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放射線医学まとめ

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放射線治療に関する医学(やはりがん関係が多い)
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2020年8月の記事一覧

放射線医学 IVR

IVRとは、放射線診断技術を治療に応用する技術の総称 低侵襲性 セルジンガー法 局所麻酔→血管穿刺→血管内にガイドワイヤー挿入→ガイドワイヤーにかぶせるように血管内にカテーテル進める IVR適応①塞栓術(TAE) 経カテーテル的に塞栓物質で血管を詰める コイル、スポンジなどを用いる 微小癌、出血時、肺動静脈奇形、静脈瘤などに適応 参考)BRTO 胃腎シャントを介して胃静脈瘤に硬化療法を行う ②血管形成術、ステント挿入 内膜損傷に注意 ③非血管系 膿瘍ドレナージ、P

放射線医学 骨・関節画像診断

変形性膝関節症50代以上女性好発 原因 一次性:加齢、肥満 二次性:外傷、関節炎 病態 関節軟骨減少→骨の増殖性変化、炎症→関節変形 画像所見 関節裂隙狭小化 骨棘形成 骨硬化像 内反変形 関節リウマチ30~50代女性好発 症状 左右対称の手指、足趾、肘、膝関節腫脹 滑膜炎→パンヌス形成→関節変形、拘縮 画像所見 骨浸食、関節裂隙狭小、骨粗鬆症 腫瘍性病変骨幹 ユーイング肉腫:虫食い状骨破壊 悪性リンパ腫 類骨骨腫:夜間痛が特徴 円形・楕円形透亮像 骨幹端 骨