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これからの「あるべき社会」を作るアプリ「cosac」ベータ版、そろそろ登場:今日のアウトテイク#192(2024-05-28)

<アウトテイク>
・SNSに投稿する前の推敲(もしくは配慮)なしのメモ、殴り書き
・ブログ記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」

※いよいよ、その日が近づいてきたゾ。

#今日のBGM

#今日のコトバ

"誰もが15分以内に有名になる。そんな時代が来る。"
(アンディ・ウォーホル)

#これからの「あるべき社会」を作るアプリ「cosac」ベータ版、そろそろ登場

先日、ここに「ぼくらがやっているコワーキングというカツドウもまた、働き方、生き方を変える社会運動の一つであり、それは「こうしたほうがいいんじゃないの?」というクリティカル精神の表れでもある」と書いた。

元は、この記事に触発されて書いたのだが、

消費者の便益よりも、自社の哲学に基づいて「社会はこうあるべきだ」という批判的=クリティカルな提言をする企業が成長している、という話。

この記事も、実は山口周さんのこの本からのサマリー(みたいなもの)。で、今、読んでるのだが、これがズバっとハマって、もう赤線引きまくり、耳折りまくり。

これまでのマーケティングの常識だった「ターゲット市場を特定し、市場に存在する問題を見つける」のではなく、「市場に存在しない大きな問題を、企業の側から生成することに成功したから」成長する企業が増えてきているという話が非常に刺激的。というか、確かにここんとこ、そういう空気を感じる。

で、ビビビと来たのはこの一節。

社会運動は、ある時点において必ずしも多数派のコンセンサスを取れていない事象について批判的に考察し、社会に向けて問題定義することからスタートします。つまり、社会運動は原理的に必ず「少数派から始まる」ということです。

それまで、多数派の人々には意識されることのなかった問題が、クリティカル・ビジネスのアクティヴィストによって啓発・批判されることで、初めて「言われてみれば確かにそうだ。いままで当たり前だと思っていたけれども、これは見過ごすことのできない問題だ」と感じる人が増え、クリティカル・ビジネスは運動として離陸することができるのです。

つまり、「少数派であること」こそがクリティカル・ビジネスの核心をなす要素だということです。

あー、それ、ぼくらが今やろうとしてるアレだわ。

アレというのは、これ。

昨年の2月にクラファンで開発費の資金調達にご支援いただいたアプリが、紆余曲折、暗中摸索、七転八倒を経て、ようやくベータ版公開に漕ぎつけようとしている。長らくおまたせしてすみませんでした!

全国のコワーキングスペースをネットワーク化し、各コワーキングスペースのイベント情報を共有し、参加申込みと決済をアプリ上で実行し、その売上の一部をまたコワーキングとコワーカーに再分配するアプリ。その名も「cosac」。

「cosac」というアプリ名は、例の「コワーキングの5大価値」の頭文字を置き換えて創案した。

cosacは、プラットフォーマーによる利益の寡占ではなく、このプロジェクトに参加する者がつながり合うことで、適正に利益を分け合うビジネスモデルを実現する。協力する皆に分配される仕組みが理想であり、それこそがシェアリングエコノミーたるコワーキングの本質だと考えている。

また、こうしたコワーキングの理念に基づいた共同体を維持継続することが、結果的にコワーカーの理想とする環境整備につながっていること、そして、そのことに参画して実現に協力するコワーカーのためにもなると確信している。

で、なんで、さっきの本にビビビと来てるかというと、このアプリはもとより、コワーキングという狭い領域の中での運用しか想定していない。かなり、ニッチ。つまり「少数派」だ。

ただ、ニッチなだけに、アプリを使って実現しようとしている世界観を共有できる人とはタイトな関係が築けると思ってる。そして、この仕組みがいずれひとつの経済圏を構築し、新しい価値を創造するエコシステムを実現する、そのファーストステップになることを期待している。

つまり、ぼくらはアプリを作っているのではない。相互扶助が前提であるコワーキングというスキームを活用して、これからの「あるべき社会」を作ろうとしている。

なので、それこそ自らの哲学に基づいて「社会はこうあるべきだ」という批判的=クリティカルな提言を行う、社会運動だと思ってる。マジで。

「少数派であること」こそがクリティカル・ビジネスの核心をなす。まあ、ぼくらはビジネスと言うよりカツドウと言ってるけれど。

で、いよいよベータ版が登場する。長かった〜。と言って、一息ついてる場合ではない。これからが本番。

今、ウェブサイトの制作の終盤で、あとぼくがいくつかテキストを送稿したら、とりあえずスタートできる。ただし、まだベータ版だ。

そこで、6月1日からベータ版でのユーザーテストを実施する。このプロジェクトに関心を持ち、共感していただける方に、ぜひテスターとして参加してご協力いただきたい。

詳しくは、後刻、告知します。
もうあとしばらく、お待ちくだされたく。

ということで、今日はこのへんで。


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