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養育費をもらわなかった本当の理由

どうやら世の中では、離婚時に決められた養育費が、きちんと払われていない割合の方が多いらしい。しかし私はこの養育費をはじめから貰わないという選択をし、本当に貰わなくて良かったとしみじみ思っている。別に意地ではなく、理由を説明することができる。もちろんその中には感情も大いに入っているが・・。この理由に関して娘からは「世の中の怒って騒いでいる女性よりも、ママみたいに一見怖そうにしてない人の方が、実は本当に怖いよね・・。」と言われた。確かに、離婚相手に対する呪いのような感情が当時は入っていたと思うので、興味を持った方に読んでいただけたらと思う。

そもそも離婚時、娘達は11歳と16歳で、親が自由に働いても問題ないような年齢だったし、今ならまだ薬剤師が時間数働けば二人の子供を養うことが出来る時代だ(今後は楽観視できないが)。とは言え娘たちは、世の中的にはこれからお金がかかる年齢とも言える。ちなみに離婚時の財産分与は、正直に話すと私が約100万円、離婚相手が約50万円。財産と呼べるほどのものではなかったが、次女の矯正費用の払い込みがまだ残っていたし、私名義に変えた自動車ローンの繰り上げ返済もしたかったので、多めにしてもらった。しかし、今後の娘達の進学などに当たり、必要な時に彼にお金を出してもらうような取り決めは一切せず、娘達の養育にかかる費用はすべて私が負担するという事を離婚協議書にも明記した。住居には娘達と私がそのまま住むことにしたが、まだ21年残っている住宅ローンは、私名義で借り換えた。

以前の記事にも書いているが、私は2015年から投資、トレードの世界に興味を持ち、(数字的に結果は出ているとは言えないが)仕組みや手法の他にも、心理学的、哲学的な事も同時に学んできた。むしろその原理を知ることで、自分の生活全般が精神的に豊かになってきた。その中に様々な事に当てはまる分かりやすい原理、「正と負」「プロスペクト理論」がある。離婚に際して養育費の事を考えるとき、それが大いに役立った。

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