄下にある組織だ。

話が逸れるが、組合もコロナ後の新しい活動方針を立てるべき局面にいま居る。それは、後述するカフーツの再定義とも絡むが、それはまたの機会にする。

2014年には『コワーキングマガジンVol.1』を刊行した。

国内コワーキングの黎明期に現れだした各地のコワーキングを取材して、インタビューをとりまとめたムック本だ。はじめて日本図書コード管理センターでISBNを取り、国会図書館にも寄贈した。

取材、録音の文字起こし、記事執筆、編集には相当手を取られたが、いい経験になった。印刷費をクラウドファンディグでご協力いただき、なんとか発行にこぎつけた。まだ在庫がいっぱいあるので、ぜひ、上記アマゾンでお買い求めいただきたい。

ちなみに、この時刊行したのが「Vol.1」だが、その後、「Vol.2」はできていなかった。が、今年の3月、6年ぶりにそれを引き継ぐ形でスタートしたのが『コワーキングプレス』だ。

『コワーキングプレス』は、まずウェブメディアとしてこのサイトがあって、ここに掲載された記事を年に何回かとりまとめて「紙の本」にして発行するスタイルを取る。今回は、その準備号として32ページの無料の見本誌を制作した。これも、在庫があるのでご希望の方は連絡いただきたい。

ただ、そのあと、各地を取材して記事化する計画だったのだが、移動自粛により、今のところその機会を失ったままだ。

次いで、2016年からコワーキングツアーをはじめた。各地のコワーキングを訪ねて回って、コワーカー同志のつながりを作り、コワーキングもつながることを目的とした。

これは今もってウェブサイトがない。Facebookページのままだ。思いつくまま勢いで行動に移しているのが自分でもイタイほどよく判る。

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今まで断続的に18の県、75のスペースにおじゃましている。その中で知り合った人たちとのご縁が今でもつながっているのは、ぼくにとっては大きな財産だ。まさにコワーキングの価値のひとつ「Accessibility(つながり)」を身を以て実感している。

今年も4月からシーズンに入ろうと思っていたが、残念ながらこれもお預け状態だ。

で、そのコワーキングツアーで各地を巡るうちに判ってきたことは、コワーキングは利用者の単なる作業場ではなく、地域のあらゆる課題や目的と、それらを解決、達成するためのリソースが交差するハブだ、ということだった。そのことを図解したのが、コワーキング曼荼羅だ。

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コワーキングは大きく8つのテーマ(課題、目的)を持った人たちが集まり、そこで提供されるリソースを用いて解決したり達成したりする、いわば街の公民館的施設であり、コミュニティであって、そのことでローカル(地域)を活性化し継続化できるスキームであり、エンジンであるということ。

ついでに、それらの課題や目的は、裏返せばビジネスのヒントになるということ。そのヒントを元にローカルで起業・創業する。そういう善循環をコワーキングでは起こせる。それを曼荼羅にしてみた。

このインサイトを手がかりに、2017年からは『移働の時代〜Beyond the Coworking』と題して各地でイベントを開催してきた。

ビジネスをする人に武器を与える

で、ここへ来てやってきたのがパンデミックだ。

この間に行動の自由を奪われることで、社会的に受けるダメージは計り知れない。が、これを機会に今までとは違うあり方を試すときではないか、と考えた。で、カフーツを再定義した。というか、原点回帰だ。

カフーツは前述の通り、ビジネスの役に立つことを学ぶコミュニティである「ネマ研」が前身だ。そこに立ち返ることにした。

ミッションは、あらためて

ビジネスをする人に武器を与える。

だ。

そのために、以下の2つのことをやる。

・カフーツを「学びの場」にする。
・カフーツを「仕事を創る場」にする。

「学びの場」は、くどくど書いてきた「ネマ研」や「プラワン」を復活させるということ。

「仕事を創る場」は、「ネマ研」や「プラワン」でつながったワーカーでコラボしたり、ぼくが窓口になって受託した案件をチームになって役割分担したり、あるいはその中から起業する人が出てきたら支援する、ということ。実はこれもかねがねやってきていることなのだが、それを「見える化」する。

そのためには、まず次の3つのことをする。

・その人の役に立つ情報を提供する→「学び」
・その人と協業・協働できる人を紹介する→「コラボ」
・その人の能力を発揮できる仕事を斡旋する→「実績(収益)」

上記は実は、コワーキング(コミュニティ)マネージャーがやるべきこととして、いつも言ってることだが、ここに注力する。で、これまでと何が違うかというと、これを、

オンラインでやる

リアルな場所は当面クローズだが、オンラインならできる。というか、それをネガティブに考えず、もうオンラインでできることはどんどんオンライン化していく、とポジティブに捉えて発想を変える。そうするといろんな可能性が見えてくる。

コワーキングの本質は「ハコ」ではなくて「ヒト」と「コト」。それをリアルな場所を前提にせず、オンラインでもっと自由にやってみる、ということだ。

まずは「学び」からだ。

これまで、カフーツという「場所」があるがために、セミナーやワークショップに参加できるのが神戸近辺の人たちだけだったのが、オンラインにすることで誰でも、どこからでも、全国各地から参加できるし、海外からでも可能になる。

しかも、主催者側(講師およびぼく)も、配信環境(例えばZoom)にログインできさえすればどこからでも講義できるし、進行もできる。要するに、開催する側も受講する側も、どこにいようが構わない。まさに、リモートワークだ。

おかげで相互につながる地理的範囲が格段に広くなる。おまけに取り上げるテーマや、その講師のアサインもしやすくなる(はず)。

実は、オンラインでのセミナー開催は、コワーキング協同組合のほうで、過去に何度もやってきている。今回はツールは違うが、その経験に基づいて当面、「ネマ研」や「プラワン」のオンライン版を企画・編成して、準備できたものから順次、告知していく。

次に来るものは何か、そこで結果を出したい

そうして、オンラインでビジネス(仕事)する人に武器を与えつつ、オンラインでワーカーズ・コミュニティを組成し、オンラインで仕事を創る仕組みを作っていくつもりだ。

ただしここでは、ウェブ上に擬似的なコワーキングスペースを作って二次元のモニターで見ることは想定していない。一時、それも考えたが、次に来るものはどうもそこではないと思う。もう少し先を考えたい。ヒントはあるが検証の余地は残っているので、ここでは控えておく。

なお、15日のプレゼンでは、これを「バーチャル・(コ)ワーカーズ・コミュニティ」と言いながら、途中で「違うな」と口走っているが、あとでツラツラ考えてやっぱり「バーチャル」ではないなと感じている。

実体のある生身の人間がウェブというツールを使って活動するだけであって、ずっとそこに生き続けるわけでもないので、当面は「コワーカーズ・コミュニティ・オンライン」としておく。なにかいい言葉が見つかったら、また変えるとしよう。

あらためて、まとめておくと、

カフーツはオンラインでビジネスをする人に武器を与える。

ということです。そこで、先の「コワーキングの5大価値」を提供していくつもりだ。その事を言うのに、こんなに長々と書いてしまった。すみません。

ところで、コワーキングツアーだが、コロナ後、それがいつになるのかまだ判らないが落ち着いた頃を見計らって、3ヶ月に一回のペースで、どこかのコワーキングに全国から集結してイベントを開催する、交流会を開く、というようなことを考えている。

その場合、(コロナがなかったら今ごろ沖縄でウロウロ、ゴソゴソしてたんだが)、例のコワーケーションのノリで、数日間、その地に滞在してのイベントにしようと思っている。

ということで、またしても風呂敷を広げた感が半端ではないが(ない)、今はこれまでと違うやり方をはじめるいいタイミングだと思ってる。ま、ぼちぼちと進めることにして、途中、脱線しようがどうしようが、「場所」のありなしに関わらず、「コワーキングの5大価値」の提供に努めたい。

今日、そもそもの起こりを書いたのは、当時の気持ちを忘れないようにしよう、そう思ったからだけど、本質的なことはこれからも同じ。ただそれをオンラインでやるだけ。道具が違うだけだ。そして、次に来るもので結果を出したいと思ってる。そしてその結果も、これまでとはぜんぜん違うものになることを期待している。

ということで、これからもカフーツを、よろしくです。

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リモートワークやコワーキングをテーマに以下のサークルもやっています。よろしければ、ぜひご参加を。



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