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放射線医学まとめ

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放射線治療に関する医学(やはりがん関係が多い)
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#がん

放射線医学 泌尿器系

前立腺癌根治的治療 体外照射:X線、粒子線 小線源:ヨウ素 併用:二つを共に用いる 投与線量が増えると再燃率が抑えられるが当然有害事象も増えるので、前立腺への線量を保ちつつ周囲臓器の線量を下げる必要がある →強度変調放射線治療 一般に72グレイ以上の照射で外科手術とほぼ同様の治療成績が得られる リスク因子 臨床病期 PSA値 グリソンスコア(組織悪性度) これらの値により治療方針を決定 低リスク→放射線治療単独 中リスク→放射線+ホルモン療法4~6か月 高リスク→

放射線医学 総論

放射線とは、空間や物質を波や粒子の形で伝わるものの総称 一般に放射線治療ではX線、γ線、電子線を用いる 放射線の分類非電離放射線:電波、遠赤外線、赤外線、紫外線など 電離放射線:原子や分子から電子を放出しうるもの 直接電離放射線・・・α線、β線、陽子線など 間接電離放射線・・・X線、γ線、中性子線 放射線の単位放射能:1秒に放射性物質がどれだけ崩壊するか→放射性物質の量 単位ベクレル 吸収線量:物質が単位質量当たり吸収するエネルギー 単位グレイ 等価線量:放射線の