性急な5類引き下げに見る流行病対策の転換点
皆さん、こんにちは。かんおさです。
今年一発目の記事は、流行病の記事となります。
過去の記事で書いてきた通り、流行病との戦いを経てきて、皆様、何とかここまで生き延びてこられましたね。ありがたい事です。
これも、初期の政府の動きや世界の英知が終結した結果であり、更には医療従事者の皆様の身を賭した奮闘のおかげであり、私を含め皆さん一人一人の頑張った結果であると思います。
何より、私がこうしてこの記事を書いていられるのも、そう言った人々の頑張りがあってこそだと実感しております。
本当にありがとうございます。
さて、題名にもある通り、今回の話はそうした流行病のお話になる訳ですが、皆様の周りでは流行病に対する意識もだいぶ軟化して、3年前の日常に近い感覚になってきたのではないでしょうか?
私は都心で活動しておりますが、観光客も多くなり、活気が出てきたなと感じております。
流行病の当初はゴーストタウン化していた各所にも、人が戻り始めている雰囲気を肌で感じています。
そんな状況を見てなのか何なのか、政府は今まで流行病をなんちゃって2類相当で扱っていたのですが、5類に引き落とす事を検討(笑)し始めたようです。
そんな状況について、この状況を見守ってきた私として、どうしても一筆書かねばならないと感じましたので、所感をここに残しておきます。
5類にすると何が変わるのか?
まずここをしっかりと抑えておきましょう。
この記事が分かりやすいと思いましたのでご紹介しておきます。
もし政府が特別な措置を取らないまま5類になった場合は、簡単にまとめると以下の通りになります。
こうしてまとめると見えてくると思うのですが、実は国民側からするとお得になるところって殆どないんです。
しかし思い返せば5類引き下げへの意見って、当初から結構頻繁に出ていましたよね。
ですから、この記事をお読みの皆さんの中にも、5類になったら状況が良くなるんじゃないか?という漠然とした期待感みたいなものを持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、現実的には、この5類引き下げによって一番楽になるのは行政側の方です。
特に保健所の方で監督義務がなくなりますので、実態把握や病床確保と調整をする必要がなくなり、そこに割いていたマンパワーが浮くことになります。
あと、医療従事者の皆様の負担が軽くなるという事は多少あると思います。
主に事務的な作業としての部分は減るんじゃないかなと。
ただ、これは後から触れますが、患者数は減らないので、医療従事者のみなさの負担はさほど変わらないと、私は思っております。
では、なぜ、皆さん5類にしたがっていたのでしょうか?
私から見ると意味不明な話なのですが、一つだけ、思い当たる事があります。
それは、5類になるという事は、流行病との戦いが終わったという転換点を表しているからです。
5類神話・マスク不要神話 現時点でそれは幻想
ここ最近、5類への引き下げを望む声と同じように、高まってきた意見があります。
それはマスク不要論です。
これは特に経済を中心に語られる論客たちの間から、私はよく耳にしていたので、何でかなーと思っておりました。
もう流行病は終わったのに、いつまでマスクをしているんだ。
マスクを外せないのは日本人の同調圧力のせいだ。
等々の意見は、ことあるごとに聞こえてきました。
なるほど、そう思いたくなるのは凄く良く分かります。
だって、大抵の方はマスクをつけるのが大好きという事は無いでしょうから。
外したいんだなー、という気持ちは良く伝わってきます。
その気持ち自体は共感できますし、私も気持ちだけなら納得は行くんですよね。
ただ少しだけ論理的に考えてみれば、ちょっと腑に落ちない訳です。
それって貴方のかn(以下ひろゆき
この「いつまでマスクつけてるんだ論」を語る方の多くは、着けたくないからやめれば良い、周りがつけてるから俺たちが外せないじゃないか、と言っているようにしか、私には聞こえないんです。
いや、私の感覚としては、人のいる場所でちゃんとマスクをつけてくれれば、問題は無いんですよね。
でもマスク不要論を唱える人は、そうではなくてどんな時でもマスクは外したいらしいのです。
それはちょっと、まだ時期尚早だろうなぁというのが私の偽らざる感想です。
何か皆さん忘れている方もいらっしゃるでしょうけど、この流行病の厄介なところは、自覚症状が無くてもウィルスをまき散らすことですからね?
だから無症状でも健康でもマスクをして周りにまき散らさないようにしましょうね、というお話なのですが、それが今なおもってしても、どうにも理解されてない気がします。
ちなみに初期の段階ではエアロゾルがーとか言ってましたが、それ以上に飛沫(唾液の塊)が飛ぶのがマジでヤバいとなっているので、マスクの有効性が見直されてきた経緯があります。
実際、海外ではちゃんとマスクをする場所が増えてますので。
マスクをしてもエアロゾルは防げないですが、飛沫はどんなに薄かろうが何だろうが防げますので、そこが寄与しているっぽいんですよね。
なのでマスクをつける利点は、凄く大きいと世界でも見直されてきました。
一方でマスクを外す利益というかそういうものが、感想以外に出てこないんです。
何か経済に絡めて語る方もいらっしゃった気がしますが、私はちょっと何を言っているのかわからない状態です。
そういうと、子供の成長がー情緒がーと語る方もいらっしゃるんですけど、私から見れば、24時間365日マスクをつけてるわけじゃないのに、何を言っているんだ? としかならないです。
そんな訳ないでしょう。むしろ、声とか仕草とか雰囲気で伝わるでしょう?
むしろ私としては、見かけだけで物事を判断しなくてかえって良いんじゃないか?位まであります(暴論)
そう言った私の意見を代弁して下さっている記事がありましたので、ご紹介しておきますね。
ただし、この記事を読んで一つだけ見落としていたのが「耳が聞こえない人」への配慮です。
確かに、口の動きが分からないと読唇できませんよね。
これは大問題だなと思いました。
ただ、これは社会の方が適応していくことで、改善していければ良いなと願っております。
ちなみに、私はどうしてもマスクを着けたくないなら、それは仕方ないと思っています。
着けることを強制するのは違うかなと。
同様に外せと強要されるのも違うと思います。
ただ、ちゃんとマスクの有用性と、後に語ります流行病のリスクを知った上でご自分で判断される事を願ってやみません。
じゃないと、ご自身が罹患したり、近しい人にうつしてしまったときに、人のせいにしそうですからね。
なのでご自分で全てを背負った上で決めて頂ければと思います。
さて、5類引き下げの話と一見何の関係もないマスク不要論をご紹介したうえで、私の意見を書いてきた訳ですが、何でそんなところに論をもっていったかと言えば、理由があります。
実はこの2つの論は、どちらも同じ特性を持っているからです。
それは、先ほどの5類引き下げのお話でも触れました通り、この二つの論は、ある事を象徴しているのです。
5類への引き下げ、そしてマスクが不要な状況。
そんな状況にもしなれたなら、それは流行病との戦いが終わったという事を示す明確な証となるからです。
意識しているのか無意識なのかはわかりませんが、皆さん、それを望んでいるのでしょう。
もう流行病の話は、こりごりだ。早く終わりにしたい。
だからこそ、この話が不自然なまでに大きく取り上げられてきているのだと私は感じております。
ですが、ここまでこの記事を読み進めてきてくださった皆様なら、何となく察せられるのではないでしょうか?
これは順序が逆なのです。
流行病との戦いが終わった時に、その話が自然と出てくるのであって、この話を出してきたから、戦いが終わるわけではないのです。
ちょっとわかり辛い表現になってしまいましたが、どうもこの話をすることで、流行病との戦いが終わったという空気を作りたいと願っている節があると私には感じられます。
しかし、残念ながら現実は過酷であります。
私から見れば、まだ流行病との戦いは終わってません。
では、現状をしっかりと見ていきましょう。
わかってきた流行病の正体 こいつヤバい奴だった
では、最新の知見を基に、改めてこの流行病の特性について復習していきましょう。
実は昨年の春に、一本の論文が投稿されそこから漠然と疑われていたこの流行病の特性に注目が集まりました。
この記事を読んで、私は過去の意見を一部修正しました。
実は過去の記事において、ある程度暴露・感染して免疫誘導すれば問題ないと書いていたのですが、ちょっと甘かったようです。
すいません、昔の私の記事を読んでちょっと流行病を舐めてかかった人がいらっしゃいましたら、お詫びして訂正します。
私が思うより、こいつめっちゃヤバいやつでした。
脅すつもりは毛頭ないのですが、事実は事実なので、ちゃんとお伝えしておきます。
結論から言えば、流行病にはなるべくかからない方が良いです。
巷では、流行病はただの風邪とかのたまわっている方がいらっしゃいましたし、今もいらっしゃるでしょうけど、とんでもないですよ。
確かに殆どの運のよい方は、それで済むんですけど、この特性を知ってしまうと間違っても「うわ、このウィルスざっこ♡」みたいには言えませんて。
で、上の記事が何を証明したかと言えば、この流行病の重症化するメカニズムと特性です。
凄くざっくりと説明しますと以下の通りとなります。
・このウィルスは免疫系に感染し壊す
・それによりサイトカインストームが起こり重症化する
この流行病の病理的な特徴は、免疫系の暴走を引き起こし、サイトカインストームを発生させることで重症化、やがて死に至るというものです。
なので実はウィルス本体が云々というよりも、サイトカインストームの方が厄介まであります。
免疫系が暴走する原因として、実は人体が直接持っている免疫系で作られた抗体が引き金になっている可能性があり、mRNAワクチンで作られた抗体にはその傾向が見られないという驚くべき結果が書かれております。
mRNAワクチンを打っていない人は、この流行病で重症化する確率が上がるというデータを計らずとも一致しているという事ですね。
また、この流行病の厄介なところは、Long COVIDという症例に象徴される通り、無症状化してもなお、様々な症状が残るところにあります。
実はかくいう私も実感しているんですけど、私のお恥ずかしい闘病記をお読みいただいた方はご存じの通り、私はワクチンが打てません。
お医者さんから止められているからです。
なので「あ、これ流行病にかかったかも?」という症状が出たことがこれまでに何度かありました。
いずれも熱は出ませんでしたし、その度に1日で快方に向かったため、気をつけながら生活を送っていた訳ですが、その後辺りから、とある症状にずーっと悩まされています。
それは思考がうまくまとまらなかったり、凄くムラがでるようになったんです。
何というか何かを書こうとしてその数瞬後にふっと意識が消えて何しようとしたか分からなくなるというか、思考が上手くつながらなくなったんです。
こちらの記事を書かなくなったのも実はそういう背景があります。
記事を書いて文字を繋げているんですけど、突然切れて、その先が書けなくなるんですよね。
俗にいう、ブレインフォグという症状に合致します。
あと2回目にかかったかもしれないと思った後は、1か月半ほど、原因不明の脈拍異常が見られました。
具体的には、安静時で心拍数が常時150を超える事が頻繁に発生していました。寝ているときは70位まで落ちてましたけど。
心電図等つけて検査もしましたが原因は特定できてません。
私は、これもLong COVIDの一種だと思っています。
これらの症状は、人によってまちまちであり、ちょっと調子が悪いなと感じる程度のものから、生活に支障をきたすものまで様々です。
海外でも研究は進んでいて、子供たちの間でもこれらの症状は確認されております。
で、最近になってこのLong COVIDの原因なんじゃないか?と疑われるものが徐々にわかってきました。
記事を要約すれば、血栓が様々な症状を引き起こしている可能性が濃厚だという結果です。
血を固まりにくくする薬を投与したところ、一定の効果が認められたとの事です。
素人がそんな薬を使うのはご法度ですので民間で対策するのは無理です。
じゃあ、何で血栓ができるのか?という謎は完全には解明されてないものの、光明は見えております。
https://www.pnas.org/doi/full/10.1073/pnas.2203437119
やはり免疫系の異常が厄介で、この辺りを上手く阻害する治療薬が出来れば重症化を防ぐ治療を確立できそうですね。
あと一歩という所までは来ております。
ちょっとネガティブな話となりましたが、基本的にはmRNAワクチンを規定数(この記事の段階では75歳以上は5回,成人は4回)接種していれば、重症化するリスクはかなり低くなるという結果も出ておりますので、感染対策を講じつつ、普通に生活していけば良い事になります。
閑話休題 実はソリリスに助けられていた私
例の闘病記に書いております通り、私は視神経脊椎炎と診断されて、更に運のよい事に、治療薬としてソリリスを投与出来ており、結果として日常生活に何ら支障のないところまで回復しております。
そのソリリスさんは、まぁ、一部問題がある薬ではあるものの、私は凄く助かっていたので、感謝しながら投薬を今も続けています。
で、実は最近、そのソリリスさんが凄かったという事が分かってきました。
記事を要約しますと、ソリリスが流行病の重症化を防いでいるという事です。
これは目から鱗である一方で、納得の結果でもあります。
先ほどの流行病の正体でも書きました通り、肝となるのは免疫系の暴走によるサイトカインストームです。
私の疾病も免疫異常であり、原理としては同じところに属します。
だからお医者さんはあえてワクチン打たせなかったんだなぁとか、あの時、かかったと思ったけど重症化はしなかったなぁとか、色々と腑に落ちるところがあったりました。
そして何より、タイミング!
私の難病発覚が1か月でも遅れていたら、私は流行病にやられていたかもしれません。
本当にギリギリではありますが、凄い時期に凄いタイミングで私は適切な処置を受けて今ここにいる訳です。
うーむ、これは誰かに救われてイキロと言われている気がします。
何の神様仏様かはわかりませんが、そういう流れのようなものに感謝しつつ、そして何とかここまで世界を繋げてくれた皆様に感謝しつつ、この記事を書いているという訳です。
ありがとう、皆さん! 私は今日も多少は元気です(某宅急便風)
ゴール それは治療薬の開発と浸透(ここ重要)
「じゃあ、何だよ、どうすれば流行病との戦いは終わるんだよ!?」と思われる方もいらっしゃるでしょうから、私の考えるゴールを今一度、示しておきたいと思います。
これは今までの記事にも散々書いておりますのですが、治療薬の開発と浸透が最低ラインです。
イメージとしては、流行病を発症した人が近所の町医者に行って、その場で薬を貰い、家でゆっくり休んで回復という流れです。
ようは普通の風邪をひいた時と同じかかり方ができれば、もしくはその道筋が立っているなら、終息宣言に向けて動いて良いと思います。
では、今、皆様の周りを見渡してそうなっていますか?と言われたら、首を横に振るでしょう?
やっと波を超えたばかりのこの状況ですら医療ひっ迫のギリギリ限界で、救急車も捕まらないような状態でした。
これで終わりでーす。もう大丈夫ですよ!とか言われて、誰が納得するのでしょうか?
最低でも、治療薬が十全に行きわたってないと話にならないのです。
では、その肝心の治療薬はどうなっているでしょうか?
この流行病との戦いが始まった当初と比べれば、だいぶ充実してきました。
今回は、町医者で処方できる話に限るので経口薬の話になるのですが、そうすると本記事執筆時点では「ラゲブリオ(モルヌピラビル)」一つしかありません。
インフルエンザのタミフルの様な特効薬と呼ぶにはやや弱いものです。
ちなみに、初の国産治療薬として期待の持たれたゾコーバですが、やはり当初の話から漏れず、期待外れであったようです。
確か政府が肝いりで200万人分を買い上げたはずですが、蓋を開けてみれば現時点で1万人前後にしか処方されておりません。
それはその通りで、この薬は効果の割に禁忌項目があまりに多く、医師の視点で見れば使いづらい薬ともっぱらの噂でした。
元々、軽症の皆さんの多くは寝てたら治るわけですから、わざわざ副作用が出そうな薬を処方するより、解熱剤と鎮痛剤で耐えてもらった方が良いでしょうという話になる訳です。
なので、初期の治療で気軽に使える薬という点で言えば、まだ登場してないか、流通するほど確保できてないため、市勢には届いていないというのが現状です。
この状況で、仮にマスクを外して5類に引き下げたら、どうなるかは、想像したくはないのですが、ちゃんと語っておきましょう。
何があっても医療従事者のせいにしないで欲しい
政府が悠長に5類がーとか言っているので、世の中の空気としてはもう終わったという緩い感じが出ているのを皆様も感じているでしょう。
ですが、実際の医療現場の状況は割と悲惨の一言で、もうとっくに限界を超えています。
私は2週に一回、病院に足を運んでいるので、その状況を肌で感じてきました。
今回の波の中でも、医療現場の皆様方は必死にその役割を果たそうとしてくれているのを見てきました。
流行病に直接かかわる医者でなくても、結果として医療リソースが不足すればドンドンしわ寄せが進みます。
私の主治医の方も、目の周りに隈を浮かべながら、力ない笑顔で頑張っておりました。
多分、そっとサンドバックを差し出したら、奇声をあげながらいきなり殴りだすんじゃないかと思う位には疲れていたと思います(あくまで個人の感想です)
処置室や採血室、病院のどこに行っても人人人の波で、それに追われて懸命に作業を続ける皆様の姿を私はこの3年、ずっと見てきました。
ナースセンターの天使たちは、行くたびに人が変わりました。
辞めた人もいれば、倒れてた人もいますし、人が足りなくて配置換えしてたこともあったようです。
医療現場はとっくに限界を超えているでしょうし、それでも必死に回そうと努力して下さっている姿を見て、私はこれ以上頑張れとは口が裂けても言えません。
もう良いよ、休んでくれと言いたくなります。
けど、それは望んでいる言葉ではないでしょうから、応援はします。
ただ、これは私の覚悟であり本心でありますけど、それで手が回らなくなり私の病気が進行してしまって、仮に私の命が尽きたとしても、医療従事者の皆様の頑張りを見ていた私からすれば、それはもう仕方ないと思えるくらいには、理解しているつもりですし、今まで本当にありがとうと言えるくらいには感謝しております。
そういう状況です。
きっと現場に来ないとこの空気感は理解できないでしょう。
だから、私は今回のこの記事を書きました。
私にしか書けないと思ったからこそ、書いてます。
現場は本当に頑張っています。
たかが患者の一人ではありますけど、暴動も起こさず、ストライキもせず、本当に黙々と頑張ってくれています。
ちなみに患者は逆に暴動起こしてます。チラホラやってます。マジで邪魔なので勘弁してくれ。
だからこそ、声を大にして言いたいです。
この先、もし医療崩壊しても、何人死のうが倒れようが、もう医療従事者のせいとか言わないで欲しい
今まで大丈夫だったから、これからも大丈夫。
もう大丈夫だから、マスクを外して5類に下げて、平和を謳歌しよう!
私は、政府がこれを後押しする形を見せた時点で、もうだめだなと覚悟を決めました。
ただ、もし仮にこの記事を見て下さった皆様の中に、真摯に受け止めてくれた方がいらっしゃったら、ありがとうございます。
そんな方に向けて、もう一度言います。
今の時点ではまだ、終わってないんです。
ただ、そういう雰囲気であることは止められないので、多分、これからドンドン状況は酷くなるでしょう。
ワクチンの接種率は下がってます。
慌てて4回目を打ちに行ってくださった良心的な方はまだ良いのですが、舐めてかかった場合は、もうこの先どうなるか、わかりません。
マスクをしたくない人は多いでしょう。
だから免罪符が得られれば皆さん外すでしょうが、その場合は波が来たときに大変な事になるでしょう。
その時、医療崩壊は免れません。
今のワクチン4回接種率が30%台で、マスクをまだつけてる段階でこれです。
だって、何も解決してませんし何も変わってないんです。
今までの状況から好転する要素は何もありません。
維持が限界だったのですが、そこから悪化したら防げません。
病院と密接に関わっている施設が優先的に受け入れられる事になるでしょうから、あまり病院と縁のない市勢の皆さんは取り残される可能性が高いです。
今回の波もかなりぎりぎりだったんですけど、都民の皆様はどれだけ実感できているでしょうか?
多分、ほとんどの方は軽傷で済んだので、意識で来てないんじゃないでしょうか?
救急車の出動率が95%以上が常態化したんですよ?
今回の波でコロナの死亡者数、1日の最大数更新したんですよ?
その状況で何も好転する要素が無いまま、5類協議?
寝言は寝てから言って欲しい、本当に。
ちょっと政府の皆さん、私のかかってる大病院で1日仕事してみたらどうでしょうかね?
あの地獄を見れば少しはわかるんじゃないですかね?
そんな感じで、本当に今の政府は特に事、流行病について現場の意見が全く通ってないんだろうなと感じる対策しかしていません。
初手の菅さんのワクチン確保が英断すぎて、その後のグダグダ感が半端ないですね。
なので、ここに来られてここまで記事を読んで下さった皆様には、その未来が来る可能性がある事を念頭に置いたうえで、備えをしておくことをお勧めします。
もし医療崩壊したら、救急車は来ません。
医者にはかかれません。
5類になったら今まで受けられていた隔離措置に伴う物資の援助は見込めません。
重症化したら費用は自費です。
ワクチンをちゃんと打たれている方なら、重症化のリスクは低いので、咳止めなどの市販の薬と、籠れるだけのレトルトな食事を用意しておきましょう。
もしワクチンを打ってない方は、すぐにうちに行きましょう。
どの道、もうすぐワクチン接種は打ち切られて以降は自費になります。
私のような重症化リスクが高く、病院へ通っている方はホットラインを確認しておきましょう。
救急車をあてにはできませんから、その他の手段を使えるように準備しておくと安心ですね。
そんな感じで、今後来るであろう更なる波に備えて、対策しておくことをお勧めしておきます。
そして、重ねて申し上げますが、そうなって欲しくないですが、もし医療崩壊して大変な事になってしまったとしても、お願いですから医療従事者の皆様を責めないで下さい。
今まで本当に頑張って下さってきたのですから。
もし次の波を超えられなくて医療崩壊を起こし(というか既に起こしてるが)、更に死者数が増えたとしたら……
それは政府の怠慢のせいです。
国民の気のゆるみのせいです。
つまり、嘘ばかり信じて流行病を舐めてかかった全ての皆さんのせいです。
重ねて申し上げますが、医療従事者の皆様は出来ることを精いっぱいやって下さってます。
これだけは肝に銘じて、そしてこの難局を乗り切っていきましょう。
頼むから使える治療薬が早く浸透して欲しいと願ってやまないです。
来ると分かっていれば備えられます。ぜひ、今の内に備えて難局を乗り切っていきましょう。
そして私自身もそうですが、ここを読んで下さっている読者の皆様が、無事に暮らしていけるように願っております。
今回はここまで。
お読みいただき、ありがとうございました。
こんにちは! 世界の底辺で、何とか這いつくばって生きているアラフォーのおっさんです。 お金も無いし、健康な体も無いけど、案外楽しく生きてます。 そんなおっさんの戯言を読んでくれてありがとうございます。