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切れるフィルムカッターでビニールマスカーを切って切って切りまくれ

カッターだけにズバリ!!なんですが、
ガネーシャフィルムカッター

が最高です。
これほどよく切れ、そしてその切れが持続するカッターを使ったことありませんでした。
その前にガネーシャってなんだろと調べたんですがインドの神様なんすね。
商売の神様らしいので僭越ながらわたくしもご利益にあやかろうと思います。

パッケージ
現行モデルパープル   旧モデル水色

さて、鈑金塗装をやっていると必ずというほど使う副資材がマスキングフィルムです。ビニールマスカーと言ったり。
塗装箇所以外の場所への塗料の飛び散りを防ぐためにボディを覆う使い捨てのビニールカバーの事です。
んで、そのほとんどが100mとか150mとかの長さのロール状態で供給されてくるわけです。

ロールのマスキングフィルム150m巻
切る!



そのロールのマスカーを必要な長さや形にスパーンスパーンとカットする道具がフィルムカッターという物。

画像はイメージです



フィルムを切るためだけの道具です。

でも必ず使えって物じゃないから、マスカーは"なかやまきんにくん"ばりに「ヤー!!!」と手で引きちぎってもいいし、普通のハサミでじょきじょき切っても、各々好きな刃物で切ってもそれはそれで自分がが良ければOKなわけ。
だけど、自動車のボディを覆うという事を考えたとき、出来る限り他の所に傷を付けづらくて、それでいて手早くスカッと切れるものが望ましいんじゃないの?と思います。

ビニールマスカーでマスキングした車両



マスキングの乱れは心の乱れ。なんていいますが、切れの悪いカッターで切ったりしていると少しずつストレスが蓄積していくような気がしません?
切れたり切れなかったりの不安定さに加えて切り口の汚さは、マスキングを自らやりにくくしている事に気が付かないと。
そうなるとやはりスパスパ切れるフィルムカッターが使い勝手が良いよね。ってなるはずです。

自分結構前からフィルムカッターには執着していて、各メーカー色々使ってみたのですが、どうしても消耗品的な立ち位置で、そのほとんどが安価な物が多く切れなくなったらポイさよなら的な商品ばかりかったんですね。

そんな中登場してきたのがこのガネーシャフィルムカッターだった。

歴代カッター戦士


これまでのフィルムカッターはだいたい1個500円前後だったのに対し、ガネーシャのは2,000円とフィルムカッターにしては割と高価格な設定です。
でも使うと2000円は安いと感じます。
まじで。
5000円でもいいんじゃないか?ってぐらい切れるし、その切れが持続します。
そんなに切れるなら内蔵されている刃を特別な物をつかってるんじゃないか!!?
と思うじゃないですか。
ですが刃は至って普通の市販しているカッターの刃です。
ミソは刃を挟んで固定する外側の部分、側にあります。

以下ガネーシャECサイト

より

「ビニールを安全かつスピーディーに切る、今までにないカッターです。刃が浮いている中空構造にする事でビニールが刃に絡む事を激減させました(特許出願済み)。
刃が切れなくなったら、既存のよくあるカッターの刃を入れ替える事ができます。
刃の交換の際は、写真のようにカッター先端の中央部から両脇に開いていく事で本体を分割し、交換してください。

さらに、マグネットを内臓しているので、鉄の壁や自動車のボディーなどに貼り付ける事ができます。
表と裏で磁力に差がありますので、好みに合わせて使い分けてください。」

カッター入口付近

てかそれを知れただけで結構びっくりしません???
だってフィルムカッターなんだから切れ味の良し悪しは刃だろ!刃の違いだろ!!と勝手に思い込んでいました。
もちろん刃も大事ですよ、でも本当に大事なのは刃を固定している持ち手部分の構造にあった!というのには驚きです。
その構造で支えられているためにフィルムが詰まらず、長い間切れ味が持続すると。
考えた人すげーなー。
たかがフィルムカッターなんて言っちゃうと怒られちゃいますね。
ほんと一球入魂の優れた逸品だと自分は思います。


刃の交換は真ん中から爪を外して真っ二つに
中身は至ってシンプル。
積年のビニールカスが入ってましたw
刃の交換は市販のカッター刃(小)

毎日使う物にはお金をかけろ!とは言いますが、このフィルムカッターはほんとに買って良かったなと思う品です。
安いフィルムカッターにあるすぐ切れなくなる詰まるといったストレスから即解放されます。替え刃も市販の小さいカッター刃で良いというのもありがてえ。
自分は出始めに買って結構経つと思うんですが、まだ一度も刃を換えていません。ロールのブースのプレフィルターとかもカットするのに使ってますが、それでもまだスパスパ切れるから。
凄いですこのカッター。

ロールのプレフィルター(0.1㎜)もズバズバ切れます



使い捨ての奴は、刃の切れ味が若干落ちても本来切れるんだけど、本体の造りが詰まり易い設計?というかそこまで考えて作ってないんだなー。とこのガネーシャを使うと分かります。
たぶん刃はそれなりに持ちます。
でも構造が悪いから切れないようになってしまう。というのが使い捨てフィルムカッターの核心だと思います。
だってガネーシャのも刃はフツーのカッター刃なのにいつまでも切れますからね。問題は造りにアリと言えます。

最近材料屋さんに問い合わせたんですが、取扱終了との返答でしたのでECサイトから直接購入しました。そしたらいつの間にかマイナーチェンジしてマグネット内蔵型になってました。マグネット機能は嬉しいけど自分的にはもう少し強力なマグネットの方が好みかな。

旧モデルはマグネットが内蔵されていないため100均のマグネットを強引に取り付けてあります
現行モデルはマグネット内蔵タイプに

鈑金塗装とは切っても切り離せない存在のビニールマスカーですが、気持ちよくスパーンスパーンと切っちゃいましょう。

小さい事だけど生産性が上がるのは大事ですからね。

では。


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