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渡辺ゆうこの薬剤師として初の中国留学体験日記1998年

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30歳で漢方薬局の店長をやめて中国北京の中医薬大学に一人で3ヶ月留学。25年前の中国留学と今の中国留学生との交流。東洋医学への情熱を書いています。
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#中医師

迷子の中国人

迷子の中国人

ある時、薬局から郵便局に用事があって誰かにお使いを頼むことになった。普通はパートさんに頼む事務仕事なんだけどいろいろな場所も知ったほうがいいとおもってお使いに中国人医師のAさんに行ってもらった。歩いて10分くらいのところの郵便局。
昼食後に出て、1時間、2時間…全然帰ってこない。郵便局が混んでいるのかな?場所が渋谷だからすごく混んでいるのかも…
3時間!しまった、迷子になったのか?、渋谷のスクラン

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「これからは中医学だよ勉強するなら」

「これからは中医学だよ勉強するなら」

20年前に勤めていた漢方チェーン店の学術部は日本人の先生がひとり。そこを強化すべく中国人の中医師をどんどん雇っている時期だった。
私は本店の店長でビルの1階が本店薬局、本部は2階と3階。特に2階で新人薬剤師は1年間週一回の研修と座学を受けていた。
教育研修では本店に新人薬剤師と中国人医師が所属して店長の私が薬局で働きながら研修を手伝う。

中国人の医師が10名、入れ代わり立ち代わり薬局研修をした。

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