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昨日(日曜日)、大阪南港ATC(アジアトレードセンター)海辺のステージで、私が外部指導顧問を務めるA高校の軽音楽部が2曲演奏する機会がありました。
 
 2025年開催の大阪万博のプレイベントということで、週末にいろいろな催し物や出店があり、一般の方も多く来られていました。

 海辺のステージは、さんふらわー号が発着する港のそばにあって、お天気が良ければ、演奏には最高の場所です。

 イベント主催者から「大阪万博ですから、大阪にまつわる楽曲を1曲は演奏してください」というリクエストがあったので、「雨の御堂筋」を演奏(もう1曲は「花嫁」)。

 うちのクラブは地元近隣での訪問コンサートをすることがあるので、昭和楽曲を積極的に練習させています(訪問コンサートのお客さんは年配者が多いので)。
 個人的にも昭和40年代の歌謡曲全盛時代のヒット曲には、サルガキ時代の思い出が詰まっていますので、高校生が生演奏してくれるとタイムスリップした感覚になり、とても楽しいのです。

 「大阪ご当地ソング」というと演歌やスローバラードで、数々のヒット曲がありますが、そんな中で自分が一番好きなのは「雨の御堂筋」。

 この曲、歌謡曲とはいっても、原曲はベンチャーズで歌唱は台湾出身の欧陽菲菲(おーやんふぃふぃ)だから「ほぼ洋楽」です。

(4) Stranger In Midoosuji - YouTube

 
 昭和40年代は、「こんにちはーこんにちはー世界の国からー」の大阪万博の勢いそのままに、外国人のシンガーに日本語の歌詞の歌を歌わせて、歌謡界でヒットを狙う、という企画がけっこうありました。

 ベッツィアンドクリス、ダニエルビダルとかヘドバとダビデ、アグネスチャン、テレサテン、欧陽菲菲など、「異国情緒」を売りにする歌手が多数存在しておりました。

 欧陽菲菲もこの曲でデビューした頃は、歌詞の意味も全然分からないままに丸暗記して歌っていたそうです。
 当時サル中学生だった私は、平日夕方6時からラジオ大阪で放送していた横山プリンの番組(番組の名前は忘れた)を聴くのが日課だったんですが、あるときのゲストが、デビュー間もない欧陽菲菲で、横山プリンにゲスな質問をいっぱいされていたのを 今思い出しました。

 私がお薦めする「ベンチャーズ歌謡曲」のベスト3は、
1位が「雨の御堂筋」 
2位は 渚ゆうこ「京都の恋」
そして3位はこれも 渚ゆうこで「京都慕情」

もともとベンチャーズの曲だから、バンド演奏にもマッチします。今の軽音楽部の高校生が演奏しても全然違和感がありません。
 ただ、歌唱力はかなり必要なので、「あ、この子は唄上手いなー」という部員を発見したときのみ、チャレンジしてもらうことにしています。

 それはそうと、昨日もATCまで、クラブ顧問として付き添ったわけですが、私のA高校軽音楽部の外部指導顧問の契約は、実は3月31日で切れているのです。
契約更新は5月1日から。更新してもらえるかどうかは不明。

 だから4月中は、厳密に言うと私は無職なわけで、昨日の付き添いにしても完全なボランティアなのでした。

 4月は新入部員の入部勧誘の時期であり、高校部活動にとっては、ゴールデンウィークまでが重要な1か月だというのに、よりによってこの時期が空白の1か月になっているのですよ。
 
 まあ、好きでやってることだから文句はないんだけど、この欠陥システムなんとかならんのでしょうか、教育委員会の皆様。

 

 

 


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