動画解説 晶3

 対父の一点読み確定反撃の解説と補足。

・この動画においてはOM自体に意味はあんまりありません。タイミングが取りやすいのと移動距離が大きいから、というだけです。前ダッシュ2回から3P+Kで同じようなことが可能です。
 しかしただ背後ヒットさせればいいというわけでもなく、距離を調節し先端を掠めるように当てて持続ヒットを狙っています。首尾よく成功すれば+11となり、G不能の振り向き5フレと合わせ発生16までが確定、側面と背後はNHで連続するコンボ始動の3K+GP+Kが確定するわけです。
 動画のコンボは両足共通のものですが、本来であればハの字限定の

46P→1フレ消費2P→2K+GPP 53

を入れることができれば最大ダメージでした。壁が狙えるようなら修羅で運んだり、距離がよければコボクから壁補正のかからないコンボが入って140オーバーのダメージが奪えます。

 さて、前述したように3K+GP+Kを確定させるためには3P+Kの背後持続ヒットが必要になるため本当のところこれは実用性のある反撃ではありません。
 実戦的にはダッシュ2回から3K+GP+Kを直で入れるのがもっとも現実的になるかと思います。これならある程度反応してからでも間に合いますし。
 9K逃げ一点読みでいいのなら最速1Pが背後密着ヒットして受身の取れないダウンになり、そこから拾って半分近く減らせたりもするので、まあ読み切った時には試してもいいかな、というくらいには使えるかもしれません。

 でもそれじゃあ今回の動画は使えないネタでしかないのか、と言えば全てがそうではありません。さきほど「OM自体に意味はない」と書きましたが、それはあくまで3P+Kの持続ヒットを狙う場合において、ということです。しかし、3K+GP+Kを狙う場合はどうでしょうか。
 行動としてはOM→ダッシュ→3K+GP+Kで確定反撃とすることができます。もちろんダメージはダッシュ2回から入れるのと変わりません。が、位置取りを大きく変えられるという点が異なります。
 横方向への軸移動を挟むために、ダッシュのみでは不可能な位置から壁を絡めたり、あるいはリングアウトを視野に入れることができるようになったりします。
 特にステージ端の攻防においては、こちらをリング際に追い込んだ相手が逆に入れ替えられることを嫌い、9Kで中央方向に逃げ仕切り直しそうとすることも少なくありません。そこでOMで軸を変えつつ縦方向への運びが大きい3K+GP+Kで一発を狙いに行く、というわけです。
 当然空間把握が大事になってくるので、かんたんなテクニックとは言えないかもしれません。しかし狭いステージにおいては適当でも勝手にうまくかみ合ってくれたりすることもあるので、そういう状況では9Kを読んだらダッシュではなくOMを入れる、くらいの心構えを頭に入れておく程度でもいいのではないでしょうか。

 今回はこんな感じでした。
そろそろ別のキャラにも触れていきたいところ。

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