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【草統一】ポケモンSVにおける草タイプの可能性について【③オリーヴァ】

はじめまして、KANTAと申します。
ポケモン好き! 草ポケモン大好き! なただのポケモンファンでございます。いつもは色違いを集めながら、たまに草統一で対戦を嗜んでおります。


はじめに

 タイトルにある通り ポケモンSV環境における草統一パーティの可能性について考察していきます。前回アノホラグサの考察記事も書きましたので、そちらも併せてお読み頂けると幸いです。

【草統一】ポケモンSVにおける草タイプの可能性について【②アノホラグサ】

 今作から新たに登場した新草ポケモンを中心に、SVからの新要素を交えながら新たな可能性や魅力を発見できたらと思います。以下注意点を確認のうえ、お楽しみください。

注意点
・内容にはネタバレを含む可能性がございます。未プレイの方はお気をつけ下さい。
・ランクマッチ シーズン1~2のルールを基にシングルバトルの考察をします。対戦はシーズン2から始める予定ですので、ほぼ机上の空論です。情報や意見等お待ちしています。
・種族値個体値努力値やHABCDSなど、公式ではない用語を使用する場合があります。

オリーヴァ

くさ/ノーマル  こぼれダネ/しゅうかく
H78-A69-B90-C125-D109-S39 合計510

 オリーブの木をモチーフとした新ポケモンです。腕を輪っかのように持ち上げる動きが、古代ギリシャから伝わるオリーブの冠を彷彿とさせます。
 ミニーブ→オリーニョと2進化なだけあって、種族値も割と高めで無駄のない配分となっています。素早さの低い鈍足アタッカーという感じですが、環境にいる高耐久ポケモン達よりは若干速いのもポイントです。

覚える主要な技

物理:くさわけ・じたばた

特殊:ソーラービーム・リーフストーム・はなびらのまい・エナジーボール・ギガドレイン・くさむすび・ハイパーボイス・はかいこうせん・ウェザーボール・だいちのちから・マジカルシャイン・かふんだんご・テラバースト・だいちのはどう・ミラーコート

変化:やどりぎのタネ・ちからをすいとる・こうごうせい・グラスフィールド・しんぴのまもり・せいちょう・アンコール・おきみやげ・あまえる・リフレクター・ひかりのかべ・にほんばれ・まもる・みがわり・こらえる


特徴1 新特性 こぼれダネ

 オリーヴァのみが持つ新しい特性のこぼれダネは、攻撃を受けるとグラスフィールドを展開することができます。今まではカプ・ブルルやゴリランダーで能動的にフィールドを張っていましたが、こちらは受動的に何度も張り替えられるのが大きな違いであり、強み弱みも分かれそうです。

 草統一において、草技の採用自体が優先度が低いと考えているので、グラスフィールド込みで採用価値が生まれれば選択肢が広がると思います。グラススライダーが配られていれば話は別だったのですが…。

 今作にはゴーゴート(くさのけがわ)が久しぶりに登場するので、こぼれダネ発動→脱出ボタンで交代などの連携も狙うことができます。(強いかは別として)

特徴2 無駄のない数値

 最初の説明でもあったように合計種族値510というやや高めの数値を持っていますが、A69 S39と不要な部分が低いことで役割がハッキリとしています。

 特攻は今作の草ポケモンの中では一番高い125で、技範囲も広くアタッカー性能も十分です。
 さらにH78 B90 D109と耐久力もそこそこあり、後述する多くの回復技と合わせれば 物理特殊の両受けも視野に入りますね。

特徴3 豊富な回復技

 基本的に回復技を多く持っている草ポケモンたちですが、最強の回復技「ちからをすいとる」を覚えるのは今作、ハネッコ系統・アノクサ系統・ミニーブ系統の計8匹しかおらず、耐久力と両立できるのはオリーヴァが適任と言えるでしょう。

 他にもギガドレインでの削りと回復、やどりぎのタネやグラスフィールドでの定数回復、こうごうせいやねむるでの即時回復とよりどりみどりで、調整や型によって選び放題となっております。


型・調整案

①みずテラスタルミラーコート型

控えめ しゅうかく H252 C236 D20
@ウイのみ テラスタル:みず
優先技 ミラーコート・だいちのちから・テラバースト・ちからをすいとる
選択技 まもる・ギガドレイン・エナジーボール・ハイパーボイス・マジカルシャイン

 草統一においてこのポケモンを活躍させることを考えたときに、ただの耐久型では活躍は見込めないという想いから誕生したのがこの型です。
 環境に多いポケモンの中でも、草統一に出てきやすいラウドボーンやヒートロトム、サーフゴー、炎テラスタルの物理アタッカーに対して大きな役割を持ち、返り討ちにする事を目指しています。

 H252D20の調整ラインは、C特化こだわりメガネ サーフゴーのゴールドラッシュをギリギリ1発は耐える調整にしています。またサーフゴーがわるだくみを持っていた場合でも、みずテラスタルでタイプを変えることでC+2ゴールドラッシュを1発耐えることができ、ミラーコートでの反撃が狙えます。技を受けてミラーコートが決まった後でも行動しやすくするため回復きのみを持たせ、相性の良い特性しゅうかくを採用してみました。しゅうかくの採用のためまもるでのターン稼ぎも効果的です。

 ミラーコートが効かない悪タイプや物理アタッカーに対しては、ちからをすいとるで回復を絡めつつ、打ち合いor交代の選択をすることもできます。特攻に努力値を割いているので打ち合いでの遂行速度は高く、選出誘導されるほのおタイプには水テラバースト、環境に多いドラゴンへの打点としてマジカルシャイン、はがねタイプへの打点としてだいちのちから、汎用性のあるハイパーボイスなど組み合わせはパーティとの相談で組み替えられます。

簡単な被ダメ計(テラスタルなし)
C特化こだわりメガネサーフゴー
ゴールドラッシュ 84.3~99.5 確定2発
無補正C252ラウドボーン
フレアソング 61.6~72.4 確定2発

(みずテラスタル後)
C特化こだわりメガネサーフゴー C+2
ゴールドラッシュ 84.3~98.9 確定2発
C特化こだわりメガネヒートロトム
オーバーヒート 38.9~45.4 確定3発
無補正C252ラウドボーン
シャドーボール 30.8~36.2 乱数3発

簡単な与ダメ計(みずテラスタル)
無補正D4ラウドボーン
テラバースト 86.3~102.4 乱数1発
H252ヒートロトム
テラバースト 87.9~104.5 乱数1発
H244サーフゴー
だいちのちから 61.1~72.5 確定2発

 ヒートロトムを筆頭に基本的にほのおタイプの攻撃はそのままでは受けきれないので初手でテラスタルしましょう。物理アタッカー相手もテラスタル次第では受けきれないので、こちらもテラスタルしてから対処するようにした方がよいと思われます。

②グラスフィールドサポート型

図太い H252 B252 D4
@だっしゅつパック テラスタル:くさ
優先技 リーフストーム・おきみやげ・ちからをすいとる
選択技 やどりぎのタネ・まもる・みがわり・アンコール・あまえる・リフレクター・ひかりのかべ・エナジーボール・はかいこうせん

 後続のポケモンをグラスフィールドでサポートするために、基本先発で出すことになると思います。また、グラスフィールド展開後に自身の特攻の高さを活かすためリーフストームでの脱出パック発動を狙う型としてみました。一度交代を挟めることで、後々クッションとしての役割も兼ねることができ、二度美味しい展開も実現可能です。

 相手の先発に起点にされないためにも おきみやげの採用はほぼ必須であり、それもまた後続のサポートとして優秀です。ちからをすいとる・あまえるでの弱体化もしつつアンコールで縛ったりと、様々な場面に適した動きでサポートができます。
 ただし、ちょうはつ持ちには弱くなるため、まもるでの様子見が必要になるかもしれません。ちょうはつを打たれた時の策として、安定技のエナジーボールや、火力重視のはかいこうせんなどを採用するのもいいかもしれません。


まとめ

 ここまでご覧いただきありがとうございます。
 
 オリーヴァは草ポケモンにおいては珍しい、無駄のない、役割がしっかり作りやすいポケモンだと感じました。残念ながら草統一で耐久するのは無理があると思ってしまうので、統一パならではの戦い方を模索して行けたらと思います。
 草統一でないパーティであればもっともっと評価されて良いポケモンだと強く感じました。

あくびする姿も ふつくしい…

 これが少しでも多くの人の目に留まり、草ポケモンの魅力が広まってくれたら幸いです。ありがとうございました。

参考:ポケモン徹底攻略様


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