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こどもの頭痛~親が原因でもないし、原因でもある~

長女は小学生の間ずっと、頭痛と共に過ごしてきた。

症状を聞くと、時には緊張性、時には片頭痛のようだった。しかし頭痛で病院を受診させたことは一度もなく、家にある痛み止めを飲み何とかやってきた。 

私は小学校時代、吐き気と吃音と共に過ごした。集団生活の居心地の悪さによるストレス、長女と私で症状が違うだけで理由はそれだろうから、時が来れば治まると思っていた。

事実長女は、学校への違和感や人間関係など本当にキツかったらしい。私が仕事から帰ると、頭痛で動けないでいる彼女の姿が度々あり、辛そうだった。

中学生になると徐々に頭痛の頻度が減り、気付くと強力な低気圧が近づいている時以外ほとんど頭痛は起きなくなった。

ところでその頃、自分改革を始めた長女の影響で、私も自分をいたわったり思考パターンを変えることを学び、それまでよりも格段に快適な精神状態で過ごせるようになっていった。

そんなある日、過去の自分の写真を見て驚いた。”今の方が眉間のシワが少ない!!”

長女にその事を話すと、「そうだよね。ハッキリ言って今は別人!昔のママはホントに怖い顔してた。あれじゃ私の頭痛だって起きるよ。あっ!言っちゃった!」 今は昔という感じで笑いながら言った。

ストレスは学校や社会だけではない。親の表情も。そうだよな。その時私はあっさりと認めた。

今は昔の、私の眉間のシワ。長女の頭痛の原因の一つだった。


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