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【14芝居#10】見た目から入る恋はタチが悪い

こんにちは、会社員役者のかのんです。

オンライン一人芝居上演まで後5日。通常の舞台であれば小屋入り(実際に劇場に入ること)前最後の稽古日のような心持ちです。

これまでの記録は↓から

昨日に引き続き、今日は仮組みした舞台を使って稽古しています。まだまだかたまっていません。自信を持てるまでひたすらに繰り返して、調整していきます。

そんな中で感じることが"見せかけだけに頼ってはいけない"ということ。

見た目のインパクトや分かりやすさも大切ではありますが、それだけに拘ってはいけません。今日は稽古をしながら感じたことを書き留めます。

美人は三日で飽きる

という言葉があります。見た目だけで引きつけたコンテンツは深みがないためすぐに飽きがきてしまうのだと思います。

余程突拍子もない演出をするなどしたら強い印象を与える事はできるかもしれません。私が今後の活動においてそれを売りとしたい場合には大切ですが、そうではありません。

確かに、これまでのオンライン一人芝居を作る中でも、初めてお芝居を観る人でも分かりやすいように、入りやすいように心がけています。その為、視界に入るものや、演技は写実的というよりは少し誇張した表現を用いています。「強制朗読事件」や「イタい女コンテスト」を観ていただけると分かりやすいかと思います。

上記の作品も、ただ「YouTuberっぽく」だとか「分かりやすそうなキャラクター芝居で」というやり方にこだわり過ぎてしまっては、作品自体の内容を味わうこともできなければ、役者としての私を見ていただけません。

お芝居に対して、「もっと知りたい」「もっと見たい」「気になる」等の気持ちをくすぐる事ができなければ、せっかく作った作品を見てくださった方がいたとしても、その人の心に役者として深く印象づける事はできない、と考えています。

自信がないとハリボテを豪華にしがち

「見た目だけを気にしてはいけない」「中身が大切」という事は多くの方が頭ではわかっている事だと思います。それでもなぜ見た目だけに拘ってしまうのか。それはきっと中身に自信がないから。

分かりやすいのは仕事でクライアントに対して提示するプレゼン資料。「しまったこれ、中身がない」「雰囲気だけ伝えれば切り抜けるか?」という甘えがあったとします。そこで、資料の見た目だけに拘って、ビジュアルで相手の気持ちを引いて、中身の粗さを濁す。そんなことをした経験、そんなことをされた経験はないでしょうか。

お芝居も同じ事があります。演者があまりの大根演技であったとして、それを補うために演出の仕掛けや見た目をこだわることで視線をズラす。そう感じる作品も正直ちらほら見かけます。

今回そうならないためにも、作品の理解を深め、自主稽古を重ねています。

明日は自宅を劇場化します!

ついに明日、25日(日)に実際の舞台を組んでいく様子を大公開しちゃいます。入退場自由(無料)のため、是非気軽に遊びに来てください。

告知

■応援お願いします!

今回のオンライン一人芝居のほかにも複数の形で表現活動に挑戦しています。「いいな」「今後に期待したい」と思っていただけましたら下記より応援いただけましたらとても嬉しいです。

■14日後に日の目を観るオンライン一人芝居

オンライン一人芝居のzoom番組「モノステ」にて、4回出場のうち3回視聴者投票1位!3回優勝の副賞として脚本家・映画監督の渋谷悠さんに、私の話をもとに完全新作の一人芝居台本を執筆いただきました。

7月29日(木)が、そのお披露目の機会。出演・演出・舞台美術・照明・音響はすべて私!今だからこそ生まれた新しい挑戦を是非ご覧ください。

小出ちゃんの嘘泣き

小出ちゃんの嘘泣き_裏

モノスポpresents
モノローグ・オンラインステージ(略称:モノステ)
日時:2021年7月29日(木)21:00〜
場所:モノステzoom特設ステージ 
※zoomが立ち上がります
予約:不要
料金:入場無料・投げ銭制

※出演順、出演目安時間は確定次第Twitter・noteでご案内します
※上演時間は10分程度です

■これまでのお芝居を観てみる

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Instagram(被写体)
YouTube(一人芝居)

Twitterでは偶数日にあるある動画更新中!


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