【草統一】ポケモンSVにおける草タイプの可能性について【④スコヴィラン】
はじめまして、KANTAと申します。
ポケモン好き！ 草ポケモン大好き！ なただのポケモンファンでございます。いつもは色違いを集めながら、たまに草統一で対戦を嗜んでおります。
はじめに
タイトルにある通り ポケモンSV環境における草統一パーティの可能性について考察していきます。前回オリーヴァの考察記事も書きましたので、そちらも併せてお読み頂けると幸いです。
今作から新たに登場した新草ポケモンを中心に、SVからの新要素を交えながら新たな可能性や魅力を発見できたらと思います。以下注意点を確認のうえ、お楽しみください。
注意点
・内容にはネタバレを含む可能性がございます。未プレイの方はお気をつけ下さい。
・ランクマッチ シーズン1~2のルールを基にシングルバトルの考察をします。対戦はシーズン2から始める予定ですので、ほぼ机上の空論です。情報や意見等お待ちしています。
・種族値個体値努力値やHABCDSなど、公式ではない用語を使用する場合があります。
スコヴィラン
くさ/ほのお ようりょくそ/ふみん/ムラっけH65-A108-B65-C108-D65-S75 合計486
ずっと待ち望んでいたほのおタイプ複合の新ポケモン！ 草と炎の相反する属性の表現をどうするのかと期待していましたが、ハバネロという形で来るとは…納得せざる負えません (自分は焚き火ポケモンで来ると思っていました)。
種族値は令和らしからぬホウエンスタイルですので、草統一で動かすには腕が必要になりそうです。
覚える主要な技
物理：ほのおのキバ・タネマシンガン・タネばくだん・くさわけ・しねんのずつき・かみくだく・どろぼう・じだんだ・からげんき・ギガインパクト・テラバースト
特殊：かえんほうしゃ・オーバーヒート・だいもんじ・ソーラービーム・ギガドレイン・リーフストーム・くさむすび・エナジーボール・はかいこうせん・テラバースト
変化：ハバネロエキス・やどりぎのタネ・なやみのタネ・おにび・せいちょう・にほんばれ・すなあらし・まもる・こらえる・みがわり
特徴１ 唯一無二のタイプ
はじめにも触れましたが、シリーズ初のほのお複合タイプが登場しました。くさタイプとの相性補完はほぼ完璧で、苦手としていたむし・こおり・ほのおの3タイプを半減してくれるため、弱点を減らしてくれています。(本人の耐久が低いためあんまり意味は無いが…)
攻撃面でも重要なのが、はがねタイプへの打点が持てること です。はがねタイプのポケモンは防御が高いものが多く、低威力の格闘技や不一致の地震程度では十分な対策とは言えませんでした。そこに ほのお技をタイプ一致で打てるスコヴィランがいるだけで、格段にカウンター性能が上がると思われます。
逆に、メインタイプを両方半減以下にできるドラゴンやそうしょくマリルリなどはパーティ単位でのケアが必要になります。
特徴２ タイプと特性の組み合わせ
特性の組み合わせも初めてばかりなこのポケモン。今までくさタイプでは活かしきれていなかった ようりょくそをほのおタイプで初獲得しました。
素早さアップと火力アップの両方の恩恵を受けられるのはくさタイプにとってかなり大きなポイントになりそうです。
さらに、隠れ特性のムラっけは くさタイプほのおタイプともに初の組み合わせです。やどりぎのタネやギガドレインの回復技と相性が良く、上手く噛み合えば 地獄を見せることができるかも知れません。
と言いつつ、スコヴィランの耐久がないため、草統一でのムラっけ運用はほかポケモンのサポートがほぼ必須になるかと思います。
特徴3 専用技ハバネロエキス
スコヴィランの見た目どおりの専用技 ハバネロエキスは、相手の攻撃が二段階上がってしまう代わりに 防御を二段階下げるという一長一短な技です。
ハバネロに含まれるカプサイシンによって血行促進、エネルギー代謝アップで攻撃が上がり、体脂肪の燃焼で防御が下がってしまうということでしょうか！(このためにハバネロの食効果を検索することになるとは)
実用の話をすると、自身の低耐久から変化技を使用する暇がなく、ましてや相手の攻撃力を高めてしまうのは悪手になりかねません。特殊技しかない相手への突破力を高める手段としてはアリですが、わざわざスコヴィランでやる必要があるのか？ という考えがどうしても拭えません。
もし真面目に使うとしたら、ダブルバトルでの味方のサポートとして使うのが関の山では無いでしょうか(それもスコヴィランの必要があるかどうか…)。
ちなみにこの技、命中率が設定されていないようなので 選択さえ出来れば必中のようです。
型・調整案
①メガネようりょくそ型
控えめ ようりょくそ H4 C252 S252
@こだわりメガネ テラスタル：ほのお
優先技 オーバーヒート・ソーラービーム
選択技 だいもんじ・かえんほうしゃ・エナジーボール・リーフストーム・はかいこうせん
にほんばれのサポートを受けたあと ようりょくそで相手の上を取りつつ、炎技を押し付けていく型です。ようりょくそ発動で最速スカーフガブリアス抜き(実数値254)です。
こだわりメガネを持ち、ほのおテラスタルすることで タイプ受けを許さない火力を手に入れ、役割を遂行することを重視しています。オーバーヒートのCダウンと相性が悪いので、しろいハーブや脱出パックと合わせてリスクを減らす手もありますが、火力不足を他のメンバーでサポートする必要があります。
また、覚える特殊技のタイプに偏りが激しく、ほのお・くさ・ノーマルの3種類しか使えないため ゴリ押しの通用しない相手も多いと思われます。はかいこうせんでのリターンをとるか、素直にテラバーストを別タイプにするかはパーティとの相談になりそうです。
簡単なダメ計(こだわりメガネ C特化 晴れで計算)
H244サーフゴー
テラスタル かえんほうしゃ 252.8~298.4 確定1発無振りドラパルト
テラスタル オバヒ 125.2~147.2 確定1発
テラスタル かえんほうしゃ 87.1~103.1 乱数1発
無振りガブリアス
テラスタル オバヒ 100.5~118.6 確定1発
H252ラウドボーン
テラスタル オバヒ 95.7~112.8 乱数1発
ほんの一部ではありますが、半減されてもほぼ一撃で持っていく火力は魅力的です。弱点をつければオーバーヒートを打たなくても倒せる相手も多いですが、晴れ下スコヴィランを前にして 相手がテラスタルせず弱点タイプのまま居てくれるかどうかは大いに考えなければなりません。
②ハメムラっけ型
図太い ムラっけ H164 B252 S92
@たべのこし テラスタル：ほのお
確定技 まもる・みがわり
選択技 かえんほうしゃ・ギガドレイン・やどりぎのタネ・なやみのタネ・ねをはる
もしもムラっけを使うならこうなるのではという型。努力値振りはHPだけ16n+1に調整して、防御面に厚く、残りは素早さに割いています。型の性質上、みがわりを貫通してくる音技が特殊なので特防面に厚くするのもアリかと思います。
ムラっけの性質上、能力の上昇下降が運任せなので、細かい調整は不要と思われますが、S+2を引けば最速ドラパルト抜き(実数値214)になります。
また、ちょうはつに弱いためワンウェポンの採用は必要なので、ギガドレインでの回復もしくは ppの多いかえんほうしゃが優先度高いです。ほのおテラスタルをすれば、弱点も変わってみがわりを残しやすくなり、草統一の苦手な相手への突破力も高めることができます。
なやみのタネで対面したポケモンの特性を変えて 突破されにくくしたり、ねをはるでの回復と居座り性能など、今までのムラっけポケモンとは違った 草タイプならではの運用ができるかもしれません。
まとめ
ここまでご覧いただきありがとうございます。
スコヴィランは、草統一待望のタイプもあって唯一無二の活躍が期待できそうです。ムラっけも、持ってるだけで相手が警戒してくれるので こちらの動きを通しやすくなり、パーティの主軸になり得るポケモンだと感じました。
最初はかなりの色物枠かと思っていましたが、連れ歩いたり 動きを見ていると愛着が湧いてきますね。
これが少しでも多くの人の目に留まり、草ポケモンの魅力が広まってくれたら幸いです。ありがとうございました。
参考:ポケモン徹底攻略様
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