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【草統一】ポケモンSVにおける草タイプの可能性について【②アノホラグサ】

はじめまして、KANTAと申します。
ポケモン好き! 草ポケモン大好き! なただのポケモンファンでございます。いつもは色違いを集めながら、たまに草統一で対戦を嗜んでおります。


はじめに

 タイトルにある通り ポケモンSV環境における草統一パーティの可能性について考察していきます。前回マスカーニャの考察記事も書きましたので、そちらも併せてお読み頂けると幸いです。

【草統一】ポケモンSVにおける草タイプの可能性について【①マスカーニャ】

 今作から新たに登場した新草ポケモンを中心に、SVからの新要素を交えながら新たな可能性や魅力を発見できたらと思います。以下注意点を確認のうえ、お楽しみください。

注意点
・内容にはネタバレを含む可能性がございます。未プレイの方はお気をつけ下さい。
・ランクマッチ シーズン1~2のルールを基にシングルバトルの考察をします。対戦はシーズン2から始める予定ですので、ほぼ机上の空論です。情報や意見等お待ちしています。
・種族値個体値努力値やHABCDSなど、公式ではない用語を使用する場合があります。

アノホラグサ

くさ/ゴースト  かぜのり/すりぬけ
H55-A115-B70-C80-D70-S90 合計480

 今作から登場したゴースト複合の新ポケモンです。「西部劇に出てくるあの…あの草…。」というネーミングセンスには脱帽です。進化しても思い出せなかったようですね。(ちなみにあの草はダンブルウィードと言うそうです。)
図鑑説明を見るにしっかりゴーストしているようですし、街にも被害を出しています。

スカーレット図鑑説明
頭の枝を開いて獲物を飲みこむ。生気を存分に吸い取ると吐き出して捨てるのだ。
バイオレット図鑑説明
乾燥地帯を放浪する。ごくまれに大量発生して町ひとつを埋めつくしてしまう。

覚える主要な技

物理:パワーウィップ・タネマシンガン・くさわけ・タネばくだん・ゴーストダイブ・かげうち・とびつく・どろぼう・からげんき・こうそくスピン・テラバースト

特殊:まとわりつく・ナイトヘッド

変化:やどりぎのタネ・ちからをすいとる・のろい・かなしばり・いたみわけ・あやしいひかり・まきびし・グラスフィールド・とおせんぼ・みがわり・まもる・こらえる


特徴1 新特性 かぜのり

 アノクサ・アノホラグサのみがもつ新特性 かぜのりは、風技(下画像参照)を受けるとダメージを受けずに、自分の攻撃ランクを+1するという効果を持ちます。

ポケモン徹底攻略様 参照

 草統一において脅威であった ぼうふうや、こごえるかぜ、ふぶき、ねっぷうも防ぐことができます(欲を言えばエアスラッシュまで防いで欲しかった)。さらに、ふきとばしまで防げるのでカバルドンやディンルーなどに居座って、逆に起点にすることなんかもできてしまいます。

 また、かぜのりは おいかぜ効果中にも発動します。起点作り役においかぜから退場してもらい、攻撃アップと素早さアップの両方を受けることができるのが強力です。

特徴2 高い攻撃

 攻撃種族値115という比較的高めの設定です。パルデアの草ポケモンの中ではキノガッサ(130)・アラブルタケ(127)・アマージョ(120)に次いで4位と見劣りしますが、かぜのりの攻撃アップでの優位性はありそうです。
 ゴーストタイプの通りもいいので差別化は十分可能でしょう。

目安としてのダメ計(意地A252かぜのり発動A+1、持ち物なしで計算)
無補正B4ドラパルト 
ゴーストダイブ 177.9~211.0 確定1発
かげうち             81.0~95.7    確定2発
無補正H244サーフゴー
ゴーストダイブ 125.4~149.2 確定1発
かげうち             56.0~66.3    確定2発
無補正H252コノヨザル
ゴーストタイプ 128.1~152.1 確定1発
補正有HB252ラウドボーン(てんねん)
ゴーストタイプ 54.0~63.5  確定2発

環境にいるであろうゴーストタイプのポケモンには調整次第では上から倒せる可能性がありますが、メインウェポンがゴーストダイブしかないのが大きな課題となりそうです。


型・調整案

①パワフルハーブかぜのり型

意地っ張り かぜのり H196 A252 S60
@パワフルハーブ テラスタル:ゴースト
確定技 ゴーストダイブ・かげうち
選択技 パワーウィップ・くさわけ・タネマシンガン・とびつく・どろぼう・テラバースト・みがわり・のろい・ちからをすいとる

 味方のおいかぜサポートを受けた後のアタッカー役として考察。おいかぜのターン制限があるので攻撃特化にしたうえで、おいかぜ込みで最速スカーフ90族抜きに調整してみました。余りをHに振りましたが、みがわりを採用する場合にはH180B12D4のようにHPを調整してみてもいいかもしれません。
 テラスタルはゴーストにして更に火力を底上げして、もしおいかぜが切れてしまった後でもテラスタルかげうちで爪痕を残せるようにしています。

②フェアリーテラスタルすりぬけ型

意地っ張り すりぬけ H4 A252 S252
@いのちのたま テラスタル:フェアリー
優先技 テラバースト・かげうち
選択技 ゴーストダイブ・パワーウィップ・くさわけ・タネマシンガン・とびつく・みがわり・のろい・ちからをすいとる・やどりぎのタネ・まもる・かなしばり

 ここまで散々かぜのりの強みを語ってきましたが、もう一つの特性であるすりぬけも強力な特性ですので使わない手はありません。環境にドラゴンと悪が多いこともあり、フェアリーテラスタルの汎用性が高そうです。特に壁張りオーロンゲにはかなり強く出れるようになるので、みがわりやとおせんぼでキャッチしつつ安全に処理出来たらと考察してみました。
 持ち物は打ち分けが出来るようにといのちのたまにしましたが、オーロンゲとの殴り合いに強くなるようおんみつマントやクリアチャームも候補に挙がります。


まとめ

 ここまでご覧いただきありがとうございます。
 
 アノホラグサは、技や数値的にいまいち決定力に欠けてはしまいます。
が、おいかぜ等の場づくりが整った後の、環境への通りの良さがこのポケモンの一番の魅力かと思います。草ポケモンたちみんなで一丸となって環境に根を張っていきたいですね。

意外と表情豊かで可愛い

 これが少しでも多くの人の目に留まり、草ポケモンの魅力が広まってくれたら幸いです。ありがとうございました。

参考:ポケモン徹底攻略様



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