見出し画像

vol.2 環境を変えるきっかけ

こんにちは、こんばんは
かのんです。

2回目、環境を変えるきっかけになったこと。

わたし、多分自分で決めてきたことが少ない人生だったと思うんです。

環境を変えようと思ったきっかけは大きくそこにあって、「自分の人生の主導権」を手に入れたいと思ったからだなと。

いや、普通に就職も住む場所も
全部自分できめてるでしょ?普通。

って思うじゃないですか?
わたしはもしかしたら特殊なのかもしれないけど、一つの事例としてこんな簡単なことでも自分に負荷をかけてこれるんだって思ってもらえたらと思います。

親からの無言の圧力

わたしの人生で、親からの無言の圧力があったことはとても大きな影響だったと思います。

無言の圧力なんて無視すれば?
って思うでしょう?

わたしもそう思ってました。

でも、無視できないんです…親からだと。

わたしの場合、圧力は小さい頃からありました。
それは、「好き、自分がやりたいことなら続けられる」ということから始まったんです。

具体的にはピアノ。
3歳の頃から好きで始めたピアノでしたが、中学生には飽きていました。
それは、なぜかといえば、
わたしは音楽を作りたくて好きになったけど、古典的な音楽には興味が持てなかったし、自分の好きな音楽ではなく、自分のテクニックを披露する発表会も好きではなかったから。

今では、こうやって理由を言語化できますが、子供のときにはその能力もなかったし、説明もできない。

親としては「好きなことをやっている」という誤解が生まれる。

好きなことをやらせているんだから
好きならやればいい
という言葉や態度が、わたしにとっては苦痛でした。

その先、わたしは好きなことに苦しめられる時期を送ります。

好きだから仕事にしたいと看護師をやりたいと言ったら、看護師の親戚の話を聞かさせる。
好きだからやりたいと英語をやったら、長く続けさせられる。

いつのまにか、好きだから〇〇したいとは言えなくなってしまいました。

好きなことをやらせているから満足
というわけではなくて、
好きなことをつづけているから苦痛
なこともあるんです。

無言の圧力からの逃亡

そうなってしまったときに、
ホントに続けられるものが好きなもの
というような考えが生まれ、
わたしはその圧力から逃げるために、
自分の好きなものを好きなだけ
選んでやり続けるというのを始めました。

それは、高校に入ったのもあり、
周りが好きなことを楽しんでいるという環境を手に入れているというのもありましたし、初めて電車に乗って自由に行動できる時間も増えて、使えるお小遣いも増えたからです。

でも、それは本当の「逃亡」ではなく
手の中の逃亡。
例えるなら、家の中で家出しただけのことだったわけです。

一つのCDショップと出会ったことで
海外の音楽に触れる機会をいただいたり
北欧に憧れを持ったり。
バンド活動を始めて、ライブをやってみたり。

一見好きなことをやっているように見えて、実際には、見つかることにびくびくしていたし、見つかって行動を制限されることは多くありました。

無価値を感じた大学時代

そんなことが続くと、大学に入っても
親の顔を伺うように生きていました。

アルバイトも親が認めたところ
サークルも親が認めたところ
22時までに2時間かかる自宅に帰る門限ももちろんありました。

東京の祖母の家に暮らし始め、
やっと24時までに帰ればいいに変わりましたが、それでも週に一度親がくる生活が続いていて自由はありませんでした。

アルバイトでいろんな人と関わる中で
どんどん能力が認められて上に行けても
楽しくはない。
彼氏と付き合っていても、楽しくはない。

そんなことを続けている中で、
当時付き合っている彼氏がうつ病になり
別れました。
楽しくなくてもやめられない自分と彼氏を苦しめた自分と向き合うなかで、自分にはなにもできることはない、自分は無価値だと思うようになりました。

今考えれば、これは、好きなことだったら続けられる、続けられることは好きなことという呪いを自分にかけていたということがはっきりとわかります。
でも、その当時はこんな自分に価値を感じる人はいないとおもっていましたし、それが真実でした。

うらやましい人を呪い続けること

その頃から、うらやましい人、私にとって理想な人に、依存してみたり、呪ってみたりを繰り返すことをしてきたようです。

ようですというのは、最近になってそのことに気づいたから。

例えば理想的なライフスタイルをしている人がいたら、その人に学んだりするわけですが、どこかで自分はそれにはなれないことが分かると、その人がやってる事業とかが失敗したらいいのにと心のどこかで思ってました。

で、どこかでその人の人生を生きれないか?と考えてたんだと思います。
その人の真似をすれば、その人と同じになれるかもしれないという幻想があったという感じです。

今となってはホント怖いけど、こころの底から応援したことはないんですよねw

きっかけになったのは『抜け出せないと気づいたこと』

そんな怖い日常から抜け出すきっかけになったのは、ある人との出会いでした。

その人の目標設定セミナーに参加して、
富士山の麓で富士山を眺めて自分に向き合ってを繰り返して、
やっと自分が自分でいいということに気づき始めました。

そんなの当たり前と言われるかもしれないけど、今まで自分の人生を自分自身で選択してない私にとって、とても大きな経験だったなと思います。

でも、ここからがホントに長かった。
そのセミナーに参加して変わり始めても、ホントには『抜け出せない』というのを3年くらい繰り返したんですね。

それに気づいたのは、去年の話。

自分自身と向き合う不思議なワークに参加して、自分の元型を見つめていく中で、どうしても止められる、突き抜けない何かがあったことが悔しいと感じたのがきっかけ。

初めて自分を自分でどうにかしたい
というのが明確になったのです。

さらなる出会いで劇的に変化

ワークに参加して、このままだと自分では変わらないと思った私が出会ったのは、やじるし屋さん。

そこから、にぎみたまというユニットのあるセミナーに参加したのをきっかけに、国内を飛び回れるようになります。

今まで、旅行に行ったことはあるけど、
毎月プライベートで出かけることはなかったし、大阪から先って数えるほどしか行っていなかったし、のりたいと思ってた深夜バスや懇親会に最後まで参加したいなら参加できるし…。

今までだったら止められていたことが、
にぎみたまのメンバーや一緒に受けてる仲間をみてる中で、うらやましいからではなく、自分が好きなことをちゃんとやれるという環境を強制的に作れました。

そこから、自分を変えるのは環境でしかないんだという考えを持つようになりました。

おわりに

結構長くかいてきましたが、自分が好きなことをやれるというのは、ホントに気をつけてないとどんどん鈍っていくと思います。

好きなことに気づくためには、
自分が好きなことに敏感でないとできないし、気づいたら人が好きなものに依存していたり、好きなものが何かに気づかなくなったりしていきます。

今、自分が好きなものはなんだろう?
今、したいことはなんだろう?
と考えてみた時に、1つも浮かばない、もしくはその選択肢にワクワクしないなら、一度環境を変えることに取り組んでみるのをお勧めします。

私がやったことも含めて、
簡単な環境の変化のおすすめを次回から書いていこうと思います。