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生きろ

新学期シーズンですね、皆さんも色々大変な時期だと思います。お察しします。

ところで、最近はと言うと、悲しいニュースが後を絶ちません。有名人が自ら命を絶つ事例があったり、実際、日本では毎年多くの人がそうやって自ら命を絶ってしまっているのもまた現状であり、事実です。そのようなニュースを見るたびに毎回本当に心が痛みます。実際に私も、今までに親しい人々の死を多く経験してきました。もうそんな悲しい知らせは見たくないので、一つだけお伝えしたいことがあります。

生きろ

これが、私が最もあなたに伝えたいことです。まず前提として、既に自ら命を絶った人や、現在、自殺を考えようとしている人を責めているわけではありません。それは決してあなたのせいではありません。それは、その周りの環境、社会が問題なのであり、あなたが責められるべき話ではないのです。私はただ、そうしてあなたがいなくなるのが寂しい、そう言いたいのです。お願いですから、どうか生き続けて下さい。もちろん生きている以上、辛いことはたくさんあります。そんな時に、人間追い込まれると、ついつい生きるか死ぬかの2択の選択をしてしまいがちになります。そうではなく、そんな状況に立った時は、まず"生きる"という選択をして、それからどういう風に生きるかを考えるのです。生きるか死ぬかの二者択一ではなく、はじめに、"命を絶つ"という選択肢を除外し、生きることを選んだ上で、それではどう生きるかを探す、これが重要な考え方なのです。

もちろん、現在、大変な思いをしている人がいることは承知であり、本当にそのような状況においては、お察し致します。よく、"やまない雨はない、いつか終わりは来るから頑張れ" そんな無責任な言葉を投げかけるような人はいますが、それは本当に筋違いであり、全く要領を得ていないのです。"いつか終わりが来る" ではなく、今その降り注いでいる雨に、そこにおけるその現状に耐えられない、そう彼らは言いたいのです。また、よくネットや身の回りで"死"に関するワードを簡単に口にするような人もいますが、その単語を口にする前に、実際にそれで悩んでいる当事者がいることをもう一度思い起こしてほしい。お願いなので、どうかそのような単語を軽はずみに使わないでほしい。それが私からの願いです。

実際に悩んでいる人たちへ

人間、普通に生活しているだけで、辛いこと、苦しいことはたくさんあります。そんな時に限ってやらなければいけないことがたくさんあって気が滅入ってしまう。本当にお気持ちはわかります。そんな時こそ、思い切って一休みしてみましょう。もちろんその決断に勇気は要りますが、後悔したまま自ら命を絶ってしまう、それよりかは適切な判断でしょう。あなたの死を悲しむ人がいる限り、あなたは亡くなってはいけない人なのです。一度休んでみて、気が向いた時に、自分のペースでゆっくりこれから生きるかを考えてみましょう。今、世界は100年時代です。もしあなたが20歳なら、まだそれは人生の5分の1であり、まだあなたには80年もあります。残りの人生でやりたいことだけをやっていけばいいのです。そんな短期間だけで残りの人生全てを諦めてしまうのはもったいない。また、その今までの人生を振り返ってみても、楽しいこと、幸せだったことはたくさんあったでしょう。これからは楽しいことがもっとあなたを待ち構えています。どうかまず、"生きる"という選択をした上で、その後に"どう生きるか"を探していきましょう。

最後に

今日、それでも私たちは多くの人を失ってしまっています。中には、自ら望まずとも、事故や事件、また、病気などで亡くなってしまう人もたくさんいます。何でもない"今日"という1日は、誰かが昨日必死に生きたいと願った"明日"なのです。今、こうして生きている人たちは、その人たちのためにも今日1日を全力で生きる義務があるのです。一日一日を大切に、今日という日を全力で生きましょう。そして、またいつか次に会える日を心から楽しみに待っています。その日までどうかお元気で!

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