【草統一】ポケモンSVにおける草タイプの可能性について【⑤リククラゲ】
はじめまして、KANTAと申します。
ポケモン好き! 草ポケモン大好き! なただのポケモンファンでございます。いつもは色違いを集めながら、たまに草統一で対戦を嗜んでおります。
はじめに
タイトルにある通り ポケモンSV環境における草統一パーティの可能性について考察していきます。前回スコヴィランの考察記事も書きましたので、そちらも併せてお読み頂けると幸いです。
今作から新たに登場した新草ポケモンを中心に、SVからの新要素を交えながら新たな可能性や魅力を発見できたらと思います。以下注意点を確認のうえ、お楽しみください。
リククラゲ
くさ/じめん きんしのちから H80-A70-B65-C80-D120-S100 合計486
SV初見プレイ時には 誰もが驚いたのではないでしょうか。あの、よく見知ったメノクラゲが陸の上を爆走する姿…! そして、その生き物がメノクラゲとは全く関係ないという図鑑説明に…!!
進化してみると ドククラゲに似ているものの、異様な見た目にさらにびっくり。タイプも くさ/じめんと全く異なり、海のクラゲとキクラゲをかけた秀逸なモチーフ変換となっています。(ただし、種族値はドククラゲと全く同じ)
じめんタイプ複合は4世代のドダイトス以来の登場です。こおりタイプが4倍弱点ではありますが、今作のテラスタルによって弱点がカバーしやすくなっています。後に説明します新特性も合わせて 個性に富んだ性能をしていて面白いですね。
覚える主要な技
物理:タネばくだん・タネマシンガン・くさわけ・パワーウィップ・イカサマ・はたきおとす・こうそくスピン・ギガインパクト
特殊:ギガドレイン・くさむすび・エナジーボール・リーフストーム・ソーラービーム・だいちのちから・マッドショット・たたりめ・マジカルシャイン・アシッドボム・ヘドロばくだん・ベノムショック・ラスターカノン・ミラーコート・テラバースト・はかいこうせん
変化:しびれごな・キノコのほうし・やどりぎのタネ・どくのこな・どくどく・ちょうおんぱ・あやしいひかり・あまごい・リフレクター・ひかりのかべ・まきびし・どくびし・ちょうはつ・こわいかお・いやなおと・くすぐる・つぼをつく・ミラータイプ・せいちょう・トリックルーム・まもる・みがわり・ねむる
特徴1 新特性 きんしのちから
今作新しく登場した、ノノクラゲ・リククラゲの2匹のみが持っている新特性です。効果は 変化技を使用するときに、後攻になる代わりに特性で無効化されない というシンプルかつメリットデメリットのはっきりしたもの。
デメリットが大きすぎる……と思ってしまうところではありますが、それも仕方の無いこと…。全ては、S100から キノコのほうし を打てないようにするための調整であるため目を瞑らざるを得ません。
とはいえ、特性無効化というメリットを捨ておくのも もったいないと思いますよね。
特性無効化の効果範囲は、かたやぶりに準ずることをふまえて、主に活躍しそうなのは、
サーフゴーのおうごんのからだや、マジックミラー のポケモンに対して変化技が通る。
キョジオーンのきよめのしお に対して状態異常が通る、キノコのほうしやどくどくなど。
ぼうじん のポケモンに対してキノコのほうしが通る。
クリアボディ、あまのじゃく、ミラーアーマーにデバフが通る。 等など
サーフゴー入りのパーティが環境に多い中、迷う事なく キノコのほうしを打てるのは、明確な強みになると思われます。相手側も 選出画面でリククラゲを見たら、キノコのほうしを警戒しない訳にも行かず、選出誘導にも一役買ってくれそうです。
また、ドラパルトやアーマーガアの特性を気にせずデバフ技を打てるのも、何か悪い使い方があるのではないかと睨んでいます。
特徴2 高い素早さと技範囲
一見 特性のデメリットによって忘れてしまいがちですが、素早さ種族値が100となっており、草ポケモンとしては高めの水準です。同じS100族には 草統一の天敵であるウルガモスやボーマンダなどもいるので、相手の性格によっては先手を取れる可能性もあります。
さらに、サザンドラやミミッキュを上から叩ける点も評価できます。
技範囲も比較的広く、タイプ一致のだいちのちから、対ドラゴンのマジカルシャイン、対フェアリーのヘドロばくだんや ラスターカノンなど、打ち分けることができ、これにテラバーストを加えるとかなりの範囲を一体でカバーできることでしょう。
特攻種族値が80しかないものの、アシッドボムで特防を下げることで多少の火力補強は可能となっています。
型・調整案
①フルアタ型
臆病 きんしのちから H4 C252 S252
@いのちのたま テラスタル:いわ
優先技 だいちのちから、マジカルシャイン、テラバースト
選択技 ヘドロばくだん、アシッドボム、ラスターカノン、ミラーコート、イカサマ、はたきおとす
高い素早さを活かしたフルアタ構成です。サザンドラやウルガモスを仮想敵に入れると最速にせざるを得ないこともあり、いのちのたまを持たせて火力をあげています。いわテラスタルをすることで、同速のウルガモスやボーマンダに強くなりテラバーストで意表を突くことができます。
耐久には振ってないものの 元の特防が高いことから、とつげきチョッキを持ってミラーコートを採用したり、物理技ではあるものの汎用性の高いイカサマやはたきおとすの採用も面白いかもしれません。
簡単なダメ計
H244サーフゴー
だいちのちから 82.4~98.4% 確定2発
H252ドドゲザン
だいちのちから 80.2~95.7% 確定2発
D4サザンドラ
マジカルシャイン 112.0~134.1% 確定1発
H4ウルガモス
いわテラバースト 158.4~187.6% 確定1発
H4ボーマンダ
いわテラバースト 91.2~109.4% 乱数1発
やはりどうしても火力不足感が否めませんね…。リククラゲ一体で全て対処しようとするとかなり無理があるため、弱点をしっかりつけるパーティ相手に合わせて慎重に選出する必要がありそうです。
②控えめこうそくスピン型
控え目 きんしのちから H4 C252 S252
@たつじんのおび テラスタル:みずorフェアリー
確定技 こうそくスピン、だいちのちから
選択技 マジカルシャイン、ヘドロばくだん、ラスターカノン、たたりめ、テラバースト、ギガドレイン、キノコのほうし
最速での運用で 足りない火力を補うため、性格を控え目にしつつ こうそくスピンで素早さも確保しようという型になります。初手でステルスロックを撒いてくる デカヌチャンやキラフロルに強く、削りとステロ除去と素早さアップを一気に行うことができます。
控え目でも最速86族(フォルムチェンジロトムとキラフロル)抜きとなっています。86族のサーフゴーにも先手を取れるので、みがわりを貼られる前に削りを入れることができます。
火力を取っている分、キノコのほうしを打つメリットもあり 選択肢に入れていますが、1度技を受けなければならない都合上テラスタルは防御よりのタイプを候補にしています。ガブリアスやセグレイブの物理ドラゴンを意識するならフェアリー、ラウドボーンやウルガモスと打ち合うことを考えると みずタイプもアリでは無いでしょうか。
(ぶっちゃけ 特性のデメリットが大きすぎてフルアタ以外の型を考えるのに時間がかかりました)
まとめ
ここまでご覧いただきありがとうございます。
リククラゲ、何度も言っていますが特性が使い辛すぎる! キノコのほうしを常に意識させられるのは面白い強みではありますが、それも込みで使い手の力が試されますね。
デバフの使い所が思い浮かばなかったのが悔しいので、思い付いたらどこかで形にしたいと思います。
これが少しでも多くの人の目に留まり、草ポケモンの魅力が広まってくれたら幸いです。ありがとうございました。
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