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【ADV1-PCG9】リアクトサクラビスの概要とレシピ【RS-PK】

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はじめに



今回の記事ではリアクトエネルギーを使ったサクラビスのデッキについて紹介します。
長い間もう少し改良できると思って記事にできていなかったのですが、このままだとずっと満足いくものにならなさそうなのでとりあえず今組んでいるものを記事にしたいと思います。

デッキの概要



サクラビス(ADV4)の「サイコウォーター」を中心にしたデッキです。もう1種のサクラビス(PCG5)の「リアクトブースター」でサポートします。サイコウォーターはレインボーエネルギーなども含まれ、さらに相手の場のカードも加算されるので対象になるエネルギーが広い範囲なのが特徴です。非ex、1進化、逃げる0、該当するエネルギー1枚でワザが使える軽さが強みです。


サクラビスのPCGシリーズでの活躍


サクラビスは登場したADV4期から比較的人気のあるカードでした。ADV時代はサーナイト(ADV1)と組み合わせて自分の場にエネルギーを貯めたり、ワザの傾向が近いレアコイル(ADV3)とレアコイルと相性が良いエネコロロ(ADV1)と一緒に使われることが多かったです。また日本ではほとんど見ませんでしたが、世界大会ではクロバット(ADV4)やワタッコ(e2)らと組み合わせて流行のバシャーモ対策に使われており、ベスト32以上にもそこそこの数がいました。
その後PCGシリーズになって前半はハーフ・スタンともに水弱点の相手への対策カードとしてサブのアタッカーとしてたまに使われました。PCG5でリアクトエネルギーを使った新しい進化ラインが出ると、サクラビス自身がメインになるデッキとして使われることが多くなりました。環境のトップになることはありませんでしたが、地区大会で入賞になることはあり一定の活躍はできたと言っていいでしょう。

デッキレシピ


ポケモン:21枚
4:パールル(PCG5)
3:サクラビス(ADV4)
1:サクラビス(PCG5)
1:ハンテール(PCG5)
1:ヒンバス(QCP)
1:ミロカロス
1:ミロカロスδ
1:メタモン(ADV1)
1:エイパム(PCG1)
1:ジラーチ(PCG2)
1:ラプラス(PCG5)
1:ケンタロス
1:ホロンのコイル
3:ホロンのポワルン

サポーター:11枚(シーバー込み15枚)
2:ホロンの導師
1:ホロンの冒険家
2:ダイゴのアドバイス
2:ニシキのネットワーク
4:ロケット団の幹部

トレーナー:20枚(シーバー抜き16枚)
4:ホロンのトランシーバー
4:暴風
4:ポケモン回収装置
4:そっくり!テレポーター
4:どっきり!タイムマシーン

エネルギー8枚
4:リアクトエネルギー
4:Wレインボーエネルギー

カード解説

ポケモン

・サクラビス(ADV4)

デッキのメインアタッカーです。基本的にはバトル場に出し続けるので多く採用したいです。

・サクラビス(PCG5)

ポケボディーでリアクトエネルギーを2個分のエネルギーにできます。サイコウォーターが1枚で使えるエネルギーがWレインボーと合わせて計8枚になるので一気に扱いやすくなります。2種類合わせて2:2か3:1採用します。
基本的にベンチに置き続けますが、これ単体でも結構ダメージが出せるので序盤の速攻や最終盤のごまかしにも使えます。

・ハンテール
ポケパワーでリアクトエネルギーを加速できます。そのままだと1回きりで終わりなので、ホロンのポワルンやエネルギーを移動させるカードでリアクトをなくしたり、どっきり!タイムマシーンでサクラビスに変えたりして使います。必須ではありません。

・ミロカロス
ADV4の方のポケパワーでベンチにダメージをばら撒いてくる相手の対策として採用しています。またバトル場を攻撃してくる場合はδ種の方を使って展開役にもできます。

・メタモン
事前に出しておいてサクラビスがきぜつした次のターンにどっきりへんげパールルからすぐにまた進化させることができます。パールルがサイド落ちした時や連続でサクラビスが倒されるような場合は展開が追い付かないことがあるのであると役立ちます。

トレーナー


・ニシキのネットワーク
どっきり!タイムマシーンがあると進化カードが揃えやすいので必須ではありませんが、ラプラスからとれる選択肢として少し採用しています。

・ホロンの導師
サクラビスラインはδ種がないため冒険家で4枚引きづらく、手札をトラッシュすることもうまく活用できないためあまり相性がよくありませんが、マユミではパールルを複数サーチできないため消去法で採用しています。

・そっくり!テレポーター
1進化がメインのデッキなのでテンポよくサクラビスラインを作るのに役立ちます。これを採用しているためたねのサポートポケモンも多く入れています。

・どっきり!タイムマシーン
ハンテールでリアクトエネルギーをつけたあとに使ってサクラビスにかえることでエネ加速をしつつ攻撃することができます。またミロカロスも水タイプの方で回復させてからδ種にかえて展開要因にできます。それ以外にもパールルよりも進化先の方が多く採用されているため素引きしやすく、PCGサクラビスを用意しやすいです。

戦い方

速攻デッキに近いのでそっテレやサポートポケモンを使ってなるべく早くサイコウォーターでサイドを取りに行きたいです。特にスクランブルエネルギーの効果がはたらいている場合はサイコウォーターのダメージが30上がるのであえて先行して構わないでしょう。

メタモンや回収装置で連続してADV4サクラビスを用意しつつ、PCG5サクラビス・ハンテールもたててサポートを狙います。

他の採用候補カード


・エネコロロ(PCG5)
リアクトエネルギーを移動できるのでハンテールと組み合わせることでエネ加速しやすくなりますが、新しく1進化を用意することを考えるとやや地味な効果です。エネコロロは展開できるADV1のものや特殊エネを再利用できるexもいるので合わせて使う手もありますが、大幅な改造が必要でしょう。

・ポケモン☆
他のデッキほどは大きな効果を発揮できないと思いレシピには入れていませんが、そっテレが多いためシャワーズやサンダースがあると役立つことはあります。

・ダグトリオ
ベンチ攻撃はぜひ対策したいので、ミロカロスが使いにくいと思う場合はこちらも候補になります。ただしエネルギーをつけづらく、持ち味である闘アタッカーとしては期待できないところは欠点です。

・マグカルゴ、ポリゴン2などの1進化のサポートポケモン
アメを使わないのがサクラビスの強みなので2進化のものはやや入れにくいですが、ミロカロスδの展開力に期待できない場合はこれらも候補になります。逆にポケパワー対策が多いと考える場合は何も入れないのも選択肢になります。

・オーキドはかせの研究
・モノマネむすめ
手札に来てしまったリアクトエネを山に戻すことで、ハンテールのパワーを使う回数を増やせます。

・レインボーエネルギー
・超エネルギー
・マルチエネルギー
エネルギーの総数が少なく毎ターン手張りできないと考える場合、追加で入れるのも有効です。
サイコウォーターが水と超の両方を満たせると効率がいいためすべての色になるエネルギーの優先度が高いでしょう。
リアクトとW虹の効果が非常に高いため、クリスタルビーチ対策として1個のエネルギーを多く入れるのは微妙で、それなら相手のビーチを壊せるカードを増やす方がいいでしょう。

主要デッキとの相性

・ジュペッタex
超とレインボーエネルギーを使う相手でHPも低いためサイド2:1交換を狙いやすく、かなり有利に戦えるでしょう。

・ウインディex
弱点をつけるためかなり有利に戦えるでしょう。普段そのままでは戦えないハンテールも十分なダメージとなることも有利です。

・ナッシーマイン
お互いに1進化で相手のメインを一撃で倒せる組み合わせですが、エネエネボンバーを使う関係上こちらの方がサイドを先行しやすく有利に戦えるでしょう。

・オドシシバクーダ
バクーダの弱点を突くことができ、オドシシに混乱させられても逃げる0で治すことができるので比較的有利に立ち回れそうです。この相手を意識する場合はそっくりやどっきりが使えないことが多いためサポーターやエネルギーにかえて安定性を高めたいです。

・ナッシーライチュウ
相手はHPが低く、Wレインボーなどを多用する相手なので打点が安定しやすいです。
デルタサークルを無傷のサクラビスが耐え、パチパチも意外とダメージをうけないのでどちらかといえば有利に思えます。

・ナッシーレックなどDestiny系のデッキ
マルチや超エネなどサイコウォーターの対象になるエネルギーを使われがちで、ジラーチexやミュウδなどもあまり厳しくないので十分戦えそうです。
レックδは弱点ですが、ポイントショートの30はサクラビスが1回耐えられるので極端に苦手ではありません。

・オドシシレック
前述したとおりどちらのポケモンも極端に苦手な相手ではありませんが、より有利に戦える相方が抜けているので勝率は落ちています。

・バンギマイン
スピンテールでHP50~70くらいのポケモンがまとめて気絶するのが厳しいので対策できるカードはぜひ入れたいです。
以前多くいたピジョットで展開するタイプはスクランやポワルンをつけることが多く120ダメージを出しやすかったのですが、最近増えているホロンFFと炎や、ヒーリングエネが多いタイプは戦いにくいかもしれません。

・サーナイトδ
やや不利と思われますが、こちらがどれくらい先行できるかによりそうです。
かえんだま1発できぜつしてしまいますが、基本的にはホロンのポワルンを使うため逆用して大きなダメージを出せます。封印マーカーはタイムマシーンで消すことができます。

・カメルギア
ラティアス☆を使うタイプはこちらを倒すのに相手はexを使いがちになるため若干有利に戦えそうです。フーディン☆の場合はサクラビスと1:1交換が容易なため厄介で、いずれの場合も1進化であることを活かして早めにサイドを引きにいきたいです。
カメックスの破壊の渦潮1回できぜつしてしまいますが、エナジーレインでダメカンが載ることと相手のポワルンの分も加算できるため1回で倒しやすいことはメリットです。

・わるいカイリュー
悪とダークメタルを多用されるのでこちらの打点が伸びず、わるいマルマインで簡単に1:1交換をしかけられるため厳しい相手です。

・グロスカイリュー
こちらの弱点をつかれ、相手のエネルギーはほとんどサイコウォーターの対象にできないため一撃で倒しづらく不利な相手です。

・ハッサム単
相手を一撃で倒すまでエネルギーを貯めるのに時間がかかり、リバース&リムーブを考えると対策しないかぎりは不利な相手です。

・その他の2進化デッキ
ホロンのポワルンやレインボー系のエネルギーを使う相手は序盤に2:2交換をし、徐々に2:1交換が期待できるため戦える相手が多いです。超以外の基本エネや悪・鋼エネを中心に使うポケモンは逆に不利な相手が多いでしょう。

PCG5環境(2005春)でのサクラビス

 新しいサクラビスが登場してすぐのPCG5環境ではより強い立ち位置で戦えるでしょう。
 ソーナンス(PCG5)やアクア団のアジトなどで逃げることを妨害するロックデッキが強いですが、逃げるコストが少なくどのポケモンもある程度攻撃できるサクラビスデッキは縛られにくいです。
 これらのロックデッキの対抗としてルンカルやウインディも上位となるデッキですが、相手の特殊エネを打点にできたり弱点をつけたりするため有利に戦えるケースが多いです。
 この環境で遊ぶことはなかなかないかもしれませんが、もし機会があった場合は思い出していただければと思います。

おわりに

 今回はあまり使われていないマイナー気味のデッキを紹介しました。
 数年前からこういったデッキの記事も書くようなことをいっていてようやく書けたという感じですが、来年度はもう少し更新頻度を上げていきたいところです。

PCGデッキのまとめ

※個別のカード画像やデッキレシピは「ポケモンカード 旧シリーズ検索」さまのものを利用させていただくことがあります。

※質問や感想などがありましたらTwitterのリプやDMか、質問箱(https://marshmallow-qa.com/kantenmagichand?utm_medium=url_text&utm_source=promotion)
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※ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。


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