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2024.2.17③『自由慄を語る柔らかい旋律』

日記③です

夜は梨さんと朝宮さんのトークショーを聴きに行く

(1日に2回、2時間ずつのトークショーに向かうと脳みそが幸福でグチャグチャになります気をつけて)


入れて嬉しい夜の書店
木下龍也展の短歌も暗闇の中でした


閉店後の書店の雰囲気を味わえる贅沢


東京駅から歩いてきたので、開場(入場)時間から少し遅れてしまう。大体真ん中くらいの位置に座ることができた

開催時刻になり、朝宮さんが階段上から降りてくる。梨さんはパーテーションの裏側にいるため顔は見えず。穏やかで聞きやすい声の二方のトークショーが始まった



※内容の深いネタバレはしないように心がけますがこんな話をしていたという事は書かれています







インターネットの洒落怖やSCPの有名なものは読んでいるが、怖い話、ホラーに詳しいわけではない
けれど梨さんの作品は『怖い』と同じくらい『面白い』
面白い理由をトークショーを聴くにつれ、分からされた


自由慄のはじめの構成の話
話を聞けば聞くほど梨さんはとてもロジカルな人なのだと理解する。膨大かつ緻密な構成をまとめあげ、自由慄が完成したのだ。凄すぎ

オモコロの記事についても話が聞けた

あみだくじ

クロスワード

しりとり


梨さんの書く話は物語が進むにつれて謎が解かれる
せっかく隠されていた恐怖(得体の知れないなにもの)が嬉しそうに少しだけ姿を見せるような(しかし全ての姿を見せる訳では無い)テイストは本当に魅力的だと感じる

異化効果についての説明を聞いた時に感じた、謎としての美しさと同等の恐怖

前回のトキキル(謎を解かないと服が買えないアパレルブランド)にて梨さんの服も販売されていたが、しっかりと怖く、謎を解いてもその全貌は分からないままだった(詳細は後述)



「今からふせったーにネタバレを投稿します、これは会場の人かアーカイブを見た人しかみれません。合言葉は××××××です。」


ビックリした
こんなトークショーあるんだ(あるんだね)

あくまでも淡々と、微笑みさえ浮かべていそうな柔らかい声で、自由慄の本質的な話を語る梨さん。とつとつと語られる根幹に一読しただけでは分からなかった驚きと感動が味わえた……というか、私はなんも分かっていなかった

わかる人いるのかか?謎解きベテランなら分かるんだろうな…

質疑応答の時、女性的描写に造形が深いことについての質問が出たが、回答を聞いて

そ、そうなんだ〜っ!

と驚く。聞けてよかった。質問者の方、ありがとう…

最近好きな人、幼少期からインターネットに触れている人が多い


私も小説を書いて文学フリマに出すことがある。次の作品は、書き終えたら口に出して音を確かめてみようと思う

今考えているのは死体を埋める内容だったので、ここまで緻密な構成を作ることは難しいかもしれないが、少しでも面白いものになるように頑張りたい

サインにぷくぷくシールが貼られている
嬉し〜


サインをいただいた時、トキキルのお話をさせていただいた
まだ分からないことが多くて…と言うと、なんてことの無いように


「あれは答えが××××××××でしたよね。そして××××が××××でしたよね。つまり、本当の××は××××ではなく××××なのかもしれませんね。そうすると……」


う、うわああああああ!!
(ありがとうございました)

帰りに木下龍也さんの短歌ガチャをまわす
くちづけのあとも敬語を続ければあなたの森で迷わずに済む


好きな短歌がまたひとつ増えました


終わりです。①、②、③にわけで書いたけとま、本当に濃密な一日だった。最高〜






トークショーの帰り道、中学生だった時の友達Mちゃんことを思い出した

友達は、
××××××

と、Twitterに呟いて、

それからMちゃんに会えることはなくなってしまった。

友達に会えたことはない
会えたことはない
会えたら


「死後の世界が救いになったら嫌だなと思っています。幽霊、いるといいですね」



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