9.IRONURI


子供騙しの愛なんか
要らない ぼくらの間には
ため息ばかりの毎日は
漏れる吐息に溶けていく

どれだけ塗り替えられても
最後は僕の色で汚すから
きみの色は ぼくの心に預けて

きみを女性たらしめる
愛し方は知ってるつもり
ぼくに身を委ねてみて
深い夜に溺れて
酸いも甘いも一夜にして
味わい尽くす甘美な時間
もしも分け合えたのなら
色の無い朝もきっと
2人の色に染まるよ

きみの "なんでもいい" って言葉の
意味は きっと そうだね
わたしの気持ちを当ててみてよっていう
挑戦状

どれだけ混ざり合えたなら
同じ景色が見えてくるのかな
春夏秋冬 きみの目を 通して見せてよ

きみの秘密に触れる度に
視線を奪われて仕方ない
口付けをねだるあまり
胸が締め付けられる
愛を独り占め出来たなら
そしたら毎日でもぼくは
色とりどりの花々
咲かそう きみの為だけに
咲かそう 2人だけの色