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【読書メモ】IAシンキング

読書の目的と答え

Q. IAの具体的なタスクって何?

A. IA(=情報アーキテクチャ)のタスクは、収集した情報を組織化、構造化し、サイトストラクチャとナビゲーションの設計を行うこと。また、画面自体の設計も行う。

学んだこと

情報アーキテクチャとは

情報アーキテクチャ(Information Architecture)とは、最終デザインの元になる設計図を作る作業である。この設計図で情報を「見つけやすく、探しやすくする(Findability)」。(※「わかりやすく、理解しやすくする(Understandability)」ことは情報デザインの役割。)

情報アーキテクチャのアウトプットは見えにくいものが多いので具体的にタスク化する必要がある。


情報アーキテクチャのタスク

情報アーキテクチャのタスクは大きく分けると以下になる。

・ラベル設計
・サイトストラクチャ設計
・ナビゲーション設計
・インタフェース設計(画面設計)

ラベル設計では今後の設計のために情報を収集、整理、分類、構築を行う。
サイトストラクチャ設計では作成者がWebサイトの全体像を俯瞰できるようにする目的でサイトマップを設計する。
ナビゲーション設計ではユーザが目的の情報までたどり着きやすくするためにナビゲーションを設計する。
インタフェース設計では、ユーザの目的達成のためにワイヤーフレームを作成する。


サイトストラクチャ設計

上記タスクの中のサイトストラクチャについて詳細に書く。

サイトストラクチャ設計の目的は以下4つになる。

・デザイナーがナビゲーションを設計する
・顧客がWebサイトのおおまかな構成を理解する
・プランナがユーザの動きを企画する
・エンジニアがファイル生成場所を確定する

そのため、メニューとコンテンツの関係やページのアクセス数、コンテンツのデータベースなどの情報がサイトストラクチャに含まれる。これらの情報は使用目的に応じて使い分ける必要がある。抽象度の高い、要点をおさえたサイトストラクチャをハイレベルサイトストラクチャと呼ぶ。

ハイレベルサイトストラクチャを作る際には各ページをグルーピングすると整理しやすい。このグルーピングは以下4つの分類が例としてあげられていた。

・トップページとその他コンテンツ群
・メインメニュー類
・サブカテゴリー
・詳細コンテンツ群

ハイレベルサイトストラクチャはサイト全体で「何が解決されるのか」「何が伝えられるのか」といった要点を伝える時に有効である。


ネクストアクション

Webサイトやアプリ制作の際には情報アーキテクチャのタスクも必要なので工数として見積もり、収集した情報に基づき根拠のあるサイトマップやワイヤーフレームの制作を心がける。

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