見出し画像

書籍レビュー:エンド・オブ・ライフ

今回は「エンド・オブ・ライフ」を読みましたので、ご紹介します。

・本を手に取ったきっかけは?
福岡県八女市にある「うなぎbooks」という本屋さんで出会いました。
こちらの本屋さんはテーマごとに選書されていて、その時に自分が感じていることや考えていることの棚を見ると大体、そのテーマについて少し前に進めるので考えを深めたい時にお邪魔するようになりました。

・どんな本・どんな人におすすめ?
私は在宅医療に関るまでは退院した患者さんが家でどう過ごしているかがよくわからず、退院する際に「本当に帰っても困らないかな?」と悩むことが多かったです。
在宅医療を経験する機会がなく、家で患者さんがどう過ごしているか気になる方におすすめです。
「在宅医療ってこういうところで困るんだ」
「家に帰るとこんなことができるんだ!」
「家に帰れないと決めつけずに一度、相談だけでもしてみようかな?」
と少しイメージが湧いたり、身近に感じられるのでは?と思います。

・何を学んだ?
特に印象的だったのは、がんになった訪問看護師さんが
「普段はがんを忘れ、日常生活という、僕の『人生』を生きていたいんです」
と話されていたことが印象に残っています。
確かに病院では患者さんを「人」としてでなく、「患者」さんとして接してしまっていることが多いのかもしれないと思いました。
診療を振り返るきっかけとなる場面がたくさんありました。

・まとめ
患者さんが家に帰ってどう過ごしているかを垣間見れる本をご紹介しました。
もっと退院後の生活まで配慮した診療のために学び続けたいと思いました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?