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私自身の話~自分を解放するために考えてきたこと~

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外向性が演じられる内向型人間で、HSPと少しのサイコパス的要素を持つであろう自分の考えや経験。何よりも自由を得るために、自分の価値観で生きていきたいという思い。
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2019年6月の記事一覧

あまり好きでなかった父の見え方が大きく変わった理由~でも昔の私では気づけなかったな~

4年ほど前まで、父に対して人間的に魅力を感じなかった。 「不自由なく育ててくれて、私立の薬学部まで卒業させてくれて感謝はしているが、人間としてはあまり父を好きではない」と人に説明していた。 人を楽しませるのが上手ではないし、気の利いた言葉も出てこないし、食卓ではいつも斜め下を向いていて、時折ため息をついて、ストレスが胃に来やすくて、体質的に太れず身長183cmで60kg未満だった。 子供に何か強く強制することはないが、”~をした方がいいよ”とか、いつも先回りをするのが、

40歳過ぎて最も体調が良い日々を迎えた~気づくことと、いたわること~

前回の不安感からの解放と連動しているが、今が一番体調が良い。 小学生の頃は、毎朝ひどい吐き気と共に起きていた。しかし人間とはそういうものだと思い、親に訴えるわけでもなく、何とか朝食を詰め込んでいた。 小学校では人の話し声や動き、匂いで目が回るような感覚で毎日過ごしていた。 中学生になると、毎朝の吐き気はあまり感じなくなり、"えっ、人間て毎朝気持ち悪くなるわけじゃなかったの⁉︎"と気づいた。 しかし中学時代は、動悸とトイレの近さと共に過ごすことになった。大きめの物音や、

子供の頃の吃音(どもり)とその名残り~でも意外とどもってる人いるかも~

小学生の頃、私はどもりがひどかった。 それより小さい頃は、親以外の前であまり言葉を発したことがないので覚えていない。 小学生になり、例えば友達のさとこちゃんに話しかけようとすると、「さ、さ、さ、さ、さとこちゃん・・」という感じ。また吃音というのは、始めの一文字の声が出てこない事も指すようだが、それもひどかった。 不自由なのは学校の授業中。先生に当てられ立ち上がっても、一文字目が出てこない。やっと出てきても、どもりがひどい。毎日がスリルで苦痛。あーあ、何で地球が誕生したん

”自分の言葉に自分が一番影響を受ける”を実感した時~うさん臭くもなかった~

自分が使う言葉は自分に返ってくる 自分の言葉に自分が一番影響を受ける というのを聞いたことがある人は多いかもしれない。 数年前、私は心底これに納得した。 ある日私が、何かを食べた時いつものように「これウマっ!」と言うと、長女が「あまりウマいとか使わずに、美味しいって言った方がいいよ」と言ってきた。 あれ?いつも一緒にウマって言ってたのにー、と思っていると彼女は「人は思った以上に自分が使う言葉に影響されるらしいから、なるべく綺麗な言葉を使った方がいいよ」と言う。 ほ

恩師~塾をクビになった先生~

高校2年生の時通っていた英語の塾の先生。私が間違いなく恩師と呼べる方の一人だ。 群馬県のある村で育った私は、周りにはいわゆる学習塾はなかった。町の高校に行き楽しさを知ってしまった私は、まじめに勉強していたとは到底言えず、しかし何となく英語は、いざという時に自力で習得するのが難しいので何とかしなくてはと思っていた。そこで両親にお願いして、高2から英語だけ塾に行かせてもらった。 先生は40代くらいの男性だった。 初日か2日目か忘れたが、先生の口からこんなセリフが出てきた。「