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理想の1日 日記 ー2024年ー

空気に光の粒が溶け込みはじめて
その気配に気がついた鳥たちがささやき始める
竹林の中から聞こえるその声で目が覚める朝

ベッドの上でぐーっと伸びをして
家族を起こさないようにそっと布団から抜けだし
窓の外、風に揺れる草木を眺める

朝の光に満ちた空気を体に取り込み
小さく「おはよう」と草木や鳥たちに挨拶をして
お気に入りのルームシューズに足を滑らせ寝室を出る

トイレも洗面所も静かで美しく
朝の柔らかい光に満ちていて心が落ち着く

満ち足りた朝

昨晩の食器類を棚にしまっていく
好きな作家さんのうつわたち
1枚1枚愛おしい肌触りを感じながら

お湯を沸かし自分のために暖かい蜂蜜湯を入れる
子供たちが起きてくるまでの1人だけの時間
朝20分だけ、英語の勉強をしている
今日やるページを夜に広げて置いてあるのだ

家族が起きてきた。
手作りのパンと味噌スープ
自家製ヨーグルトに庭でとれたベリーと蜂蜜をのせる

子供達の身支度を手伝い、家族を送り出したら
好きなレコードを流して家中の掃除をはじめる
玄関を履き、おもちゃを元の場所に片付け、寝室の毛布を整え
床掃除をしたら窓を開け清々しい空気を取り入れる

植物に水をあげ、家中に香りを焚き、ヨガと瞑想を15分

時刻は9時。さて、今日は何をしよう?

お気に入りの自転車スタイルで、隣街の産直にいくのも良いな。
新鮮な野菜や卵、野菜の苗に心が躍る
魚屋さんで旬の魚を買って帰ろう

帰宅したら好きな料理本にインスピレーションを受けて
自分がときめく料理を作りたい
畑のハーブや果実もたっぷり使おう

気分転換には川沿いの公園まで行って
ベンチに腰掛け清流の音を聞きながら
ノートを取り出し、自分の心の声を聞く
新たなアイディアをキャッチする時間
予約していた本を取りに図書館へ

天気がいい午後は庭に椅子を出して
マグカップたっぷりの珈琲牛乳とパンをおともに
外の風と日差しを浴びながらアイディアスケッチ

畑仕事も大好きな時間
少しだけ…と思っていてもついついやり過ぎてしまう
作業後ハーブソルトを入れた湯船に浸かる贅沢な時間
冷えたレモン水を片手に窓を開けて、揺れるカーテンと風を頬に浴びる

クレイで身体を洗い流し、ふかふかのタオルに身を包み
良い香りのスキンケアに癒される

仕事は10時を過ぎてから
今は地元のブランディングに関わる案件が2件と
古民家改修、少し大きなイベントの計画がある
自分たちの暮らしを発信していて、ときどき取材も受ける

集中してアイディアをまとめ、
iPadでイメージビジュアル化、言語化していく

プランニング

今は仕事を通じて、地域に潜む古民家に出会えることが嬉しい。
壊されずに残っている古民家に携われると良かったと思えるし
どうやってその家の魅力を引き出そうか、どんな風に生まれ変わらせようか
と考えるとワクワクする

住い手や店主の価値観をヒアリング、コンサルすることも
自分の能力を活かせる仕事としてやりがいを持っているし
そのことについての考え方も日々発信している

私の活動に携わるデザイナー、職人さんなどは
みんな私が大好きな人たちだけ
好きな人たちとだけでチームを組んで
プロジェクトを進めているので純粋に楽しい

15時、子供達が帰ってきた
キッチンのカウンターに座る彼らにおやつを出して、
今日の話しを聞く

宿題をしている子供の隣で、
自分の仕事をキリの良いところまで終わらせて今日はおしまい

子供たちが公園で遊んでいる間、晩ご飯の準備を済ませる
相方が子供を連れて帰ってきた
楽しそうにお風呂に入っていて、笑い声が聞こえてくる

みんなで夕飯を囲む
食卓にはわが家の手料理が並ぶ

21時には子供たちは2階の寝室へ
天使のような寝顔を見守り、私もふかふかの毛布に包まれて眠る

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朝日の差し込むお風呂に浸かっている瞬間
ひとり好きな音楽を聴いて躍る開放感
自分の身体を通じて最高のアイディア・イメージが生み出されること
まだ見ぬ埋もれた古民家の魅力を自分のフィルターを通じて引き出したい
自分が美しいと感じる瞬間をたくさん感じたい

ライフワークをはじめる前、いつも自分に誓いを立ててからはじめる
誰に何を言われても
自分が美しいと感じる瞬間を感じたいから、やる

全ては自分のわくわくする感情を大切にするため

最初のこの気持ちを忘れない、と自分に約束する

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