9月7日(水)のニュース拾い読み
ニュースを介して社会に関心をもち、つながりを感じることは、孤立感を解消させるという意味で、精神衛生上にも良い効果をもたらすものと考えています。そうした意味を込めて、ニュースの動向を探っていこうと思っています。
9/5時点の実効再生産数0.9(全国値)
新型コロナウイルスの先行指標として、2020年4月から「実行再生産指数」をウォッチングしています。
入院治療等を要する者:前日比 -93,866
退院・療養解除:前日比 +161,329
重症者数:前日比 -7
死亡者数:前日比 +239
※2022年1月1日からの実効再生産数について、主流となったオミクロン株の状況を反映するため、計算式の「平均世代時間」を従来の5日間から2日間に変更しました。
このところ実行再生産数も1を下回り、新型コロナの感染拡大も落ち着いてきたと数字的には見られています。一方でPCR検査件数を見ると、夏休みの終わりとともに半減しているので、新規陽性者数も隠れてしまっているのではないかという不安があります。
コロナ療養に関しては新たな指針が示されましたが、それがどう数値に反映していくのかも注視したいところです。
コロナ療養 7日間へ短縮 無症状5日間
感染者の全数把握については、詳しい報告の対象を重症化リスクが高い人に限定できるようにする「簡略化した運用」に9月26日からの全国一律で移行するとしています。
自宅療養者の行動制限についても緩和。症状が軽快してから24時間以上経過した人や無症状の人は、マスクの着用などの感染対策を講じていれば、必要最小限の外出を認める方向で最終調整をしているとのこと。
こうした方針転換の背景には、新型コロナ第7波が若い世代は軽症にとどまり、高齢者は重症化リスクが高く、感染の中心が飲食の場から高齢者施設や学校、家庭と変わってきたことがあるとされています。
五輪汚職 KADOKAWA元専務ら逮捕
連日のように報道されている東京オリパラ2020の汚職問題ですが、先日のKADOKAWA会長の会見を否定するようにKADOKAWAから逮捕者が出ました。
この拾い読みでもこの問題を追っているのは、イベントと汚職の関係性が根深く、解決の糸口を探るためです。
どうすれば透明性が担保されるのか、透明性が担保されないのであればどう改革をすればいいか。
収賄側に「俺のおかげでイベントが成立したんだ」という自負が消えなければ、この問題は解決せず、イベントの規模が大きければ大きいほど、功労というかたちで残されるのではないかと思います。その自負を発生させないシステム作り、あるいはシステム改革が望まれるのでしょうが、おそらくそれによってモチベーションが著しく下がることも併せて考えなければならないでしょう。
サイバー攻撃 親露派ハッカー政府サイトに
戦争はウクライナで起きているだけではない、ということを示すような現代的なニュースです。
ロシア軍と中国軍による日本海近海での合同演習も具体的な示威行為ですが、今日がないと思われているサイバー空間でもこうした攻撃は想定しなければならないと思います。防衛費についての考え方も改める時期に来ているのではないでしょうか。
円安加速 一時143円台 約24年ぶり
一般のニュースでは生活防衛の観点で円安が語られると思います。一方で、世界経済の観点では、輸出入のバランスと為替差益・差損をどうコントロールしていくかを考えるため、どうしても生活防衛との温度差が出てしまうのではないかと思います。日銀が放置しているということは、日本の財政的にはこれで問題がないという考えであり、政府が表向きに税金を投入して対処するように見せかけているのもポーズだけど考えるしかないのでしょう。
( #モニフラ ヘッドラインはTOKYO MX「堀潤モーニングフラッグ」参考 )
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